デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

日本女子の着物の楽しみ

2009-02-05 05:34:12 | 思ったこと・気づいたこと
 着物好きなおばの還暦のお祝いが、週末ありました。年末ごろには、還暦祝いは皆で着物をて、ホテルでお食事でもしたいという彼女の意向を聞いており、先日、京都に行った折にたまたま見つけた帯を「もうすぐ着るし・・・!」と衝動買いなどしていました。

 そして、手持ちの着物と帯を合わせるために、先週、デパートの呉服売り場に小物のお買い物に行ってきたのですが、これがなんとも、ドキドキの体験です。呉服やさんほどではないにせよ、やはり呉服を扱っているところの敷居は高く感じ、行くだけですでにドキドキです。でも、さて、あのかなり特徴のある帯とグレーの着物をなじませるためにどんな帯揚げ、帯紐がいいのだろうかと色合わせを考えることは、楽しくてもっとドキドキでした。

 もともとは若かりしころは黒しか着なかった私なので、今は着る色のレパートリーがかなり広がってきていたつもりです。が、着物の色は黒はほとんど使わず、色と色をどう組んでいくのか、年齢や季節、着ていく場所や目的を含めて、それでどう自分らしさを表すのか、という独自の楽しさがあります。インテリアも普段の服装も「色」が大切だと思っていますが、着物の色合わせはまた格別です。

 店員さんのアドバイスもいただきながら、帯揚げ、帯紐、草履とバッグのセットを選びました。ついでに、なぜか風呂敷なども購入・・・(風呂敷好き)。

 当日は親族の女子老若を含め10名が、おばの家で次々と着付けと髪のセットを行い、そして4歳以上の子どもたちも着物や袴を着て、30分ほど遅れつつも、なんとかホテルにたどりつき、まずは記念撮影。その後、家族写真なども取り、お食事の会場に入りました。フレンチのコースをいただきながら、花束贈呈、いくつかのスピーチなどなど、和やかに、華やかに、しかし、子どもたちに注意・叱責し続けながら、会は進んだのでした。

          
          ショウミーとジジも袴を着ました。けっこうお似合い

          
          最後にロビーで女子だけの集合写真
          女の子の着ているオレンジの着物は私が七五三で着たもので、
          とても感慨深いものがありました。

 今回、皆が着物で並んで座っている様子を見て、一人ずつの着物の組み合わせも素敵だし、またそういう着物姿の人が集まる様子も素敵だなあと、着物の美しさを改めて実感しました。よく外国人が着物を美しいというけれど、だんだん年とともにその意味がわかるようになった気がします。そう、着物は本当に美しくて、日本女性が誇れるものだと思いました。日本女性にやっぱり合っているのでしょうね、年を取ってドレスを着こなすのは日本人はなかなか難しいと思うけど、着物なら、年を取れば取るほど、また味も出て美しいと思います。

 しかし、ここで問題が・・・。まだ自分で着られない私(帯が結べない!)、学業が一段落したら、今度こそちゃんと一人で着られるように、ぜひ習いに行きたいです。そうしてもうひとつの問題は、着物はなかなか着る場所がないということ。で、思いついたのが、やはり着物といえばお茶!お茶席なら着物は着れるし、奥の深い日本文化の話も聞けて、本当に楽しいに違いない!

 ということで、単純な私は、こちらも学業が一段落したら、ぜひお茶を習いたいと思います。着物を着て、背筋をぴっと伸ばして、いろいろな深い話を聞きつつ、お手前をいただく・・・素敵~!楽しみ~! でも、始められるのは学業を終えて、パートで働くようになってからでしょうかねぇ・・・?うーん、あと何年かかるかしら???