動物園をあとにして、国道21号線(というのかな?)を30キロほどでしょうか、北上します。キャンプ場を抜けると道が2つに分かれており、一方はハウネブンHavnebyne、そしてもう一方がグニベンへと続いています。ハウネブンはそこからユラン半島へ渡る船が出る港です。ここから車ごと船に乗ると、オーフスやエーベルトフトに行けます。
シェランズオッズとはシェラン岬という意味で、グニベンは岬の先頭。グニベンに続く道は、だんだんと両側が細くなり、向こう側の景色がなくなり、先端に行っていることを体感でき、ちょっと面白く思いました。先端の駐車場で車を停め、岬に降りていきます。
1807年9月2日、イギリス軍がコペンハーゲンを砲撃し、コペンハーゲンにあるすべての軍艦をイギリスへの引渡しを要求、デンマークはそれに応じた際、たまたまコペンハーゲンを離れた2隻がそれを逃れました。そのうちの1隻「プリンス・クリスチャン号」がここ、シェランズオッズに停泊しており、何隻かのイギリス軍艦との英雄的な戦いのもと(とデンマークでは言われている)、翌年、破壊されてしまったのだそうです。ここでデンマークの英雄のひとり、ウィレモスも亡くなったそうです。
ここは細く長い岬という地形のため、確かに海からの上陸を防ぐための砦になります。もちろんすべての岸は大切でしょうけれど、この岬の反対側には現在でもよい港があるので、それだけ船を停めやすいのだと思います。こういう地理的な見方をたまたまある先生に授業で教えていただいており、私も地形とそこからいろいろと関連してくることに興味を持ち始め、今回シェランズオッズに実際来てみたかったのでした。
さて、海に向かって降りていくと、左側を見るとちょっと落ちそうで恐い感じがしました。そして右側を見ると、まさにデンマークの先端の軍事的に大切な位置であることを感じさせるような、ミサイルや大砲などが並んでいます。高い鉄柱が立ち、レーダーが設置されています。こういったものに詳しくなくて、どれがどういうものかあまり説明できないのですが、海からの来たるべき敵に向かい、同方向にそれらの大砲が向けられている様は、なんともいえない脅威を感じました。多分、日本ではこうした光景を見ることがないからでしょう。武装することが憲法で認められていない国と、武装するのが当たり前の国との違いを感じ、武装することの重みをも感じました。落ちそうな左側も恐いけど、右側もまた違った意味での恐さが・・・。今回このような軍事施設をしばしばデンマークで見かけ、そのたびになんだかドキッとし、世界の現実を思い出していました。
岸は石がごろごろしており、子ども達はさっそく海の生物探し。他にも観光客はまばらで、戦いがあったなんて想像もできないほど静かな海でした。
子ども達が見つけた小さなヒトデ。生きているヒトデを初めて見た私です。
最初、タコかと思ってしまいました。
シェランズオッズとはシェラン岬という意味で、グニベンは岬の先頭。グニベンに続く道は、だんだんと両側が細くなり、向こう側の景色がなくなり、先端に行っていることを体感でき、ちょっと面白く思いました。先端の駐車場で車を停め、岬に降りていきます。
1807年9月2日、イギリス軍がコペンハーゲンを砲撃し、コペンハーゲンにあるすべての軍艦をイギリスへの引渡しを要求、デンマークはそれに応じた際、たまたまコペンハーゲンを離れた2隻がそれを逃れました。そのうちの1隻「プリンス・クリスチャン号」がここ、シェランズオッズに停泊しており、何隻かのイギリス軍艦との英雄的な戦いのもと(とデンマークでは言われている)、翌年、破壊されてしまったのだそうです。ここでデンマークの英雄のひとり、ウィレモスも亡くなったそうです。
ここは細く長い岬という地形のため、確かに海からの上陸を防ぐための砦になります。もちろんすべての岸は大切でしょうけれど、この岬の反対側には現在でもよい港があるので、それだけ船を停めやすいのだと思います。こういう地理的な見方をたまたまある先生に授業で教えていただいており、私も地形とそこからいろいろと関連してくることに興味を持ち始め、今回シェランズオッズに実際来てみたかったのでした。
さて、海に向かって降りていくと、左側を見るとちょっと落ちそうで恐い感じがしました。そして右側を見ると、まさにデンマークの先端の軍事的に大切な位置であることを感じさせるような、ミサイルや大砲などが並んでいます。高い鉄柱が立ち、レーダーが設置されています。こういったものに詳しくなくて、どれがどういうものかあまり説明できないのですが、海からの来たるべき敵に向かい、同方向にそれらの大砲が向けられている様は、なんともいえない脅威を感じました。多分、日本ではこうした光景を見ることがないからでしょう。武装することが憲法で認められていない国と、武装するのが当たり前の国との違いを感じ、武装することの重みをも感じました。落ちそうな左側も恐いけど、右側もまた違った意味での恐さが・・・。今回このような軍事施設をしばしばデンマークで見かけ、そのたびになんだかドキッとし、世界の現実を思い出していました。
岸は石がごろごろしており、子ども達はさっそく海の生物探し。他にも観光客はまばらで、戦いがあったなんて想像もできないほど静かな海でした。
子ども達が見つけた小さなヒトデ。生きているヒトデを初めて見た私です。
最初、タコかと思ってしまいました。