今年もバレンタインデーがやってきて、ショウミーはその数日前から「きっとショウミーは0個だから」と言っていました。幼稚園生の女の子たちがどんな男の子を好きなのかは私には皆目検討がつきませんが、確かに親子ともども「ショウミーのことが好き」という話は聞いたことがなく、バレンタインデー当日の朝も「きっと僕は0個」と言いつつ、登園していきました。
そして帰りの時間になりさよならをすると、女の子達は一目散にお母さんのところへ。見るからに「それ」とわかるかわいらしいラッピングの袋を受け取り、男の子達の間を駆けずり回り・・・。いやいや、配る、配る!数個のチョコを配る子はいいのですが、クラスの男の子全員(12人くらい)、あるいは女の子も含めて全員(22人くらい)にあげている子もいて、そういう子はリスのように文字通り駆けずり回っていました。
さてショウミーはというと、予想に反して義理チョコ2個と友チョコ1個をいただきました。昨年もそうでしたが、チョコレートをもらったときの彼の満面の笑みを見たときには、私はつい吹き出してしまうのでした。いや、それは義理チョコだし、みんなにあげているんだから、などとはとても言い出せず、ただただ「よかったわねぇ」と犬のように喜んでいる息子と一緒に喜んであげるわけでした。ああ、ショウミー、君は本当に素直でよろしい、クールに振舞うなんてことは全くできないのね・・・。
男の子全員に配っていた女の子は、ショウミーに渡しそびれて「ショウミーのママ、これ・・・」と私に渡してくれました。その後、ショウミーと友達2人が向こうにいるのを彼女が発見、その友達2人にチョコレートを渡すために走っていきました。私は遠くから彼女がその2人にチョコを渡すのを見ていましたが、どうもショウミーが自分だけもらえなかったとしょげている様子でしたので、もらった袋を高く掲げて「ショウミー、あるよ!」と叫んであげました。「それ、○○から僕に!?」と彼らと同じ袋を見て、ショウミーがジャンプしてガッツポーズをしたときのあの笑顔・・・私は一生忘れないでしょう。
今年はなんとジジも初チョコをもらい(ショウミーの友達からのお姉さんチョコ!)、そのまた反応が可笑しかったです。ショウミーのストレートな満面の笑みとは違う、それでもやっぱり嬉しすぎてにやりとしちゃう感じで、ジジはこういうタイプか、と新たな発見でした。
結局、友達のお母さんからもうひとつ、私の友人からもうひとつもらい、すべて並べて喜びの記念撮影となりました。下さった女子の皆さま、本当にありがとうございました。
私から、今年は焦げなかった恒例のチョコレート・ブラウニーを3人に。こうして今年もめでたくバレンタインデーが終了したのですが、男の子の母親になって、この日は本当に私が楽しい日となりました。2人の息子達がそわそわ、にやにや、うひょうひょしているのは本当に面白くって、毎年これから楽しませてもらえそうです。友人の小学3年生の男の子も、その日はやっぱり朝からどうしてもにやけてしまりのない顔で登校するということで、私達お母さん組はコーヒーとともに息子達のおこぼれをいただきつつ、バレンタインの話に大笑いしたのでした。