デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

学ぶとは?

2007-03-29 01:15:27 | 通信制大学・大学院
 大学からテキストが送られてきました。履修登録を済ませた8教科分、8冊が送られてきました。

 一教科あたり平均400ページくらいのテキストで、400ページ×8教科ということでおよそ3200ページを一年間で学ぶことになります。年間約300日勉強するとすると、一日あたりのページ数が10ページ・・・。これはただ読むだけなら可能な量だと思いますが、「学ぶ」となるとかなり時間のかかる量です。テキストによってはグラフばっかりのものもあって、文系の私はグラフを読みこなし、フォーミュラを覚えなくてはならないとなると、進みはかなり絶望的な感じです。これに本来ならば、たくさんの文献を読みこなさないとより理解が深まらないわけで・・・と考えているうちに、結局、要領よく学ぶことが必要になってくるのかもしれない、と思ってしまいました。私の今年度の目標は5教科、20単位分を取ることなのですが(7割でよしとしよう、というわけです)、それですら、じっくり学んでいたら無理そうです。

 来週あたりからそろそろ学習を始めるにあたって、ここではたと「学ぶとは何だろう?」と考え込んでしまいました。テキストの中にはたくさん文献が紹介されているけれど、こんなのを全部読んでいたら、一年で1教科すらおぼつかなくなりそうです。さっとテキストを読んで、リポートで求められている箇所だけ読み込んで、テストは山掛けなんていうのでは、全く学問としては邪道なのだけれど、自分の目標(ひとまずは大学を卒業する、卒業論文を書く)に近づくためには、いたしかたないのか・・・?と少々悩みぎみです。

 もし私が今18歳だったら、こんなことは考えなかったことでしょう。山掛けのどこが悪いの?だって私は遊びたいし、勉強なんてとりあえず単位さえ取れてればいいでしょう?と18歳の私なら言ったことでしょう。この年だから、こんなことで考えてしまったりするのでしょう。

 まあ、とにかくやってみるしかありません。対面式の大学とこういった通信制の大学の違いということもいろいろとあるでしょうし、教科によって進み具合もかなり違うでしょう。リポートや試験も少しずつコツがつかめてくるかもしれませんし、そういう中で、大学で学ぶことについて私なりの理解が見えてくるのではないかと思います。

 そしてテキストを読んで新しい世界が広がることに、今からわくわくしています。今まで私がわからなかったことが少しずつ、紐解けてくるかもしれません。理解することはなんと楽しい作業であることでしょう。が、ここは文系の私。先ほど書いたグラフの山のテキストを見ると、人には理解不能という分野もあるのだと思わずにいられない面もあったりしますが。それがなぜか必須科目であることは本当に恨めしい限りです。