少し前に、ホワイトカラー・エグザンプション法案が出たときに、私が最初に思ったのは「ほぼ一律に残業代を法律でカットするなんておかしい」というものでした。年収が400万円以上の人というのが900万円以上の人と修正されたものの、いつ条件が引き下げられるかわかりません。(そもそも900万円以上の人が想定20万人のみで、そういう金額をもらっている人はもともと残業代が出ないような雇用形式の人が多いのではないかと思います。となるとこの法案は徐々に年収を下げ、400万円以上の人を対象にする方向だったのではないでしょうか?)
人件費の軽減を目的にしているようですが、残業代の数万円が生活にどんなに大きな金額であるかが、主婦として私もわかるだけに、この法案は生活者に対して、また純粋に労働している人に対しての冷酷なものだなと思いました。
けれども最近になって、この法案を一度トライしてみればいいのではないかと思うようになりました。ひとつはホワイトカラーは欧米では残業はしないことが前提になっており、それでそれなりに社会が動いていることです。そうなると必然的に時間の感覚が変わってきます。時間で「割り切る」こともできるのではないでしょうか。
もうひとつは残業したくないという意識ができて、皆が家に早く帰るようになるのではないかという期待があります。これは何を幸せに思うかという個人的な価値観にもよってしまいますが、どう見ても両親がともに働いている場合、子どもには不自然な生活を強いることになってしまいます。2歳児が7時に帰宅、8時に食事、寝るのは10時になってしまうというのは自然な身体によい生活とは思えません。もし家族が幸せのキーワードのひとつであれば、残業のない社会はとてもいいはずです。
残業なし-仕事の効率を上げ、率直に話し合って進め、そして「時間的に不可能」ということを言える社会にしてみたいものです。その上で残業をしてもっと満足のできる仕事をするという選択もありなのですし(もちろん、そういう人は自分の満足や自己実現のために働いている部分もあるので、残業代がなくても文句を言うことはないでしょう)。やってみていろいろと見えてくるものもあるのではないかと思います。
まあ、現状を見ていると、NOと言ったら取引先に切られてしまうような社会文化(会社文化)が根強く、この法案は文化的に受け入れられるまでまだまだいろいろな過程をふまえないといけないのかな、まずはみんなの意識が変わらないとどうしようもないのかなとちょっと弱気な発言にならざるを得ないのですが。
ただ命に代えるほどの激務とやらはあまりに間違っており、そういう日本人の意識を変えるためにも、この法案を試してみたいと思っています。
人件費の軽減を目的にしているようですが、残業代の数万円が生活にどんなに大きな金額であるかが、主婦として私もわかるだけに、この法案は生活者に対して、また純粋に労働している人に対しての冷酷なものだなと思いました。
けれども最近になって、この法案を一度トライしてみればいいのではないかと思うようになりました。ひとつはホワイトカラーは欧米では残業はしないことが前提になっており、それでそれなりに社会が動いていることです。そうなると必然的に時間の感覚が変わってきます。時間で「割り切る」こともできるのではないでしょうか。
もうひとつは残業したくないという意識ができて、皆が家に早く帰るようになるのではないかという期待があります。これは何を幸せに思うかという個人的な価値観にもよってしまいますが、どう見ても両親がともに働いている場合、子どもには不自然な生活を強いることになってしまいます。2歳児が7時に帰宅、8時に食事、寝るのは10時になってしまうというのは自然な身体によい生活とは思えません。もし家族が幸せのキーワードのひとつであれば、残業のない社会はとてもいいはずです。
残業なし-仕事の効率を上げ、率直に話し合って進め、そして「時間的に不可能」ということを言える社会にしてみたいものです。その上で残業をしてもっと満足のできる仕事をするという選択もありなのですし(もちろん、そういう人は自分の満足や自己実現のために働いている部分もあるので、残業代がなくても文句を言うことはないでしょう)。やってみていろいろと見えてくるものもあるのではないかと思います。
まあ、現状を見ていると、NOと言ったら取引先に切られてしまうような社会文化(会社文化)が根強く、この法案は文化的に受け入れられるまでまだまだいろいろな過程をふまえないといけないのかな、まずはみんなの意識が変わらないとどうしようもないのかなとちょっと弱気な発言にならざるを得ないのですが。
ただ命に代えるほどの激務とやらはあまりに間違っており、そういう日本人の意識を変えるためにも、この法案を試してみたいと思っています。