デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

フェステラウン 2007

2007-03-01 07:47:43 | デンマークの行事
 

 今年も大使館でフェステラウンが行われました。これはクリスチャン2世時代、オランダから伝わった行事でそうですが、今では仮装をして(なぜ仮装するようになったのかは不明)、樽を叩き割り、中に入っているお菓子をもらうという子ども達の楽しみな行事となっています。

 縫い物のかなり苦手な私ですが、直線縫い・しかも型紙なしの適当裁断で今年はピーターパンの衣装を作りました。子ども達が喜んだのはもちろんのことですが、こういう姿を見て幸せな気持ちになるのも、親としての楽しみだということを今回実感しました。

 さて、肝心のフェステラウンの樽たたきですが、今年は大きい子組と小さい子組の2組に分かれて行われました。小さい子組の樽が小さくて、なかなかご愛嬌。それでもLyngbyで購入して送られたというその2つの樽は、どっしりと木で作られている本物のフェステラウンの樽で、かなり強い力で叩いてもなかなか壊れません。

          

 これまでショウミーは力が足りず、とても割るところまでは及ばなかったのですが、なんと今年、ラッキーはことに少し前に並んでいた大きなお兄さんがかなり樽をすかすかの状態にしてくれて、ショウミーが見事に叩き割るということになりました。(いつも幼稚園でつい力が余って誰かを叩きのめしてしまうショウミーに、この行事はぴったり・・・。)歓声が上がって、中心でショウミーはちょっと照れくさそうでした。

 恐らくショウミーの人生が始まって以来の名誉でしょう、デンマーク大使が樽を壊した子がなる「ネコの王様」の冠をじきじきにかぶせてくれ、大きなプレゼントもくれました。

          

 この後は恒例のフェステラウンのパンを食べ(中にクリームやジャムの入っている白いパン。上に白い粉砂糖がたっぷり乗っていて、おいしかったです)、いろいろな人とお喋りをして楽しい時間を過ごしました。子ども達もスプーンにボールを乗せて走るゲームなどもしていましたが、最後には丸めたガムテープか何かでショウミーはサッカーに興じていました。タイツもずり落ち、急にピーターパンの衣装がサッカーのユニフォームに見えてしまったのでした。