老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

弥勒池ほつほつ蓮咲初める

2016-06-30 09:41:32 | 俳句
   🐢   白蓮に少しかげりの見え初めつ



デパートが夏物のバーゲンを始めた。
冷やかしに行く。

着物を使ったリメイクや、端切れを買って自分で洋服をつくるから、買うのは二の次。
今年はどんな洋服が流行をしているか?リメイク専門の売り場へ行きデザインのヒントをもらうことが主になる。


家では、ウエストにゴムを入れた、もんぺを愛用している。
楽で良い。
上は端切れで縫った、あっぱっぱを着る。
ゆったりサイズで、これも楽である。
外出は、素材の良い物で縫った少しおしゃれのブラウス、リメイクの服を選って着て行く。
おしゃれ心が失せているけれど、外出の時のパンツだけは、身体の線にそうた既成のものを穿く。

デパート巡りは楽しい。ラッタッタ。
そして、疲れる。

    

   🍒   心太の芥子にむせし涙かな

   🍒   家族ゐて孤独をかこつ皐月闇

   
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郷愁のまくわうり

2016-06-29 09:50:15 | 俳句
  🐇   夏霞島を吊るかにクレーン立つ



お隣さんから真桑瓜をいただく。
大きな瓜は夫の好物。
この地では 「きんうり」 と呼んでいる。
黄色い色をしているから 金瓜 だと思うが。。。。。
🍏と比較すると、優に四個分もある大きさだ。
今朝、すでに、食後にいただいた。
大きいから、味も大味だと思っていたが、甘くて、適当な歯ごたえで、みずみずしく大変おいしかった。

     

夕張メロンやマスクメロンや、🍉のように大きい輸入のメロンが美味しいのは承知。
しかし、この甜瓜には、夫も、私も郷愁を感じる味なのだ。
作っている、ご近所の方もそうであるに違いない。

   ☔   瓜洗う手押ポンプをあふる水

   ☔   いただきし瓜仏壇に供えけり
   
亡くなった、ご先祖さまは、この甜瓜や西瓜は物資の無かった戦中、戦後、おやつや食料として、大いに役立ったことだろう。
私も子供の頃よく食べた。

    

飛行機が我が家の辺りを何回も旋回をしている。
我が家からの今朝の風景は山から、水蒸気が立ち上っている。
飛行場の周辺も、ガスが巻いて、着陸しずらいのであろうか?
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紫陽花の森

2016-06-28 15:45:31 | 俳句
      🐇   その中に高き朴の木夏の森



国営の森林公園へ行く。
紫陽花が二万本あり、それが今、満開というニユースを聞いて訪れた。
丘の上から、池の畔まで、雪崩咲いている。
丘の上の見晴らし台から、池に架った橋の上から、見はるかす四方が紫陽花の花に埋もれていて、それは見ごたえがあった。



白い紫陽花の花びらを紅色に縁どる、紫陽花が美しかった。
群生をなしている紫陽花は種類としては昔からの紫陽花。
品種改良をされた珍しい紫陽花は、まだ二三株、多くあって二十株どまりが固まって咲いている。





「歌合わせ」という珍しい紫陽花。
ピンク色と紫の二種類が小さな鉢に飾られいる。
これらは何年かすると、増やされて、群生になり、我々を楽しませてくれるだろう。

朴の花が咲いているだろうと、楽しみに来たが、すでに花は終わっていた。残念。

      
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うどん屋に並ぶ白日傘黒日傘

2016-06-27 12:31:42 | 俳句

ドライブの途中にある うどん屋 へ寄る。
香川県の数あるうどん屋の中でも、有名な店に名を連ねている。

昨日、行った時は、午后1時20分頃。
日曜日であったので、この時間でも長い行列が出来ていた。
他県のナンバーの車も何台か停まっている。
行列は好きでないけれど、床几が置かれ、葭簀などで、涼しくされているから、待つことに。

待っている目の前に大きなパネルが飾られている。
このうどん屋を、高い所から写した写真である。
店の周りを十重二重に客が囲み、並んで待っている写真である。
鳥瞰写真である。
隣に座っている男性が嫌味だな。。。と言っている。

私は、税務署の職員がこれを見ると、税務状況がどうなっているか、再度調べないかと、気になった。
現に、隣の県の全国的に超有名な、活魚の店。
税務所に、何千万円もの追徴課税を払ったと聞いたことがある。

待つこと、数十分。

丼の中にうどんの玉が入っている。
うどんの上の味噌漬けの大根がのっている。

おろしがねと大根が一緒に出される。
適当な量の大根を自分ですって、うどんに入れる。

元祖 醤油うどんと云うだけあって、この醤油は美味しい。
適当にうどんにかける。
すだち酢、胡麻、万能ねぎ、など好みの薬味を添える。

前に座っていた家族連れ。
うどん屋の梯子をして来たと云う。
ここのが、僕は好みだと、近くのうどん屋との味比べをしていた。

美味しかった。
宣伝をするつもりはなし。味はお好みがあるから。


     

   🍒   金蔵の絵穴より覗く灯の涼し
       絵金のおどろおどろした絵をからくりの穴から覗く)

   🍒   ご馳走は生のビールと沈黙と

   🍒   蓮咲く発心寺出で二番寺へ

   🍒   立葵鬼門抜ければ浜へ径

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公園の小動物

2016-06-26 16:34:21 | 俳句


昨日行った栗林公園。
いつもの場所にいる鳩たち。
常は近くの竹垣の上にとまったり、観光客の足元をうろうろとして、餌をねだったりする。
昨日は朝が早かった?10時は過ぎていた。
が、どの鳩も地面に寝ころがっている様子。
そばに近づいても、逃げようとしない。
飛び立とうともしない。

    🎲   朝曇地に寝まりゐる鳩の群

      

カメラを構えても、じっとしている。
薄目をあけて私の顔をみている鳩の顔の愛らしいこと。
いつもの、元気な鳩は、どこへ、、、
朝、早い時間はこんな姿で別の顔を見せているのだろうか。

   🎲   哲学者の顔する鳩よ梅雨寒し

     

私の好きな 🐢さんも、池からあがろうとしている場面に出くわした。
何十匹もいる。
こんなにいることも、知らなかった。
鯉も人影に気づいて、私の方に寄って来る。

   🎲   五月雨や亀が首出す池のへり

   🎲   鯉の池梅雨に濁りてをりにけり

     

公園では鯉の餌を売っている。
広い公園には、川が幾筋も、、、、池と池をつないでいるのだろう。
ごこを泳いでいても、我が池なのであろうか。人影を見ると餌をくれることを承知しているようだ。
牛蛙が鳴いている。
夏鶯が鳴いている。
素晴らしい場所である。

   

   🎲   ひねくれてふ枝の捩れる松の芯

   🎲   瘤あまた苔に青める松の幹


    🍒   滝音に対峙詩吟をろうろうと

    🍒   岩魚待つ息をひそめて巌陰に

    🍒   風死すやぎんぎらぎんの風見鶏

    🍒   老鶯や奈落のごとき原生林

    

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