スモークツリー
とうとう、梅雨入りをした。
昨夜、野良犬に餌をやりに行った。
雨が降っていた。
大きな、柿の木の根方に、餌がなるべく濡れないように器を置いて帰った。
朝、器を取りに行くと、器に水が溜まっている時がある。
それでも、綺麗に餌は食べているから安心はする。
梅雨になれば、どこで夜を過ごしているのか気になる。
柏葉あぢさゐ
今朝は梅雨寒。
肌寒く、重ね着をする。
干し葡萄をいっぱい入れて、ホットケーキを焼いた。
朝食はこれで済ました。
牛乳を温めて、メープルシロップをたっぷりかけてこれでお終い。
何と、粗食なこと。
夫は別メニュー。
お腹を空かしている犬の方が気になる。
しりとり俳句から
🍰 隠れ沼に日矢の射しある木下闇
🍰 祭笛居酒屋に忘れ物コーナー
🍰 汗拭いて隠しおおせる横恋慕
🍰 はるばると白夜の駅に降り立ちぬ
🍰 がんじがらめコップの中の水中花
🍰 麦茶入れ薬缶の並ぶテントかな
🍰 電子辞書で聞く鳥の声梅雨に入る
🍰 薔薇散りて常に戻れる生活かな
🍰 鬼虎魚嫌な上司のあだ名かな
しりとり俳句から生まれた句。しりとり俳句をやっていなければ、思い出さない景ばかり。
走馬灯のように、景が甦って、どうにか一句に。
紫陽花もスモークツリーも雨の中か。
雨は好きだ。ほんとうは。