老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

葉ぼたん

2021-02-24 16:44:59 | シニア
         

葉ぼたんは大きい花。華やかと言えば華やかだけれど、、、
年末の街あちこちを飾り、新しい歳を待つ。胸の中にぽっと灯がともったと言って過言ではない。
冬ざれる木々にかわりて、地に明るい未来をよんでいるようだといつも思う。

もうしばらく次の花が花壇を彩るまで頑張ってと、心の中でエールを送った。病院の横の花壇での、今朝の思い。

明日は医大で検査。
自転車を漕ぎ、心臓の機能を検査する。
膝が痛いからせめて、明日だけでも痛みが取れるように、整形の医師に診断を仰いだ。
痛み止めの注射と膝から水を抜いてくださった。


     🐢     葉牡丹や東京行きのバス待つ

     🐢     二月尽茎立ちそめし葉ぼたんも


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アマビエ

2021-02-23 16:54:31 | 体力ないシニア
          

今、アマビエなる妖怪?が人気をはくしている。
鳥のような、人魚のような奇怪な姿をしている。
しかし疫病退散の信仰の対象として、ご利益があるらしい。

困った時の神だより。。。
常に無神論者の私さえ、、、すがってみたいアマビエさんだ。


毎日、時代小説に現を抜かし、家か外には一歩も出ない。
それと、手芸。
同じ姿勢で何時間も読書をするから肩が凝る。

とある待合室で「家庭画報」を開いた。
あの本を読んだ後、自分のちまちました手芸をブログに載せるなぞと、哀れに思うが、、、こんな育ちで、生活だからとひと様の事を羨むのは浅はか、、が今日が楽しければよいのだ。


                

土筆のブローチと紫陽花のブローチを作った。
割烹着の胸に付けると、古い割烹着も生き返る。

姿見の傍に吊って、さてどれにしようか?と、、、、


    🐢     東京より三日遅れの春一番

    🐢     亀鳴くやぼつぼつ溶ける舌下錠

    🐢     真珠のやう丸薬寒のもどりけり






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あたりまえ

2021-02-21 17:48:55 | 手芸の好きなシニア
 

               


当たり前えって。
そう出かけた一家の家族が家に帰ってくるのは当たり前。
そんな、平凡な事が一番幸せなのだ。

そんな事を思いながら、この蛙のドア飾りを作った。

「蛙」は「帰る」に引っ掛けて、お守りや、キーホルダーに手頃なプレゼント用品として売られていたりする。

手芸本で見つけた蛙の吊飾りを、玄関のドア用に作った。

老夫婦の我が家。
おのずから、連れ合いと私が外出をし、無事に戻れるよう願い込めながら、せっせと針を動かした。


     ☆     夕桜家ある人はとく帰る    一茶

さみしい句だ。

     🐢     春燈や古代裂のいぶき聴く
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老害

2021-02-17 10:46:07 | カラ元気のシニア
      

森さん、昔からの舌害総理だった人。
まさに、老害の見本みたいな方だ。

あんな事、こんな事を言った、、、と昔の事を色々もち出されて、袋だたきにあわされている。

私の印象に残っている森さんの言葉では
「選挙の投票に行かないでいいのです。寝ていてくればいいのです、、、」

こんな事言うか?
お利口の総理だったら、言わないでしょう。。。。
安倍さんの嘘八百と森さんの無責任発言、はてどっちに軍配が、、、、。

お気の毒なのは、この時期に及んで、今までのオリンピックに関した仕事が、今回の失言によって水疱になってしまった。
それは利権がらみだったとは言え、彼の力も働いていたとは思う。

         
     

ネットの選句にかかった日数。
およそ半月。
私は師が忘れているよりか、どこか身体に変調が、、、と心配をしていた。
歌仙を巻いているから、そのコーナーを覗いてみた。
毎日、歌仙を捌いている様子だ。
健康には問題なさそうだ。安心をしたが。
(皮膚癌)を抱えているから、そのあたりは計り知れない。

    ☆    病巣に氷の刃入れてみよ    櫂

    ☆    恐しき年とは知らず花びら餅    櫂

最近、詠んでいた句。
恐ろしいのは、ご自分の病魔かも、それともコロナの蔓延をしている世界かも。


私は昨日も、ガスの火を消し忘れて、お鍋を捨てた。
最近はこれで三度目だ。
まことに老害だ。


     🐢    兄あれば寒餅たづさへ来る日和

     🐢    井手の水温か芹を摘みにけり

老いの身。厨俳句か想い出俳句しか詠めない。
類想を、なるたけ避けるようには詠んでいるつもり。
選に通ってよかった。

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春の雷

2021-02-15 10:57:03 | さみしいシニア
     

なぜだか放たらかしにしていた縫いかけの服。
一ト月くらい前に少し嫌気がさしてそのままに、、、、
何故?意味不明。

このままでは、、残しておけぬと縫いにかかった。

お裁縫をしている時は、頭の中は無心。
さて、ボタンはどれをつけようか?
ポケットは大きく?それとも小さく?
楽しい。コロナの事も病気の事も忘れている。

     

以前、作ったブローチを胸に付けると、少しはお手製感の服になるから、、、、
おしゃれな部屋着と自己満足が生まれた。

老いを迎えるのも十人いれば十人十色。
私は、今はお裁縫が何より楽しい。
それと、時代小説を読むこと。

俳句はぼちぼち。浮かばないのだ。今更、勉強をすることもやめた。
私のお脳は、身体機能は老いた。十人いたら一番に老化をしている。

他人さまは笑うかもしれぬが、今に解るさ。この私の哀しみと諦めと、達観の境地が。
早いか遅いかの違いはあっても、、、、、さあ~。

     🐢     コロナよりおぞまし病春の雷

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