老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

慣れたか、、、、、、

2017-02-27 09:33:47 | 俳句
   

今日から入院。
少し時間があるので、ブログでも書こうか。

荷物を作る。
大きな袋が三つに。
それでも、忘れたものは無いかなどと気が焦る。
忘れていけないものの一つに「かゆみ止め」
初めての手術のとき鼻がかゆくてこまった。
半身麻酔だから、先生の言っている事も聞こえるし、、、、

俳句を作っていると、時間が経つのも気にかからなかった。

リンゴを剥いてタッパーに。
バナナ、みかんも、新鮮な果物が不足になる。

売店へ行けば何でも揃うが、それもなー。

病院慣れはいかがなものか?

本と画集。あまり根をつめるものは良くない。
筆記用具に辞書。等々、、、、



猫が異変を(お留守番)を察していて私の影を追っている。
抱きあげると、手を私の頬にあてて、じーと顔を見る。
愛しいこと。
おりこうしててね。

  
    🍒    亀鳴けり日本で最古の金比羅座

    🍒    姿なき雲雀の声ぞ確と聞き

    🍒    をがたまの莟に強き雨と風

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歩けば、、良い場面に当たる

2017-02-26 11:27:44 | 俳句
    

     ☆    竹馬やいろはにほへとちりぢりに    久保田万太郎

いろはにほへとちりぢりに。。。。。だからどうしたの、なんて言ってしまってはおしまい。
俳句なんて答えが出るものでないし、出すものでもない。
竹馬をやっている子供も見ていると、この句いつものようにインプトされている数少ない句の一つですらすらと、頭の中に登場を。
小難しい鑑賞は小難しい批評家にまかせて、、、
久保田万太郎の句は好きだけれど、特にこの句は好きだってことで、、、。

      

散歩の途中で竹馬を作っている場面に出くわした。
聞くと、お爺ちゃんが孫の通っている幼稚園に持って行くのだそうな。
五組くらい製作中とのこ。竹馬に乗っているところを写真に撮らせてもらう。
足は低く子供が乗ってもすぐ地面に足を降ろせるようにに。
少し斜めになっていて、乗るときは竹を前方に倒し加減にして歩く。
おてんばだった私も子供の頃は乗った経験がある。
足が地面から30センチくらいの高さのもの。
一緒に遊んでいる男の子は50~70センチもある高い竹馬に乗って庭を闊歩する。楽しい冬の遊びだった。

     ☆    垣の内竹馬の子に覗かるる    池内たけし


ハハハ、、、
こんなことも。

     ★    竹馬で転んだ傷と云はでをる

    ★    竹馬を貸してチューインガムあげる

おてんばだった子供の頃の想い出。

     ★    一心不乱竹馬作る好々爺

     ★    竹馬や一足飛びに幼の日

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春愁い

2017-02-25 13:00:39 | 俳句

     

昨夜は死にたくないと思った。
「芭蕉の風雅」という本を読んでいながら、ああ時間が欲しいと切実に思った。

今、どうってことのない身体、動くのも自由、食生活は摂取していけないものはたくさんあるが、食べたもののカロリーを計算するというような、面倒なこともしなくていい。

来週に、心臓の検査入院をして、又手術をやることが決まった。

今まで三回の経験がある。
手術の内容は理解をしているし、主治医が優しいけれど、家を空けて入院となると、ナーバスになっている。

   


最近、歌仙にのめりこんでいる。
毎日、投句をする。
ちっとも、通じない。
いわゆる「へぼ筋」
恥も省みずに参加をさせてもらっているけれど
「捌く人」は櫂先生。
安藤次男、丸谷才一、大岡信さんたちからの変遷があり、現在は岡野弘彦さん、三浦雅士さんの捌きとの流れになっている。
そのような方々と歌仙を巻き捌き手ともなっている先生だ。


門戸を開いてネット句会に投稿をやっている者たちに歌仙の撒き方を指導してくださっている。
付け焼刃で何も知らず参加をさせてもらっているが、難しいこと。

俳句の上手な人はそれなりに、私なぞは参加することに、そう枯れ木も山に賑わいみたいな感覚、、、いいえそれなりに一生懸命勉強をしてついてゆこうと必死である。

そして昨夜「芭蕉の風雅」を読んでいるうちに哀しくなった。
奧が深い。つくづく、20年近く休んでいた俳句の時間ロスが悔やまれる。
学ぶことが追いつけない。入院をすると、手の自由も利かないから、本をベッドで読むにも疲れる。入院をしたくない。

言葉を吸収したい。語彙が豊富に、感性を磨きたいと思うが、脳の機能は落ちている、身体に無理は利かない、こらえ性がなくなていると、マイナーなことばかり。

   

一歩外にでると、俳句的環境の我が家。
梅が咲いて山茱萸の黄色い莟、そして春の海。
頑張ろうと!
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社会見学

2017-02-24 14:29:31 | 俳句

      
                    ( 近くの幼稚園の鳥小屋 )

  図書館へ行く。

途中、車の中から、黄色い旗を持った先生に連れられた保育園児を見た。

三人の先生が4~5十人の園児を連れて歩いている。
今日は寒いけれど、おだやかな天気なので、外に連れ出したのであろう。
青い帽子とピンクの帽子をかぶった園児がきょろきょろとしながら歩いている。
後ろの先生が遅れる子がいないように。。。。。
真ん中の先生は黄色い旗を持って前、後ろと走っている。。。。。
国道の道。
車はブンブンと横を通りぬける。
目を離さないない、子供が突然異常な行動に出ないよう、外に出たときの先生方の苦労はいかばかりのものであろうか。 大変だ。。。。

図書館に入ると、別の保育園の園児たちであろうか、図書館の見学に来ている。
帽子の色は全員、同じである。
上っ張りの服が色わけされている。

前に立った先生が、何か説明をしているようだ。
全員、借りて来た猫のようにおとなしい。

「みんなー、ここは図書館です。本がたくさんあって、本を貸してくれる所です。
お部屋の中では、お勉強をしたり、本を読んでいる人がいます。
みなさーん、大きな声を出さないように。静かにしましょうねー」
と言っているのであろう。
社会見学のひと足目かな。


幼稚園の先生や保育師さんにもっとたくさんの給料、高額の年収を払えないのであろうか。

せめて丸の内や霞ヶ関で働いている人と同じ給料を。
安い安い賃金で、この人たちの精神的、肉体的な働きぶりに見合う賃金を払っているのだろうか。
日本の未来を担う子供達がのびのびと育つ情操教育をこの時期からはぐくんでゆくよう。
高給を出せば、それなりの人材も集まる。
(今の先生が悪いと言っているのではない)
園の数も増やして、働くお母さんの手助けのできる、環境の整備をして下さいな。

子供を見ていてそんな気がした。

     🐦    春うらら子供五十に目が百個

でも今の子供はいいな~。
私の子供の頃は掃除当番の校長室で、他の学校の教科書を読んだ。
本が不足の時代であった。
そんなことこんなことあったよな。
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又、また、又 しりとり俳句

2017-02-23 12:11:52 | 俳句
      

      ☆    わが俳句足もて作るいぬふぐり    西本一都

俳句に向き合う真摯な姿勢が鮮明。
俳句に対して座右の句としている一句。
正反対のとこいろで、あるがまま記憶をひもといて作るのが、しりとり俳句。
遊びと言ってしまえば、そうだけれど、時に光る句も。

選句など、などを、、、、


       

    ⚘    枝垂梅揺れて微に波の音    ラスカル

    ⚘    整列はいつも前列卒業す    狐火

    ⚘    クロッカスひらりとかわす変化球   ぴのこ

    ⚘    石垣の石のいろいろ鳥の恋    春夫

    ⚘    春嵐托鉢僧の過ぎにけり   かげお   

    ⚘    佐保姫来さざな寄する海より来    アネモネ

    ⚘    凛と白梅凛々と北斗星     涼

    ⚘    白梅に祈り紅梅に遊びけり    樹里   

    ⚘    拝啓の文字(もんじ)久しや春炬燵    杜人

    ⚘    春の日を食ぶるキリンの黒い舌    菊子

    ⚘    探梅やガリ版刷りの地図を手に    紫苑

    ⚘    地虫出て驚く馬の放尿ぞ    霜月    


厳選をしました。
私の感じた説明と今までに言い尽くされた類想は、、、
ごめんなさい。悪しからず。 🙇
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