老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    眼鏡ケース

2020-02-29 18:28:40 | シニア
          
(唯一の我が街で一部上場の企業 タダノ の辺りを散歩した。菜の花が綺麗だった。この夜、夫が入院をするとは夢にも思っていなかった。のんびりと菜の花の匂う径の散策を楽しんだ) 

毎日コロナのニュース。
恐いと思っていたけれど、夫を夜間に病院に連れて行ってから、コロナなどよりもっと危険な状態に心臓がなっていた事に気づき、コロナが何だと思える。

命の事は今まで真剣に考えていたが、目には見えぬ運命的な事もあると思い知らされた。
そうすると、コロナって何?

皆、この機会に真剣に命と向き合うなも一理あるのではないか。

老人で特定肺疾患で、、、、立派な条件を私は備えている。
身体の調子がおかしいと告げると、絶対にたらい回しにはならぬ?それが良いことか悪いことか?

H病院も医大もモデルケースにしてくれるだろう。モルモット、研究材料に、、、、

そんなことにならぬように注意、注意。

夫が戻った。動脈瘤も落ち着いている。薬を変えてしばらく様子をみることになった。

安心したら、、、、、

        

眼鏡ケースを作ってみようと、、、、

      

市販のケースは嵩ばる。
外出先で近くを見る時に眼鏡を外す。(手術をした時、近くが見えるように頼んだ)それを首から吊ると便利だ。
一週間くらい前に一つ作った。それを夫が「くれ」と、、、
めったに言わぬので「どうぞ」と、、、、

そして今日は自分用のを作ったのだ。

今日はCDラジカセを買った。
古いのは音が悪くなっている。限りある命、ラジカセくらい新しいので良い音を聞かな。

一日でも良い日楽しい日、、、を過ごそう~。



      
          春の雨拇印に残る朱肉かな
    


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   もし独りになれば、、、、

2020-02-27 22:58:08 | シニア


<屋島、屋島です。ここで5分間列車の行き違いの為停車をします」
とアナウンスがあった。
はっとして、ホームを見ると、「屋島駅」とある。
急いでとび降りた。

やはり正気じゃない?可笑しい?

昨夜は夫の調子が悪かった。
素人の私が触れても異常な脈拍だ。
「かまわん、かまわん。心配ない」
と言う夫を促して、お世話になっている病院へ行く。

「来て良かったですね、、」
当直の医師。
心電図をとったり二~三の検査をして入院をすることに。

午前三時。タクシーで家に。
明日の朝(もう今日)迎えに来てもらう予約をする。


            沈丁花後ろ髪ひく夜の病室

             春の星生命線をなぞりみる

蒲団に入ったのは、もう四時ちかく。
ふと、頭の隅をよぎったのは。
もしもの時いつか、、、
独りになるってのはこんなこと。淋しい。いつも狭いと思っている寝室がやけに広い。ラジオ深夜便が鳴っている、、、、

少し眠っておかなければ、、、、ラジオに耳を傾けていたのも?つかの間。しかし、うとうととはしたみたい。神経が冴えていた。

入院の荷物は寝る前につくっておいた。

予約のタクシー会社に早いけれど来て下さいと連絡をした。


      

病院の最寄駅から、満員の列車はいやだけれど、、、、空いて閑散とした田舎の列車。
疲れて、降りることも忘れていたみたい。アナウンスに気づいてよかった。

駅は栗林公園の傍。
紫雲山の景になっていて日当たりは悪い。隣接をしているのはお稲荷さん。
時間があったから、困った時の神だのみも、ちゃっかりと。。。やりました。


           くねくねとホームへ石段春落葉

          春時雨病院へあづけきたる夫

          三寒四温朱い鳥居の整然と

          お稲荷さんに阿吽の狐冴えかへる


何でブログ書く暇あるの。話し相手もいない。
夫から電話があり、様子をみてステントの手術を、、、


      
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 私は入れない

2020-02-26 21:09:01 | シニア



古里を見下ろす小高い丘に実家の墓地はある。
ここから見下ろす我が家の周辺。
ここに来ると
子供の時の想い出はいっぱいあって、ああ二度ともどらぬあの時代。月並みな言葉だけれど走馬灯のようにまな裏に浮かぶ。


         野梅匂ふ吾は入れぬ父祖の墓

父母、兄 達が眠る場所で、どんなに好きだが、私はここには入れない。こんな美しく心が安まるけれど、、、、

         野遊びの筵四隅に石を置き




帰りの山道で見つけた、木で作った茸の置物。

     
         数枚のマスクがリュックに水洟




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    ダム湖から

2020-02-25 23:04:23 | シニア




実家のお墓参りに。
息子がドライブ代わりに連れて行ってくれた。

写真は、讃岐をぬけて阿波に入ったダム湖。

生まれたのは田舎の町の繁華街?
しかし家を一歩出ると、山にひっついた集落の景色が目に飛び込む。

小学校からも中学校からも窓を開くと遠くの山にぽつんぽつんと家が見える。

ダム湖で休憩中に見た風景。
私の原風景が!
心から湧き上がる子供の頃の素直で夢いっぱいだった頃の思い。

このような風景の中で育ったのだ。





             春がちよこと来て雑木山光る

             探梅や歩けば谺す太鼓坂

              帰寧なり梅の匂へる母の墓


はらからの魂と一ト日語る、幸せが今もいっぱい!



     
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   河津桜に虹

2020-02-23 19:06:33 | シニア


お天気上々。
お隣の街へ河津さくらを見に行く。
農協さんがカレンダーをくれた。
三月の桜。どこ?と写真の下を見るとお隣の街の川と土手を彩る桜の花。

知らなかった。お隣の街にこんなに美しい桜の並木があるとは!
河川に沿って300メートル以上もあるだろうか。

          靄に烟る初花に虹たちにけり 



風は冷たい。
それでも、花の下ではお弁当を食べている家族が。。。

お爺さんから若い娘さんや幼い子供たち、楽しそうに10人くらいが。見る方も楽しい。

花なら筵を敷き花見の宴?反射神経が働いた? ほんとに風は強くて寒いのに~。

           昼の鳩河津桜の咲く堤



コロナ、コロナと世間は騒いでいる。ここは別世界。いいな~。
私も一刻の幸福感を満喫した。

     

マイナーな事は口にしないと思っていながら、ここの河津さくらへ来年は訪れることができるかしらと、、、、、

最近は体力に自信がまことに無い。



     
           河川敷に縦横の轍春夕焼け

           遠嶺の向ふは故郷麦靑む

          早咲の桜に風の波ありぬ 

           県分かつ名知らぬ山や雪解風

           早咲きの花の言霊しんしんと    


     



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