老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

秋をさがしに

2023-08-30 22:20:29 | 迷えるシニア

      


秋をさがしに裏屋島に行く。

15~20メートルもある巨木の原生林を貫くドライブコース。
樹々の合間から、サンポートのビルが見える。
海からの風が涼しい。 

                

車を降りて14~5分歩く 

      

つくつくぼうしが鳴いている。
鳴き疲れてか、道端に蝉が落ちている。
触れると、手と足が動く。生きている。
蝉の命はごく短い。最後までガンバレ ! 

   
      

くさぎの花が咲いている。

     

近くには車前が根を張っている。
車前の葉を掌にのせて柔らかくもむ。
やわらかくなった車前の葉は表と前に少し離れる。茎の近くから空気を吹き込むと少し葉っぱが膨らむ。
そんな子供の頃に遊んだことを想い出した。

毒茸が。

           

今日は足ならしに歩いてみた。
暑い間は家に籠って、三度の食事の用意だけ日が続いた。

コロナの後遺症だと、コロナに責任を転嫁しての、ぶらぶら病。
来年はどうなるのだろう?

秋はこれから、、、
ちょっとだけ見つけた秋の草花。

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淋しい夜です

2023-08-29 03:23:23 | 老人日記
                         

            誰かが 今泣いている 世界のどこかで
   理由もなく泣いている 世界の中で 
   わたしのことを 泣いている

   誰かが 今歩いている 世界のどこかで
   理由もなく歩いている 世界の中で
   私に向かって 歩いている
 
   誰かが 今死に掛けている 世界のどこかで 
   理由もなく死にながら 世界のなかで
   わたしをみつめる

   重々しい時間

                           訳)生野幸吉  河出書房


病院で血液検査をやり、乳がんの検査をやり、思いのほか疲れていたようで、夕食が済むとベットへ一直線。

眼が覚めたのが、時間を見ると午前二時。
カーテンを開けると、なんと満月だ。

リルケの詩が浮かんだ。
80才の誕生日を境に、残りの日々は私にとれば、儲けものだ、一日一日をルンルンと楽しめなぞと言いながら、月を観てこんな詩が胸に湧き上がってくるとは、まだ生に執着をしているな。

      

ウクライナを思う。
ひまわり畑をこの美しい月が照らしているだろうと想像をする。
戦場では、ウクライナ、ロシアの若者がこの月を見上げて、故郷に住む母の姿を偲んでいるかも知れぬ。
プーチンよ。
今、お前がいなければ、夏の一夜の恋を楽しむ若者がたくさんいる筈だ。
プーチンよお前がいなければ、世界の食料危機も起こらなかったかも。
プーチンよ。お前が消えると世界は変わるかも知れない。

私が、いなくなっても、綺麗なお月さまが、慎ちゃんと歩いた道、ハナちゃんと過ごしたあの家、パソコンを打っている窓から見える隣の公民館での日常行務は平然と粛々と続き、屋島の山荘にぽつん灯る明かり、、何にも変わらない。
ねえ❕お月さま寂しいは。

 
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物価が高い

2023-08-27 21:41:51 | 老人日記

     


世の中から置き去りにされているのが、年金で暮らしている私達。
物価が上がっても、どこへ生活の苦しみを訴える?

子育てをしている人達が物価の高騰に耐えているのに、働かずに年金で暮らしている我々は黙って耐え忍ぶしか無いと思い瘦せ我慢をしている。

写真の李。
今日、マーケットで見つけて買った。
李は好きだ。
一個が5~60円だった。

ニ~三日前までは、桃を食べていた。
果物の中では桃が一番に好きだ。
一個500円以上はするが、出盛りの季節を逃してはと毎日食べた。
飽きたといっては言い過ぎだが、桃に代わって李が店頭に並んだ、すももで我慢をするか??

桃に例えて、物価高を書いたけれど、枌に盛ったお刺身もしかり。
旬の秋刀魚もしかり。
冷凍食品の値も上がる。
仏壇にお供えするお花も。
料金を払う時感じる、外食の金額も。

年金では賄えぬ生活費。
いつの頃から貯金を下ろして足りない生活費を補っている。

現役で働いていた時と食費以外の生活の質を落とさなかったものだから、今さら悔やんでも仕方がないものの、貯金だって底を尽きかけている。

給料の上がる現役世代も生活は苦しいだろうが、年金生活の老人は、まことに愚痴も言えず、政府に文句を言う術も知らず、卑しい食生活の悩みをブログに書くだけ。

今晩も冷やし素麺と昼の残りのちらし寿司に、お茄子の煮びたし。

明日は病院の予約日。
アアアーアアアーー。


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今夜もうどん

2023-08-27 01:11:17 | 老人日記
     

近所にあるうどん屋。
観光名所とし、香川県では一番のうどん店。
味はともかく、観光マップにも載っている有名店。

近くだから時々、利用をする。

さて、我が家は今晩もうどんであった。
365日うどん料理。料理とは、ちと面映ゆい。

うどんの玉を三つ。
湯がいて、冷やして、、、何のことは無い。
冷やしうどんだ。

出汁は、いりこと鰹節で少し味醂を加えて甘目。
九条ねぎと茗荷と生姜の薬味。

これだけでは、栄養不足だから、今日は焼肉とサラダを加える。

暑い時に窓の無い台所で炊事をするのは、難行苦行。

本当は炊事などやりたくないが、昼は、ご飯におかず。それに酒の肴も何種類か加えて、ビールを飲む。
少し、連れ合いも私もウエストが太くなった。

朝はパン、昼で栄養を充分に取り、夜はうどんと決めた毎日の食パターン。
老の腹はこれに慣れて、調子はすこぶる良いのだ。

     


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句歌歳時記

2023-08-25 21:56:14 | 老人日記
       

本棚の隅で見つけた歳時記。
平成二年に発行された歳時記だ。
ページを繰った跡が無い。真っ新? 歳時記に親しんだ記憶が無いのだ。

    🌈   雲のみか秋天遠きものばかり    斎藤空華

澄みとおった秋の空。雲も山も、鳥も思いも、すべて遥かかなたにある。

山本健吉の編集をした本格的な魅力のある句が載っている歳時記の中から
パラパラとめくっていて、明確な評の上記の句にであった。

二~三日元気で遠出を楽しんだ。すると昨日今日と疲れたのか、何もやらず、、というより気力体力がなくて、ぐうたら生活を。

秋の空を見ていて、秋風に触れて、鬱症状に甘んじていてはいけない。
遥か先に希望と見出して、前向きに物事を捉えなくてはなぬと、自分をいましめた。

そんな句との出会いだった。
老いはそれなりに肯い、素直になろうなどと思った次第。
他の人の力のあるの句。応援句と受け取った。


    🍉   まくわうり供へて母の忌なりにけり   
       

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