老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

公園の小動物

2016-06-26 16:34:21 | 俳句


昨日行った栗林公園。
いつもの場所にいる鳩たち。
常は近くの竹垣の上にとまったり、観光客の足元をうろうろとして、餌をねだったりする。
昨日は朝が早かった?10時は過ぎていた。
が、どの鳩も地面に寝ころがっている様子。
そばに近づいても、逃げようとしない。
飛び立とうともしない。

    🎲   朝曇地に寝まりゐる鳩の群

      

カメラを構えても、じっとしている。
薄目をあけて私の顔をみている鳩の顔の愛らしいこと。
いつもの、元気な鳩は、どこへ、、、
朝、早い時間はこんな姿で別の顔を見せているのだろうか。

   🎲   哲学者の顔する鳩よ梅雨寒し

     

私の好きな 🐢さんも、池からあがろうとしている場面に出くわした。
何十匹もいる。
こんなにいることも、知らなかった。
鯉も人影に気づいて、私の方に寄って来る。

   🎲   五月雨や亀が首出す池のへり

   🎲   鯉の池梅雨に濁りてをりにけり

     

公園では鯉の餌を売っている。
広い公園には、川が幾筋も、、、、池と池をつないでいるのだろう。
ごこを泳いでいても、我が池なのであろうか。人影を見ると餌をくれることを承知しているようだ。
牛蛙が鳴いている。
夏鶯が鳴いている。
素晴らしい場所である。

   

   🎲   ひねくれてふ枝の捩れる松の芯

   🎲   瘤あまた苔に青める松の幹


    🍒   滝音に対峙詩吟をろうろうと

    🍒   岩魚待つ息をひそめて巌陰に

    🍒   風死すやぎんぎらぎんの風見鶏

    🍒   老鶯や奈落のごとき原生林

    

コメント
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