老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

牡丹、、、

2024-04-27 11:58:40 | 老人日記
     

姉の家の庭に牡丹が咲いていた。

     

蜂が寄ってきていた。

    

蜜柑の花も咲いている。

野趣あふれる庭だ。
誰も手入れをしていないらしい。
いいじゃん!

立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
姉を見ていると、こんな歌を想い出した。

今でも魅力的である。

姉は90才。愛らしい顔で私をむかへいれた。

長男が面倒をみている。
編み物が得意で一日中編み物をしていると言う。

     

これが90才の姉。可愛いい。まるで少女みたいだ。
自分で編んだ帽子をかぶり、首には私が縫ったネックマフラーを撒いている。

そんな二~三日前の出来事。
こんなブログを書いてお茶を濁している私だ。


     🌼     花蜜柑虫の羽音のそこかしこ




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やせ薬

2024-04-15 11:33:01 | 老人日記
         

目が覚める。
窓のカーテンを開くと、この景。生きていたと安心をする瞬間だ。


薬の効能書きをよーく見た。
何んと、私の飲んでいる糖尿病の錠剤は最近、世間を騒がせている物だった。
痩せたい女性に人気があり需要が追い付かず製品不足になっている薬だった。

最近の検診の時、体重を測ると47,5キロになっていた。
身長は164センチだ。痩せてひょろひょろの自分を鏡で見るのも哀しくなっている。

痩せてみすぼらしいと嘆いている老躯の私。
健康な身体に痩薬を飲んで、将来はひょっとして体調を崩すかもしれぬ若い娘達。
世の中はうまくゆかぬな!

      

ベランダのラベンダーが根づいて満開だ。
良い匂いがする。

     🦋     ベランダ日和蝶々ひらひら舞ひにけり

今日のしり取り俳句で詠んだ一句

        
良く見かける花。
名前を知らぬ。ごめんね (*_*; 
多年草で去年も今年も鉢からあふれんばかりに咲いてくれた。  
     
     🌹     ベランダの花の殻摘み春惜しむ

最近は「春バテ」なる言葉があるそうだ。
一日の気温の差が10度以上ある日は健康な人も罹るらしい。
     














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始まりは義母の遺した着物から

2024-04-14 10:17:16 | 老人日記
        

最近、モンペルックに疑問。
もんぺは履きやすく、それなりの、おしゃれも楽しめて、、、と思っていたが。

安易すぎた。
いくらもんぺでおしゃれをしても、市内のデパートへはモンペルックでは行かぬ。
旅にも行かぬ。

おしゃれの中心にはなり得ないのだ。

義母が亡くなり、たくさんの着物を遺してくれた。
その中から、リメイクでコートやブラウスを多く作った。
最初は、仕立て屋に高いお金を払って縫ってもらった。
これらの品々は今でも愛用がある。よそ行きになる。
紬のコートで京都や金毘羅歌舞伎に、大島で作ったブラウスでバス旅行に、倉敷の句会にと重宝をした。

さて、もんぺは自分で縫い始めた。
夫のウールの着物を潰したり、姉からもらった着物の数々で縫った。

しかし、現在のように老躯になると、もんぺは、なぜかお洒落とはほど遠いフッションになり始めた感が。

年齢的にもんぺは老を導く物でしかない。
楽でそれなりにルーズで着心地は肩も凝らない感覚で、鏡に映した姿はいただけぬが、捨てがたいフッションだ。

最近、痩せた。
自分でも怖いくらい、一番に肥えていた時に比べて20キロ近く体重も減りみすぼらしい程に。

昔のG-パンが、どれもスッキリと履くことができる。
少し値が張っていたから、断捨離もしないで捨てずに置いてあった。
それが役立つ。
Gーパンがカッコイイとは言い切れぬが、先ず、見た目に若さを取り戻すために、G-パンから、普通のパンツからお洒落に取り組む決心をした。

しかし義母の残してくれた着物で作ったリメイク衣装は何十年と私の身に添い、もちろんもんぺも、お洒落とは遠いところでだが活かすつもりだ。


昨日のしり取り俳句。

    ☔     くすぐらる虚しき言葉亀鳴けり  「くすぐる」

    ☔     花の宴金毘羅歌舞伎の楽日かな   「楽」

    ☔     菜の花畑みんな消えたるかくれんぼ      「菜の花」

    ☔     昨夜の風白木蓮に大き傷    「白木蓮」

    ☔     新入社員出鼻をくじかる祝辞かな   「新」

    ☔     起重機のならぶ湾岸春闌ける   「起重機」
                 
           


         


      


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遠い山のむこうの

2024-04-12 22:47:47 | 老人日記
     

遠い山のむこうの 知らない町よ
   いつか馬車に乗って 行きたい町よ
飾り窓の店 あるという町
     ポプラの並木の あるという町

今日は24度もある夏のような日。
近くの港へ行った。


     

大きなフェリーが停泊をしていた。

多分、東京行きの船だと思う。
唄を口ずさんでいると、知らない街へのあこがれと旅ごころが湧いてきた。

     

最近の身体の調子だと、どこへも行けない。
風に当たって海の香を満喫できれば幸せ。


今日のしり取り俳句から。

     ⚓   桜蕊降る走り根につまづきさふ  「根」

     ⚓   前を行く人遠ざかる朧かな   「朧」

     ⚓   自転車の籠にゆさゆさ霞草   「霞」

     ⚓   花は葉に人形の靴よごれある   「葉」

     ⚓   時計台のからくり人形春闌ける   「時」

     ⚓   柳の芽三歩で渡れる永代橋    「柳」


いつまでしり取り俳句を続けれることやら。
最近は躁みたいだ。いつ鬱となってブログもお裁縫も投げだすかもな~。  
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源平咲の花

2024-04-11 12:47:06 | 老人日記
           

源平咲の桜。
あたかも、ここは源平合戦の主要な場所だ。
ドライブをしていて、連れ合いがここの花に気付き車を止めてくれた。

    
       

一週間ほど前に桃の花が咲いているかと見にきたときは、莟もかたく花はまだまだと思っていた。

それが満開だ。

老が進み記憶力も無くなり、連れ合いがドライブに連れ出してくれるのが、唯一の楽しみだ。

私の住んでいるのは、中町。
一番賑わっている屋島の麓。
中町を西に曲がり花のトンネルを抜けると東町へ。

       

老木の桜がある。
高く育ち見上げるような木ばかりで花びらは薄い。
散りだすと本当に美しい。息をつく暇のない花のチンネルを走るのは至福の
時だ。

東町が源平の古戦場の周辺で合戦も一番に激しかった場所だ。
名だたる平家の戦に敗れた武将のお墓も残っている。

どなたも住んでいない空き地にこの源平咲の花が。
気付いた連れ合いが車を止めてしばし佇んだ。

海が見える。

舟隠しの湾も見える。

のどかな風景に心が洗われる。


最近は久ぶりにしり取り俳句に手を出している。
きまぐれな私を加えてくださるのは、一句でも毛色の変わった句の参加を認めてくれているのだろうと、我田引水の勝手な想像をしている。


取り敢えずラスカルさんのしり取り俳句から。

    🌺    花筏堤しずかに夕べくる

    🌺    平常心とりもどしゐる花の雨

    🌺    汽笛残す貨物列車や日の永し

    🌺    むずむずと足組みなおす花筵

    🌺    花冷えや魔法瓶から酒あふる

    🌺    武家門に古い表札燕くる



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