老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

梅雨は梅雨をエンジョイ  しりとり俳句

2016-06-17 10:53:03 | 俳句
      

我が家の周囲では、こんな景を見ることが。
二、三日前である。
もうすでに、違う田圃では、稲の苗は、五十センチに育っている所もある。
早稲は颱風被害に遭う回数が少ないらしい。
晩穂の、優れている特徴も一度聞いたのだけれど忘れた、、、、、
色々、特徴があるらしく、田圃が隣あっていても成長が著しく違っているようだ。

   🍒   明日植える田圃を前に立ち話

   🍒   一幅の白鷺遊ぶ青田かな

  

今朝の我が家の庭の山法師。
昨日の雨に洗われて、つやつやと花や葉が耀いている。

   🍒   いきいきと雨の名残りを山法師

   🍒   花摘みに出でて藪蚊に襲われぬ

自分の昨今の俳句をみて、年寄りくさくなったと思うことがしばしば。
都会的なセンスの句を作りたい常々思っているのだが、、、、
吟行先が神社仏閣が多いことから、どうしても線香や抹香が匂う。
そんな、罰当たりなことを言っていると、駄目、駄目。
健康で、近場の吟行に行けるだけでも、感謝、感謝。

しりとり俳句から

   🐦   衣文竹三つ祭りを待つ衣裳   
        「え」でしりをとらなくてはならぬ。
         この、しりとりが一番頭を悩ます。
   🐦   押入れの隅に鎮座の陶枕    「陶枕」

   🐦   バンガロウ風の湯の宿蛍舞ふ  「蛍」

   🐦   蜜蜂の巣箱に近く杏落つ    「蜂」

   🐦   思い立ちゆく峰札所梅雨晴れ間  「梅雨」

   🐦   麦藁帽子父から子へと昆虫記   「昆虫記」

   🐦   絵日傘をさし名園の案内嬢   「え」
        「え」でしりをとる。案内嬢がお客様に良く見える
ように、絵日傘をさしていると思える。

   🐦   なよなよと蘂うるはしき未央柳   「未央柳」

   🐦   昆虫の骸へ蟻の列続く   「続く」

   🐦   出番待つ神輿の衆や奈良晒   「番」


昨日、一昨日のしりとり俳句 。
一句一章に、一物じたてに挑む のだけれど三分では出来ぬ。推敲を重ねてせめて一句でも残すことができれば良いと、、、






      
コメント
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