老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   2009年 12月 2日

2017-11-30 16:03:02 | 俳句

      

 古い写真を見つけた。
2009年12月2日のものらしい。
8年前か。 殿を連れて、池の堤に龍のモニュメントがある。それを見に行った時の写真だ。15メートルくらいの体長の龍である。
この頃は、殿 を連れて、色んな場所へ散歩に行った。
       

 池の周囲を散歩する。
ある時はここから小高い丘に登って、周辺の村落を眺めたこともある。ずいぶん行っていない。
干支が龍の年はここも賑わうのであろう。

 今日は朝から お裁縫をした。
ブログはお休みのつもりであったが、少しお裁縫にも飽きた。

     🍒     針に糸一度でとおほる小春かな

素直な句ができた。
最近は、針に糸を通すのが大変な作業。糸通しの器具も持っているのだが、これが上手くとおらない。今日は一発で糸が針を通った。

 近くを見る時は眼鏡は必要でない。
目の手術をした時、医師から
「遠く?近く? どちらが良く見えた方がいいですか?」と言われた。
「近くの方でお願いします」と迷うことなく答えた。
本を読むのに、近くの方がよかった。
眼鏡をかけなくては2メートル先は、ぼやけて見える。
しかし、目の見える幸せ。一時はどうなるのか不安であったが、難病指定の病気も落ち着いてきた。

9年前は「ハイク」のハの字も関係がなかった。
毎日、殿 と散歩だドライブだと、、そしてパッチワークに夢中であった。
まさか、現在のように、俳句だブログだという生活になるとは想像もしなかった。

いいか。。。。(*^^*)
何からでも退屈しのぎになっているから。俳句はちっともできない。これが現実の私の頭の中身であろう。アハハ、、、、それと脚が痛くて 歩くことができぬのが、目下の悲しみ。
人生、いいことは長く続かない。

 しりとり俳句から

     🍒    雪ぼたる真白き曇の落とし子か  (雪ぼたる)

    🍒     病院の二重玄関小雪舞ふ    (二重)

    🍒    この件は脇へ温め酒まあ一杯    (脇)

 

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   サンシュウの実

2017-11-28 10:31:39 | 俳句

     

 この色づいた紅葉の葉をみただけで 「さんしゅう」 とすぐに解る人は少ないであろう。野良犬の餌をやりに行く途中に一本ある。
まったく常には気にもかけていなかった。木の下にこぼれている紅い実を見て、あれ枸杞の実だと、あらためて認識をした。

:  勘違いをしていた。この木はサンシュウ そしてサンシュウな葉は色づき 朱い実が成っていた。

      

     ☆     枸杞の実の人知れずこそ灯しをり    富安風生

 先人の句はほんとうに素晴らしい。
気ずかぬまま、やり過ごしていたこの枸杞の実の実写の言い得ている。

 黙って実をいただいた。
口にふくみ噛んでみる。茱萸より固い。茱萸の実と同じ味がする。ほんの少しの苦味と酢っぱさ。

「焼酎に漬けて、枸杞酒を作る方もいる。
乾燥させた実は枸杞子といい、食べると強壮剤になるそうである。」

 

     🍒    枸杞の実のこぼれ日向の匂ひして

     🍒    枸杞の実やはらからゆへに別の道

     🍒    あといくとせ生きむ枸杞の実摘みにけり

     🍒    浮寝して朝な朝なの湖の色  

     🍒    遠くゆく巨船枸杞の実摘みをれば

 

投句の締切が近い。作ってみた。所属している結社への熱も最近は冷めた。
というより、他に興味が移った。それがいい。平常心を保つことができる。

      

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  柚子のマーマーレード

2017-11-27 11:58:34 | 俳句

                 > 八朔 実は青い。もう少しすると青い実のまま収穫をして、倉庫で保管をし、食べ頃になれば出荷をする。その時は黄色くなっている。

     🍒    八朔に日差しあたたなる日和

     🍒    八朔や神そろそろと帰りくる

 ラジオを聞いていると 柚子でママーマレードを作ったと、、放送をしていた。
私も一週間前に柚子をたくさんもらったので、柚子味噌とマーマーレードを作った。
朝はパン食の夫が喜んで食べている。
パンケーキにもこのマーマーレードをたっぷりと入れて作っている。
林檎ジャムも作った。これはシナモンを沢山入れるのが私の好みである。自然食品を求めるようにしているが、どうしてもジャム類は手造りばかりとはゆかない。
今の季節は柑橘類や林檎を使ったお菓子造りに励むことになる。

       
 > 酢橘が黄色くなっていう。収穫を忘れたお隣さんの庭、、、。普通 青い酢橘が美味しいが、この色になったのはいかがか?大きく育って温州みかんくらいの大きさに。

       🍒     生きをれば兄は百歳山眠る

       🍒     瓶に詰め一夜で漬かる柚子大根

     
 > お隣の果樹園の温州みかん。鈴成りに。忙しくて収穫をする暇がないのか?もう少し熟すのを待っているのか。

      🍒    蜜柑山藍より青き海見ゆる

      🍒    冬木の芽蜜蜂なりをひそめゐる

      

 > ブルーベリーの紅葉。実は沢山成るがその時季に熟れた片っ端から採ってはつまんで食べて、ジャムにするほどにはならない。
秋になると、こんなに綺麗に紅葉ずる。

     🍒    冬晴や水仕に飽けば野に出でん

     🍒    紅葉づれるブルーベリーに日が当り

     🍒    もみづれる桜もありぬ空き家かな

 今日は何故か句が生まれた。家の玄関を出て50歩の距離の果樹園までの吟行で。

 

 

   

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    「 同窓会 」 テレビの題名

2017-11-26 13:27:23 | 俳句

    
    ( テレビを観ている間、私の膝から降りない。)

  朝からテレビを観た。
ちょっとのつもりが、面白くて最後まで観てしまった。
朝のノルマも果たさずに、、、困った人だ。

「同窓会は、つかの間の一瞬が楽しい」そんなひと時だというセリフにいたく同感をした。

 私は同窓会は嫌いである。
学生時代の劣等感が今も尾をひいていて、同窓会に出席をしても、心から楽しむことができない。
コンプレクッスというやっかいなものが巣くっている。

 社会でそうそうたる地位について活躍をしている友人達を見ると、自分の社会での立位置を思ってしまう。
つまらない見栄だと重々承知はしているつもりだけれど、寂寥感がひしひしと。

女性は、自分に輝くものが無いと、主人の自慢、子供の自慢に終始をする。
たかが、お里は知れているのに、相槌を打つのもおっくうになってしまう。
私は友人の幸せを一緒になって喜んであげる寛容の精神に欠けていると気が付くのである。全く、心の狭い自分が嫌になるのである。

    
 ( 姫、目がおかしいのか?目ヤニが出るので、毎日目薬は指してやっているのに。写真で見ると、目の色が違う。)

 最近は通知が来ても、欠席の返事を出してばかりいると、お知らせも来なくなった。
自分で欠席の通知を出すのは何でもないのに、お知らせのハガキが来なければそれはそれで寂しい。要するに天邪鬼なのである。

      
 
 今日のテレビの同窓会の出席者は五人。
夫の同窓会もみていると、学級全員よりか、親しかった竹馬の友に近いメンバーの集まりを同窓会と称して集まっている。それとよく似ている。

 最近も私に、東京に住んでいる友人から、「貴方が出席するなら私も出席するけれどどうなの?」の電話があった。親しい友の顔を一度見たい、逢っておきたいと、、「ブログを書いているから、近況はそれで想像をして」と答えた。
淋しいものだ、私の生活。

 ねえ、姫! 私の膝が一番いいかい。重たいよ。
しかし、今度同窓会の通知があれば出席してみようかね~。脚が痛いのも忘れて、心臓のこともおくびに出さず、イヤリングつけて耳は良く聞こえる風を装ってさ~。
何だか楽しくなった。
つかの間、何もかも忘れて、楽しむのも悪くないのかもね?

しり取り俳句から

     🍒    琉璃色のままごと遊びの龍の玉.
.
    🍒     見にゆかん屋島の裏の櫨紅葉.
 
    🍒    キオスクで買ふ朝刊や息白し

    🍒     どなたかも知らぬ胸像冬の雨

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  秋景色

2017-11-25 12:17:48 | 俳句

   

 猫が眠たくなって、無理を言う。
いつものごとく、人間の赤ちゃんみたいである。
抱っこをして二階のベランダに出る。畑を焼く煙がのぼっている。果樹園の柿は、おおかた収穫されて木守りが数個残されている。
お隣の家の桜紅葉が美しい。
「姫 きれいだね~もうお柿も無いよ」とあかちゃんに聞かすようにしているとごろごろと喉をならす。

      🍒    小春日や甘酒にすこし酢がとほり

      🍒    雑木紅葉しずかに煙たたせをり

          

          

 やっと、チュニックが縫えた。着るあては無い。
これは、姉からもらった着物。誰が着ていたのか記憶には無い。多分、姉の旦那さんのお姉さんの物だったのかも?
季節的には春か秋の物である。とりあえず縫ったけれど、地味な色あいだから、タンスで眠ってしもうかも。
 
 この頃は、蒲団の中で俳句のことより、明日は何を縫おう、何を作ろうとばかり考えている。
さて明日から何を縫おうか。材料は事欠かない。

 しりとり俳句から

     🍒     隼と指されしが見失ふ空    (指す)
     
     🍒    したたかな親方凩吹きすさぶ    (親方)

     🍒    サングラスにマスク品無き貴乃花   (マスク)
       同感ですとしりとり仲間の意見が書かれてあった。川柳に近い
     
     🍒    籠で登る金毘羅さんや神の留守    (神の留守)

しり取り俳句も不作。

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