老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  志度駅

2020-05-30 05:26:49 | シニア

         

 

駅前の景。

高徳線で高松駅を出ると二番目の特急が停まる駅。(高松、徳島間)

四国は赤字路線だ。田舎は車を利用する人が大方だから、鉄道の運行は年々あやうくなっている。

この駅前には観光案内書があり、駅員もいる。

昨日は猫ちゃんに逢うのと家の掃除に電車で行った。

 

                      

 

改札を出ると、昔の店を模したうどん屋が二~三軒並んでいる。

 

シンちゃんとの散歩の時は二階になるのだけれど、このプロムナードめいた所をよく利用をした。

この駅を横切ると、我が家のあった駅裏から国道に面した駅前に出るのが便利なのだ。

歩いて裏から前に出ようとすれば300メートルは回り道となる。

そして、シンちゃんは勝手知ったるエレベーターをちゃっかりと利用をする。

そんな事を想い出しながら、JRを利用せずに琴電の駅へ。

20メートルくらい離れている琴電はシニア用のパスポートを買っておけば、運賃がかなり安いのだ。

 

幸いに志度の家も今のマンションも双方の駅に近い。

列車の沿線でJRと琴電が競合して走り、ごく家からは近い。高松、琴平、志度くらいだ。このように交通の便利な田舎街はとても便利で、車の免許をもっていない私にとっては最良の街であった。

そして志度の家は東京へ大阪へ伸びている高速道路にある駅も近い。

高速に乗れば、神戸くらいなら、通勤は可能も可能だ。

所ジョージのテレビ番組で「遠距離通勤」をしいる人の取材番組がある。

鳴門大橋を渡り、鳴門の海を越えて淡路島を通り、明石海峡大橋を渡れば、神戸までは二時間もあればお釣りがくる、、、海を渡って通勤をしている人はいるかもな~?

そんなことを思いながらの私の散歩エリアは実に毎日が楽しかった。

 

 

昨日も二階の窓から初夏の光る海の向こうの小豆島を見ながら、掃除に励んだ。

             

 

昨日はナナちゃんが来なかった。

トラちゃんが玄関の鍵の音に気づき、ニャーナヤーと鳴いて、ベランダで待っていた。

私のいた半日以上、餌を食べてからも、ず~と私の事を見ている。間で削りカツオのおやつをやり、ツナ缶があったので開けてやる。

どうもお腹に赤ちゃんがいるみたいだ。おっぱいが大きく、お腹も大きくなっているようだ。

さあ困った。

 

今日か明日、また行ってやるか。

困った。

 

 

 

 

 

   

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   枇杷の実

2020-05-28 10:02:08 | シニア

       

お隣の庭に枇杷の実が熟れている。

マンションの外廊下から写真を撮った。もっと近づいてと。。。。

普通、枇杷には袋をかけている。この家は自然体だ。

美しく大きく熟れた、木に生っている枇杷はめったに写真には撮れない。ブログに載せる格好の枇杷の実だと思った。

近づくと熟れかけた枇杷の実には食いちぎられた傷あとが。

 

           

                  

 

最近は、高級感のある枇杷の実はおおかた袋を掛けられているが、この木は自然体。

雀が枝を揺らしている。鳩が飛びたった。それにしても、食いちぎり方がすざましい。

甘い部分だけ食べて、、、

さもあり、こうなるから手間をかけての袋掛けの作業なのだと理解をした。何も知らぬ、田舎に住んでいながら、、、な~。

 

 

      🐦     枇杷熟るるまつこと黒き土佐の海

 

室戸岬で詠んだ。眼前に黒潮の流れる太平洋、枇杷が熟れていた景色を想いだす。

 

 

 

           枇杷の実や久しく唄はぬ子守り唄

 

 

  

 

 

 

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    日傘

2020-05-26 21:16:58 | シニア

            

 

病院の庭に咲いていた柏葉あぢさい。葉が柏の葉に似ているから、そこから名前もついたとか。

膝に痛みが続いている。

又、水を抜いてくれた。大きな注射器、一本分の水が又抜けた。

痛みは治まるでしょうと医師はおしゃってくださるが、歩くのは痛くないのに、床におちている塵を拾おうとかがむと痛くて痛くて。

 

昨日は暑かった。

何十年も前に浅草で買った日傘を愛用している。

それを差していると傘の陰に隠れて周囲を見なくてすむ。下を向き、右、左の交通に気をつけていれば、すれ違う人に、たとえば知り合いに声をかけられるまで気づかぬ時も。それがよい。

 

     ☔     日傘差し少し孤独のわきいずる

 

雨の日の傘も、日傘も好きだ。ひとりぼっちの淋しさとは違う、淋しさに身をゆだねている時間が好もしい。

古くなり色褪せた、少し小粋な江戸柄の日傘を捨てきれず今年も差した。

 

今日は久ぶりにお裁縫。

チュニックを縫った。

薄手のローンの生地。針と糸と布地が一致しなければ、上手く縫えない。

もう少しで仕上がる。明日か?

 

           薫風やミシンを踏めば消ゆ町騒 

 

ミシンのリズミカルな音。俳句ができた。書いておかなくては、忘れてしまう。

おまけにブログまで書いた。

 

 

 

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   スカイプ、、、で講座を楽しんだ 

2020-05-25 14:13:36 | 好き好き俳句

               

 

今日もナナちゃんに逢いに行く。

我が家の生い茂った庭。アースを吹いて、蚊に咬まれないように庭に降りる。

庭に三つ葉が生えている。摘んで昼食に三つ葉の卵とじを作った。自分の家の庭のだと思うと美味しさもひとしお。

 

ナナちゃんは車の音を聞きつけて玄関までお出迎え。

掃除をやっていると、昨日に比べて素っ気ない。家中の点検を終えると、帰ってしまった。

 

       

 

昨日はスカイプの俳句講座を受ける。

講師は趙さん。女性。年に二回募集をしている「恋の句」の選者だ。

明瞭活発な方の講座で面白かった。

 

参加者は北は札幌の方、南は長崎と全国からの参加だ。

勿論お顔も名前も知らない。一人だけネット句会の常連さんがいた。

実力は№ワンの方。名前は知っていた。スカイプの画面で観たお顔が初対面。

慣れない操作で、戸惑った。初めてだもんな~。

あっと言う間の時間だった。

救われたのは、皆さん俳句好きと顔に書いている。

同類の匂いがプンプンとしている。自信に満ちた姿勢だ。

私も皆さんの名前は知らぬし、向こうだって私の名前は知らない。、良いことか悪いことか?句会でなく講座だ。

おちおちと、会が重なるとお喋りも。

師を迎えた句会は7月からだ。

どこの句会も満席で募集は締め切っている。

今まで句会の参加は皆無と言っても過言ではない。

末席と言うのが無いスカイプ句会。それでも初心で末席を温めることになりそうだ。

期待と楽しみが、、、

もう少し体力に自信があれば、、、、長生きをしたいと切実に思った。

 

何回か洗面所に行った。カーテンを閉めに立ったり、案外に自由な雰囲気で楽しむ事ができた。

男性の頭の後ろから、煙草の煙があがっていた。ヘビースモカーに違いがない。

 

 

     🎣     めまといを鋏で追ひつ三つ葉摘む

 

     🐟     雨催ひ摘めば三つ葉の香のはしる

 

 

      

 

 

    

 

 

 

  

   

 

 

 

 

 

 

 

 

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   ナナちゃん 生きててくれた~

2020-05-24 11:28:29 | 

         

 

一週間ぶりの庭には花うつぎが満開だった。

薄いピンクの莟は開くと真っ白になる。

この花だけじゃない。どの花も莟の時は恥じらいの桃色だったり、育つ前の若者の若草色の莟が緑の花になる。

     

                 

 

  

昨日の幸せ事件。

一か月ぶりに、ナナメが来た。

生きていたんだ。ナナメが ❕

一週間に一度、行くごとに、「ナナメ~ ななちゃん~」と、近所にいないかと、声を出して私の来たことを知らせていた。

もう一匹のトラちゃんと激しい喧嘩をしたのを見ていた。

勢力争いに敗れ、この地を去った、それとも死んでしまったか?と夫婦で心配をしていた。

 

先週はトラちゃんが餌を食べている時、お隣の塀の向こうでナナメに似た猫を見た。

夫が「おい ナナメだぞ」  「ナナちゃん、ナナメ、、、」と私が呼んでも来ない。よく似た猫が数匹いるから、見間違いだと思っていた。

 

昨日はトラが我が物顔で餌を一人占めをして食べていた。その隙に、開いていた窓から スートーと猫が入って来た。

 

     「ナナメ? ナナちゃん?」

足元にじゃれついてそれからだ(@ ̄□ ̄@;)!!

もう私のそばを離れない。

階段に座って、コロンと横になったナナメを撫でる、同じ顔の高さで舐めるように話す。

「ナナメ~、生きとったん? 何しよったん? 心配しよったよ~」

「ゴロゴロ、、、ニャーン~」

小一時間、掃除をしている傍らから離れない。

 

トラときっと勢力争い、喧嘩に負けて、先週も私の呼ぶ声で来たものの、トラが怖くて、私に近寄れなかったのだと思う。 ああ可哀そうに、ナナメは噛まれた?怪我をさせられた?

 

      

 

畳の部屋から私の一部始終を観察している。

時々、傍にきて私の周りをひと巡り。

 

  

               

 

はなちゃんの事を想い出した。

今は綺麗に咲いた花うつぎの下で眠っているはなちゃん。

 

少しだけ野良猫たちが、はなちゃんに代わって私達を慰めてくれている。

 

     🎐     銭葵古い映画に傷のあめ

 

     🎐     おだやかな瀬戸内しらす干して一服

     

     🎐     しらす干す古い映画のロケ地かな

 

 

 

 

 

 

 

 

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