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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

梔子の香に誘われて道曲がる

2016-06-11 07:40:10 | 俳句
     🌌    梅雨寒や木偶の持たない膝小僧

   

もう萩が咲いている。
夏のうちから、咲き始める萩も多い。
青々と茂った葉にまだ花のついていないのを夏萩または青萩という。

     

梔子の花も良い匂いを放っている。
ふと何かに導かれるように道を曲がると、梔子の真っ白い花が咲いているのを見つけた。
種類が多い.
一重の梔子や何重にも花びらが重なっているのがある。
ただ、枯れて散るときの梔子は、他の花に比べて、美しいとはとても言い難い花だ。
一目するとよくわかる。

香川県の留学生会館の籬。
丸亀城の天守に登る坂道に沿い咲いている梔子。
栗林公園の籬など、印象に残る、梔子の景がある。

    ⚘   鉛色の雲梔子の濃き香かな



昨日のしりとり
    🍒   鱗粉を振りまき闇に蛾の消える

    🍒   散らばってゐる落し文どれ拾はん

    🍒   昼鳩のいづくで鳴くよ木下闇

    🍒   大灘に県境あり雲の峰


コメント
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