老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

少女画家

2021-05-31 11:42:58 | シニア
            
 
昨日の新聞 「よみほっと」 から。
少女画家 高橋真琴さんの可愛い絵が目に飛び込んできた。
 
昔、昔 この方のお名前 (真琴氏)は男性か女性か?と、、、そんな疑問を抱いた。
どうでも良いや!
深くは考えなかったけれど。。。
 
 
そして (中原淳一氏)
この方は私が少女雑誌を読み始めた時は、私の年代よりほんの少しお歳上の人の読み物であった。
 
あこがれの「それいゆ」
 
 
長じてからも少女画家、今でも大好きだ。
 
この方々以外に数しれぬ少女画家のファンだった。
 
今でも本棚には少女画家の画集がたくさん並んでいる。
 
旅先で見つけこの方々の専門ショップを見つけると、必ず訪れる。
 
中原淳一氏はお隣の街の出身だ。
お隣の市では、あたかも現在、中原淳一展が開催をされている。
 
以前、住んでいた街の図書館で中原淳一展があった。
看板になっていた大きな畳半畳くらいのポスターを、展示が終わってから図書館の人から戴いた。
 
大きすぎて家に飾れない。
最初は壁に貼っていたが、大きな淳一の目に終日、見られているようで落ち着かなかった。
 
 
さて、今日はネットの締め切り日。
ブログのネタは落ちているもんだ~と思いながら、つまらん忘備録を記している。
 
 
         手づくりの香と袋や夏きたる
 
推敲、推敲、、、これは後まわしに。
 
 
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小説の中の言葉で気に、、、、

2021-05-30 18:22:26 | 迷えるシニア
 
       
 
さぬき市にある「門入ダム」へ息抜きに。
最高級の石だ?
庵治石を使用した石の碑が。
椿を彫っていて、さすが石の街をひかえた県らしい。
     
 
ダムのえん堤の向かい側には「イサム・ノグチ」のモニュメントが堂々と建っている。
これも高級な庵治石の作品。
 
   
 
今日は五月晴れ。
コロナ籠もりを一刻、忘れる日、日曜日だ。
 
     
 
キャンプをしている人や釣り人が豆粒のように。
このダム湖のおかげで、水不足の香川県だが、ここ、さぬき市だけ日照り続きで高松市に節水制限が出ても、さほどの苦労は無いと聞いた。
 
転勤をして来、二十数年になるが、水不足の経験はやったことが無い。
  
 
ダムにかかった橋の上から望む景。
遥かに八栗山が。
田植えの終わった山合いは緑が眩しい。
 
     
 
ダムへ来る道すがら、この キバナコスモス が道路の両側にさいていた。
繁殖力がおおせいらしい。
 
少しの時間だったが、美味しい空気をすい息ぬきができた。
 
 
< 最近、読んだ 宮本輝 の小説の中での言葉。>
 
「自分が死期、この世界は変化しつづけていくものだらけだのに、自分をそれを見届けることができない。なんと悔しく哀しいことだろう。そのようなことに自分は耐えられない、、、、
 
ヨハン・シュトラウスの名曲、壮大な「死と変容」を聴いていると、そのような悔しい思いの心境になる、、、、
 
この言葉を読んだ時から、自分の言わんとしていたもやもやとした気持ちが晴れた。
小説家も私も、死に向かうと何んと小さな人間、宇宙の中では芥子粒でよりも小さく目立たず、、、、
その一文をダム湖でしみじみと考えた。
 
イサムの彫刻も、キバナコスモスの花も半永久だ。
人間は無力だ。
杖をつかなねば歩けぬ私は、、、せいぜい時を充実させて、死後については思い煩わないようにしよう。
 
 
         先に着く宅急便の遍路の荷
 
        手造りのかけ香に染む身ぬちかな
 
     
 
      
 
 
 
 
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祇園の 「畑中」

2021-05-29 11:23:21 | シニア
 
京都祇園の旅館「ぎおん畑中」
祇園祭で有名な八坂神社門前にある料理旅館。
四季の美を映した京料理、高野槙風呂で京都の風情を満喫できる。
etc.、、、、、
 
昨日、テレビを観ていたらこの畑中の経営が行き詰まったと言うニュースが流れていた。
 
何十年か前に、ここで一泊をしたことを想いだした。
記憶が定かでなく、いつ、何の用で京都へ、、、遊びに決まってはいる。
度々、京都への旅行はやるものだから、記憶が入り交り薄れている。
 
この時は京都の大学へ行っていた息子を、この畑中へ呼び出して親子三人で夕食をした。
泊まったのは私達夫婦の二人だった。
だから、ずいぶんと昔だ。
 
美味しかった京料理と、高野槙の内風呂だった、、、、ことが記憶に残っている。
 
その夜、近くにある八坂神社へお囃子の音に誘われて見物に行った。
境内にある舞台で、もうすぐある祇園祭のお囃子の稽古をしていた。
 
お世話人が子供にお囃子の鳴らせ方を伝授していた。
笛、太鼓に楽譜があるのを見せてもらった。
耳や身体に覚えこますのではなく、ちゃんとした楽譜があって、それにそっての練習に驚いたとというより、自分の無知さ加減を思い知らされたものだった。
 
そんな記憶が、、、
 
このコロナ禍で営業不振に陥ったこの老舗名店にも及んだニュースだった。ショックだった。
 
この時の、お囃子の練習風景を、後になって俳句に詠んだ。
 
         臍に汗祭り囃子の稽古かな
 
コロナが収束をし、再び「畑中」が蘇ることを願っている。
 
畑中を想い出し、俳句も想い出した。 経験は宝だ。
 
 
 
 
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俳文集

2021-05-28 09:59:59 | シニア
    
 
       大砲のごと口から放つ枇杷の種    園田康彦
 
数日前の読売新聞の「四季」から。
 
最近に贈られてきた俳文集の中の一句。
彼は長崎県の壱岐で育った。
現在は勤めを終えて東京暮らしと、俳文集には書いてある。
俳誌に (季語と生きる)の連載をされていた。
 
一冊の本となって、私も念を入れて再度読ませてもらった。
同年代で九州の島と四国の田舎と場所や環境が違っていても、戦後の暮らしぶりに大差がないことを、自分を顧みるつつ懐かしく読んだ。
 
      湯のやうな六反五畝や田草取る   靖彦
 
この句は最近のZOOM句会で出た句。島で六反五畝といえば、かなり広い田んぼだ。
広い、狭いは横に置いといて、田水の沸いた時季の田草取りはかなりの重労働だとさっする。
 
 
   ☆    葉脈のぬつと浮き出し煙草干す
   ☆    目つむればうからはらから餅を搗く
   ☆    たらちねのぬくみまだある寒玉子
   ☆    先生は昼寝大好き花むしろ
 
同じ頃を過ごした子供時代を彷彿とする句の数々だ。
 
 
         髪洗ふまたひとまわり痩せにけり
 
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怖い  コロナ

2021-05-27 16:16:40 | シニア
           
        
ハナちゃんが生きていたら、
幸せだろうな~。

こんなふうに私がパソコンを打つ隣の手芸用の椅子に座っていた。
たまにパソコンの上に乗って邪魔をすることもあったけれど、傍にいるだけで私もハナちゃんも満足で、当たり前を疑わずいつまでも続く生活と思っていた浅はか者だった。
 
 
夫の従弟。
80才。
奥さんに先立たれて関西地方の、とある都市の有料老人ホームで世話になっている。
1月の末にコロナに感染をした。
有名企業に勤めるホワイトカラーで今、世話になっているホームもそこの系列だ。
 
コロナ感染をし、そこの関係の系列の病院に入院をした。
 
2週間位たって、コロナが陰性になった、、、と夫に電話があった。
まったくコロナに感染をしたことなど知らずにいた。
知ったとしても今の現状。
 
そらから一か月ほど経て
医者から
「貴方がコロナから治ったのは奇跡ですよ」
と告げられたそうだ。
それまで、既往症の重い糖尿病で、一週間に三度の透析の治療もやっていた。
 
コロナの悪魔から逃げれたと聞いた私達も、本当に奇跡だ、、、
入院生活2、5ヵ月で退院を。
良かったねと拍手喝采を遠くから送ったものだ。
 
それから現在。
 
「生きている!」
と、、、時々。
 
電話がかかってくるものの、元気な時は夫と1時間以上もお喋りをし、お喋り男が二人と、あきれていたものだったのに。
 
最近やっと
「車椅子での生活が可能になった。それでも疲れるし、、、」
「医師がホームへ往診の来てくれる生活だ。」
そんな会話が少しだけ可能になった。
 
テレビを観ていて、コロナ患者の経験談を聞いた。
(歯ブラシが重い。座れない。手と足が動かない。トイレまで歩くのが苦しい、、、)
 
昔、
私はこの経験を6ヶ月ほど経験をする入院生活をした。
元気な人に(歯ブラシ)が重いと言っても想像をし難いだろう。
 
私は夫の従弟の話を聞くと、昔の病気の時の辛さ苦しさ、精神的にもずたずたで将来が不透明だったころを想いだす。
この症状やコロナの後遺症が全く同じだったから理解ができる。
 
夫の従弟は綺麗好きで、ぐうたらな私を醒めた目でお掃除くらい丁寧にやったらと、、見ていた。
弁解はやらない。同情をされたくない。
言っても、理解は誰もしてくれぬのが落ちだ。
 
世界の健康な人々が、いつなんどきコロナなる悪魔に胸倉をつかまれるのかわからぬ昨今。
 
オリンピック、、、笑わせるな~!
 
他人の痛みは知らない世間の一般常識はどうなっているの。
菅の頭の中はどうなっているの?
 
コロナの怖さは、陽性が陰性になったからって身体や精神を蝕んで、普通の快復はいつの事に。
 
スポーツの選手が、頑張ってすぐに復帰をしてくるが、あれを信じている一般人は、、、と(   鹿さん~~とは言わない~)
 
夫の従弟。
一日も早く元の体力を取り戻し普通の生活がきたらよい。
一月末から、もう六ヶ月に。
それにしても長いな~。いつまで続くのだろう。
 
奇跡だと医者に言われ、命を取り戻しただけでも、ラッキーだったねと吾ら夫婦は遠くから快復を願うのみ。
 
 
       くちぐせは貧乏ひまなしをけら焚く
 
 
 
 
 
 
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