老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

猫踏んぢゃった俳句

2020-11-28 12:39:51 | 
 「猫踏んぢやった俳句」
作家、村松友視氏の本の中から。

岩合さんの写真と一致しそうな句を見つけた?
 

     ☆     かげろふや猫にのまるる水たまり   芥川龍之介

      
 
 

                 ☆     野良猫の恋に憚りなかりけり    鈴木真砂女

      

恋の真砂女さん。
彼女の晩年は認知症だったらしい。
惚けが始まっている自分を、おそれることはない。


        
        ☆     人声なつかしがる猫とをり     山頭火

        

泣いているの?笑っているの?いい表情だ。
    


    ☆    のら猫の鼻つけて見る海鼠哉     正岡子規

       
 
三浦半島にある、熱帯魚を売っているショップの猫ちゃん。
水槽で泳いでいる熱帯魚に興味深々の猫ちゃん。
 

     ☆    猫の足音がしないのが淋しい    放哉  

       

さっきまでギャアーゴロ、ニャンゴローと声がしていたのに静かになった。
無防衛な格好でしとどなき猫やんの姿。臍天に、、、




      

2016年、今ごろのハナちゃん。

     🐢    夢でもよし猫と遊びた冬日向   葉
いつもハナちゃんの事を想いひだす。

今日も時間つぶしができた。
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また 岩合さん

2020-11-25 09:21:10 | カラ元気のシニア
     

失礼します。岩合さん、NHKさん。
楽しい時間でした。
昨夜は三浦半島での猫ちゃんたち。
水平線に沈む夕日を見ながら、何を考えているの?


     

海岸に岩場で暮らしている猫ちゃん。
釣人から釣果の餌の🐟をもらい、元気です。
生きてゆけるのでしょう。夕日を眺めていた猫ちゃんだ。
餌の🐟を食べて満足、満足、、、少し眠くなってきた。


  ☆     猫も犬もともにもの言はず秋の暮    久保田万太郎

  ☆     猫のよく眠ることよの鰯雲     久保田万太郎



      


何日もかけてやっと縫いあげた割烹着。
2週間はかけた。休んだり気がむけば縫ったり。

割烹着にするのは勿体ない生地。何か分からないけれど絹地だから汚れたからと洗濯をやるにはおっくうだ。
色がこげ茶だから、明るい色のポケットをアクセントに。
どれも生地の分厚い絹地。暖かい。


     🐢     小鳥くるミシンの調子リズミカル

  
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謡曲 海士

2020-11-23 21:29:00 | シニア

         

奥に見えるのが、海女の墓。
よく観光地で見かける絵看板があり、記念写真を撮るとき頭だけを出して、ここに来ましたという、あれをいつのころから置いている。
4~5年前まではボランティアの老婦人がいて、毎朝お墓に花を供え、掃除をしていた。

その、お供えの花がいつも大輪のカサブランカであった。
シンちゃんを連れてお参りに来るたび立ち話をしていたものだ。
お亡くなっりになったのか、見えなくなった。
そしていつの間にかこの絵看板。人目を引く。
悪いとは言わないが、風情が無くなったこと、、、

今、彼のご婦人が生きておられて、この絵看板を見たら、何んとおっしゃるだろうか?
目を丸くするのではないかしら?




       


有名な謡曲。
⦅海士 あらすじ⦆  
藤原房前(フササキ)大臣は母の追善のため讃岐・志度寺に赴く。海人が現れ、水底の月を見るために梅松布(ミルメ)を刈るよう命ぜられると昔話を始める。ー唐土から贈られた面向不背の玉がこの浦で龍神に奪われ、藤原淡海公がある海人と 契りを交わし、宝珠を取り返えせば生まれた子を世継にすると約束。海人は命がけで竜宮に向かい宝珠を奪い取ったー。語り終えた海人は、自分が房前の母だと名乗り海中に消える。大臣は浦人に 事情を聞き、亡き母の手紙を読み十三回忌の供養をする。すると龍女の 姿で母の霊が現れ、法華経の功徳で成仏したと喜び経文を唱えて舞を舞う。

この海女の墓が、奥に見える墓である。

志度寺の駐車場から、参拝をする時はきの海女の墓を左に見て本堂へ行く。

お遍路さんは 海女の墓 には関心が無いのか、素通りをする人が多いみたいだ。

二週間ほど前、NHKの古典芸能の時間に、この謡曲を舞っていた。
偶然のチャンネルを合したのだけれど、切々と海女の感情が乗り移ったように男性の舞手に魅いいった。

その。玉取り伝説の残る志度湾。
琴電の駅名にも (房前)がある。


      🐢     玉取の悲話の志度浦牡蠣太る

昨日、ネットで選をされていた。
ここ志度湾の牡蠣を詠んだ。
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牡蠣小屋 吟行

2020-11-22 12:31:11 | シニア
          

牡蠣小屋の並ぶ港へ行く。
昨年は一度も訪れなかった。今年こそと行った。
良いお天気。
独りで牡蠣小屋の吟行へ。

我が家から見るのと反対に市役所や大学が。

     

防波壁には牡蠣網や様々な牡蠣を舟から降ろす時機会のが並んでいる。

     🐢    コンベアー唸り牡蠣の運ばれ来

     


     🐢    潮錆や牡蠣割る切っ先鋭き出刃ぞ


      

早朝、4時に剥いた牡蠣が、、、
昨日は市場が開いていたので出荷用の牡蠣の剥き身だそうだ。


以前詠んだ句。

     🐢     牡蠣割りが見たけりゃ明日の朝に来な

ここのご主人の言葉をそのまま詠んだ。
そうなんだ!市場に出荷するには朝の4時からの作業でなくては間に合わない。
大変な仕事だ。


      

山のように積んだ牡蠣が出刃包丁で、殻の汚れを落とされてゆく。
垢や汚れを落とされた牡蠣は水槽で保管をされて、牡蠣焼きに使うそうだ。


      🐢     波高く牡蠣の筏で酔つたとや

若い息子さん。波が高くてふらふら船酔い状態だと。
それでも牡蠣の山に向かって作業をやっている。

     

     🐢     喉飴を離せぬ牡蠣の作業場
          単なる説明だ、推敲推敲。。。。

     🐢     塩の舞ふ牡蠣小屋口中塩まぶれ
        

牡蠣を剥いていると口の中に塩が入って辛くて困るそうだ。
それで、いつもカンロ飴やのど飴をふふみ作業をすると言う。


     

牡蠣筏で育てた牡蠣は娘さんが経営する牡蠣焼きの店が隣に。
昨日は大入り満員の牡蠣焼きの食べ放題のお客さんだった。

      🐢     牡蠣焼く香鼻むずむずと源内さん

近くに源内さんの旧居。そして大きな源内さんの銅像が見える。


     

牡蠣小屋が並ぶ辺りから見た小豆島。
観音様が我が家から見るより大きく見える。大阪へ向いているのだ。
ヨットも出ている日和だ。


     🐢     源内さん遊ぶ志度湾牡蠣育つ

     🐢     牡蠣舟の舫ふ勤労感謝の日

     🐢     菊咲かせ葱太らせて牡蠣の浦




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   さだまさしさんと中島潔さん

2020-11-21 14:58:51 | シニア




写真の撮りかたが悪い。
部屋の電気が光っている。

中島 潔さんの絵だ。
買ったのは1990年の6月と額縁の裏にサインがある。

デパートで中島潔展があった。
たまたまこの人の絵は大好きだった。
特に子供の絵。
リトグラフが展示されていた。みんな好きだ。

以前、一枚リトグラフを買って持っていた。

この日は観に寄っただけだった。
私の手持ちの金では、この絵しか手に入らなかった。
買うつもりもなかったのだけれど、買ってしまったのだ。まことに衝動買いだった。後悔はしていない。
大切にしている。
リトグラフではない。直筆の「絵」だ。
さみしそうな感じだけど気にいった。
その日は中島さんが会場に来ていて、私が買った絵の裏に、サインを入れてくれた。

それで1990年に買ったと判った。

どうして?
今日の読売新聞の「時代の証言者」。
さだまさしが最近を執筆をしている。
今日のページの最後にさだまさしさんが、中島潔さんの絵が気にいって買ったと、、、。
中島潔さんの絵が初めて売れた、、初めて買った人がさだまさしさんだと、エピソードが書かれていた。

       
で、押し入れに入れていた、この絵を引っ張りだした。

狭いマンションだ。他の物を壁に掛けると、この絵の出番がないのだ。
好きと飾るのは別問題。

30年もたっている。絵に黴が、、、

中島さんは、今では「清水寺」の襖絵を描くような実力と人気者の画家となっている。


          

     🐢     冬ひなた子福桜の咲きつづく   

      

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