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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

藤の花

2025-04-19 16:14:14 | 老人日記
          
  
藤の花を見に。

向こうに見える山は、崇徳上皇がお祀りされている。
白峰御陵と呼ばれて坂出市にある。

暖かい日にめぐまれ、連れ合いの藤を見に行こうと言う言葉に誘われて出かけた。藤の花の名所と言われている、飯田町にある岩田神社である。
神社の門前には市がたっている。



「孔雀藤」という樹齢800年の藤の木があり、 1本の幹から大きく広がり、房が長い所で以前は2メートルにもなる房もあったそうだが、木も衰えたみたいで、今ではさすが2メートルもある房は見当たらない。

      

が、見事だ。
蜂がブンブンと匂いに誘われて盛んに飛んでいる。
      

老若男女たくさんの見物人が、設けられたお茶席を温めている。
       
       

和服姿の婦人もいて、花に蝶の趣で目の保養になる。

      

大きく育ち藤の重さに耐えれるように煉瓦作りの柱が木を支えている。


       

藤の花がトンネルを作っている。

       
        

無粋だけれど、上を見ていると少し首が疲れる。



   ✾     藤棚を飛び交う蜂の羽音かな

   ✾     藤の花誰が鳴らすかひょんの笛

   ✾     他愛なき嘘でも嘘や藤の花


久しぶりのブログ。




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気づかなかった花

2025-04-13 12:37:53 | 老人日記



ベダンダに出た。
こんな花が咲いているのに気づかなかった。

最近は、目の調子が悪くベランダに出るのも、おっくうになっていた。

けなげに、主は病んでいても、花は季節に敏感だ。
綺麗な花を咲かせていた。

    

花殻を取ってやると綺麗な鉢植えの花が姿を現した。

少しづつ、目の異常にも慣れて元気をとりもどしている。
時間ごとに忘れずに目薬を入れるのが日課になっている。

二種類の目薬を。手術をした右の目に入れる。
一日に四回。
忘れていると、ぼんやりとしか周辺が見えなくなる。

これが厄介で、目薬はすんなりと眼に入らない。
目が細いのかも知れぬ。大部分を外に流してしまう。

綿で目元を拭き、いつも二~三回でやっと眼に入る。

どこが、何が悪くても困る。
しかし、老の身。
身体のあちこちに喝をいれながら、良くはならないが、これ以上悪くならぬようにしかできぬ。

連れ合いが、旅行に行かないかと言う。
行きたいと思わぬ。
消極的になってしまっている。
 

    🐫     黄砂降るシルクロードを夢見た日  (黄砂)
      
    🐫     春惜しむ開いたままの旅の本    (旅)


佐賀県を除いて、元気な頃は全国を旅した。
それで、満足をしている自分を顧みているのは、ちょっと淋しい気もするが、近場の観光地に美味しい物は大いに食べに行きたい。

大坂万博。
論外だ。
興味も湧かない。

『人生の守りい入った老の身が哀しい』 


今日のしりとり俳句

     🐫     花蜜柑の香にむせかへる盆地かな   (盆地)     

     🐫     陽炎のやふかへりみる吾人生    (陽炎)

     🐫     水の面に触れんばかりや藤の花   (藤の花)

     🐫     望みすくな八十路や春を愛で尽くす  (春)

     🐫     頭のひねるメニューあれこれ新牛蒡  (メニュー)


どうにかこうにか詠んだ。
しりとり俳句は頭の体操。
吾、生活が垣間見える俳句の数々。

    



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木瓜

2025-04-12 08:21:10 | 老人日記

                      


ぼけ、、、なぞと片腹痛い。
が、、、ボケているに違いない。
ロウジンボケの私の事。

このブログは少し書かなかったので、さあ書こうと思ったらページが開かない。
それで今朝は諦めて新しく、又、新しく挑戦をする気になったところ、まあすんなりとページがひらいたではないか、、、、!!

老人が右往左往をするのが面白い輩がいて、時々いたずらをされる。

あきらめていたら今朝のように、すんなりと事が運ぶ。


           

久しぶりにお裁縫をした。
紺の厚手の風呂敷があった。
義姉の家は昔、衣料品店をしていた。
その時に使用をしていた大風呂敷。
それを上手に利用をした。
義姉の店の屋号も染め抜かれている厚手のしっかりと仕事をこなしてきた濃紺の風呂敷。
まさか、エプロンドレスになるとは、義姉も想像はしなかった代物だ。

厚手だから、今の季節に着なければ、もうすぐ暑くて着れなくなる。

しかしこれが、自分で言っては身も蓋もないけれど、よく作れたエプロンドレに変身をした。


昨日は 木瓜の花をしりとり俳句で詠んだ。

      🌸    吾のみの知る抜け径よ木瓜の花   「 抜け 」

    🌸    烏骨鶏飼ひゐる小屋や木瓜の花   「 小屋 」

    🌸    木瓜の花紅絹でさるぼぼ作りけり  「 さるぼぼ 」

    🌸    木瓜の花昨日の記憶はや薄れ   「 木瓜 」

    🌸    花木瓜の棘や仁王の爪ごとき   「 仁王 」


良し悪しは別に、ボケ老人たくさん詠めたことよ!!!
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