老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

何があるか分らぬ

2024-09-10 01:06:46 | 老人日記
      

連れ合いは何事も無かったように寝ている。
白川夜船だ。

朝、ベッドに腰を掛けたまま立ち上がれない。
身体から力が抜けて腰も抜けている。

驚いて声をかける。
脈を測ると不整脈だ。

少し落ち着いたところで、病院に行く。
タクシーでなくても、自分が運転をすると言って、それなら私も一緒について行くと急いで仕度。

病院では、夫の様子を見た看護師が、すぐに病室に案内をし、医師の診察。

心電図をとりベットに、、、
何人もの看護師が付き、機械から何本ものコードが胸から、、、
点滴も始まり、夫の顔色も悪く私も生きた心地がしない。

医師から、様子を見ますが今日は病院から帰れないかもしれませんと言われる。

点滴と薬が効いたからか、脈も正常になり半日で、病院から帰れた。

       

少し遠いけれど、かかりつけの病院だ。
今までの既往歴があり、医師は三年前にも同じ症状がありました。
、、、、、、
私は忘れているのだ。

かかりつけの病院の大切さが「良かった」と身にしみた。

ふと思った。
今回は不整脈が原因で座ることもできないくらい弱りこむ。
80才をすぎれば、どんな病気が襲い掛かるか、先入観をもった覚悟も必要になる、、、と考えさせられた。(夫婦ともに)

老々介護の覚悟もいる。

私は、腰が痛くて、ベッドの傍で付き添っていて、立ったり座ったり歩くのも痛くて、本当に辛かった。

しかし、家に帰れた。
なんと、夜はノンアルのビールを飲んだ。
よろこぶべきだろうな。

このくらいの突発の病気でよかった。少し年齢とまともに向き合えと言う、神様の注意と受け止めよう。

35度もある毎日だった。
熱中症の心配をして、私がいくら止めても志度の家の草取りに行っていた。
それも原因?かとも思うが、言う事を聞かぬ頑固親父に心配をかけられた。
ともあれ、正常に戻って良かった。






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参道に鳥獣戯画。

2024-09-04 11:19:09 | 老人日記
         


参道の普通は石畳と言うべき所。
何んと鳥獣戯画が彫られている。
そこを参拝の我々は踏んで行く。

        

少し躊躇をしながら私は通った。

色々なお寺さまがある。

これは、一年前くらいの事。

趣味の(色々な小物)を売っている店があると聞いたから目の保養に行った。

私くらいの年齢の男性店主が商いをしている。

まあ、趣味にに毛が生えたようなお店だけれど、センス良く商品を並べている。
余生をこんなかたちでおくる、生きがいのある生活に拍手をおくる。
そこで、ちょっとお茶をした。

そこを出て初めての町をぶらぶらしていて、お寺を見つけた。
そして入ったお寺の参道の小径が、鳥獣戯画を彫った石畳もどき。
もったいないか?

参拝者が楽しければ良い。

私も多いに考えさせられたり楽しんだりした。

あれから、一年以上が経つ。
今の体調だと、とても行けぬ。

腰にコルセットを巻き暑さとの闘い。
残る命は、いか程?なぞと、つまらぬ計算をしたりする、はちゃかめつちゃの、ゆきあたりばったりの日々だ。

こんなに体力の衰えを嘆いては駄目と、お裁縫でもと思うが何もやる気がおこらず、手芸の本を積むばかり。

       

今、我が家に咲いている唯一の花。

朝、夕の水遣りは夫が受け持ってくれている。
正直、助かっている。
如雨露の水を入れると重くて腰にくる。
一回、一回、痛い痛いと言う言葉を聴くのもいやだろうと思い口には出さぬが、立ったり歩きだす一歩が痛かったり、痛み止めの薬が手放せない。

小さな花が嬉しい。



      





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嵐の目の中

2024-09-02 00:21:20 | 老人日記
  

昨日の西の空。
夕焼けの空に少し青空が見える。何とも不気味な感じがした。

今日はいつものような暑さが戻ってきて34度だった。

日本列島を荒らして嵐は治まったようだけれど、都市の脆さをまじまじと感じさせられた。
自然の驚異にただ人間はなすすべも無く、災害のニュースを伝えるだけの無能さの政府に、仕方ないかと指を咥えている我々。

自民党の総裁選挙のニュースが五月蝿。
どなたがなっても変化は無い。
只の権力争いにしか思えない。
庶民は怒りもしないで、右から左へと成り行きを見ている。

あの兵庫県知事の政治生命も終わったな。
知事を二期か三期やって、衆議院議員にでも鞍替えをしてと、取らぬ狸の皮算用をしていたのであろうが、ああ泡ときえたな~。

私の腰はまだ治らない。
兵庫県知事や秘書の給与を騙し取った、あのエッフル女史の転落を思い、自分の腰が痛いのを我慢している、いぢわる婆さんの私なのだ。

久しぶりに図書館へ行った。
図書館で本に囲まれていると少しだけは、自分をとりもどせた気分になった。

暑い一日だった。








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