ベストセラー小説の映画化。出演はクレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、トニ・コレット、ナターシャ・リチャードソン、メリル・ストリープ、グレン・クローズと豪華女優陣。
重い病の床にある母親の元へ二人の娘がやってくる。母がうわごとで言った今まで聞いたことのない男性の名前「ハリス」。母の知られざる過去が夢の中で語られ、最後に意外な人物の訪問で、人生に迷っていた娘は新たな一歩を踏み出す。
女性の視点で書かれているので、男性にはピンと来ないところが多いかも。ちょっと作り過ぎで感傷的過ぎるかな、と思いますけど、とてもきれいな話で、女性は大いに共感すると思います。
母の思い出話をしていて、同じ場面での娘二人のとらえ方がまったく違うのが印象的と言うか・・こういう場面をきっちり入れたのは上手いな~と。
母親が「自分の人生の不幸を嘆いて泣いた」と言う次女と、「感動して泣いた」と言う長女。これって事実なんですよね。感じたこと全部普通は口にしないから、ずっとお互いの考えがわからなかったり勝手に思い込んでいたり。ここで始めてお互いの考え方がわかり相手のことが理解出来る。
別れと再会、結婚式に死の床・・すごくクラッシックな設定とお話で、ある意味正当派の映画と言っていいかも。
海辺の別荘を舞台にしているので、景色がすごくきれいなのもポイント。
なお、ヴァネッサとナターシャは実の親子でここでも母娘役。メリルの実の娘も出演してます。クレア・デインズが見事な歌声を披露しています。
結婚式で彼女が歌った歌がすごく素敵なんだけど、検索するとシンディ・ローパーと倉木麻衣の歌しか探せませんでした^^;『Time after time』って、ちょっと古い歌だと思うのですが・・あとで歌詞書いておきますね。
「人生に過ちなんてない」だから「幸せになろうと努力して」(映画の中の台詞より)
公式HP→http://www.itsunemu.jp/