ゴースト・ワールド

うーん、いい青春映画だった。
やたらクールに他人を分析してしまい、思ったことずばずば言う変わり者と言われる女の子二人（ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンスン）は迷える青春の日々を送っていたが、さえない中年男性（スティーブ・ブシェ－ミ）と出会って成長する・・

人のことは偉そうに言えるけど、実は肝心の自分自身のことがわかってないと言う若者のまっとうな青春映画。二人は変わってる？いえいえ、このくらい普通でしょ。
バス停で待ちつづける老年の男性に「ここのバス路線は廃止されてバスは来ない」と教えると「君は何も知らない」と一蹴され、その後しばらくしてバスは本当に来て、男性がそれに乗って町を出て行くシーンは感動です。
この「君は何も知らない」がしっかりこの映画のメッセージなんですね。
二人のファッションがとってもキュートなんで、そちらにも注目してみて。
そうそう、ふたりのオモチャがわりの気の弱そうな冴えない男の子に、ブラッド・レンフローくんが扮しています。