ジェニファー・ロペスと婚約破棄後は、ジェニファー・ガーナー(偶然にも同じ名前の彼女)と結婚し落ち着いたものの、役者としては第一線から引いた感じのベン・アフレックの監督第二作。今回主演もやってます。
全米公開でも初登場1位だったし話題の作品です。現在公開中。
強盗が家業となる町での若者達の生き様を描く。原作はチャック・ホーガンの「強盗こそ、われらが宿命(さだめ)」。
丁寧に堅実にまとめた作品です。監督がやはり真面目だからかな~
若干唐突に思えたヒロインの台詞、「天気のいい日には誰かが死ぬ」がラストで活かされたのがすごく良かった!
ヒロインがあまり美人じゃなく地味なのも(失礼)、この設定ではOK。
町全体の風景も何度も写され、町の雰囲気が伝わります。
荒れた花畑を一生懸命手入れするヒロイン、氷のないスケートリンク、花屋のおじいさんが実は・・ときちんとツボを抑えています。
ベンちゃんはこの町(ボストン)の出身。思い入れたっぷりで、ラストには町の方々へメッセージが流れます。クライマックスシーンは球場が舞台ですが、本来は使えなかったそうです。でもそこは地元のヒーロー、ベンちゃんと言う事で許可が下りたそうな。
キレやすい仲間の一人を『ハートロッカー』(昨年のアカデミー賞作品賞受賞)のジェレミー・レナーが演じ、アカデミー賞助演男優賞ノミネート。その妹でジャンキーの娼婦役を、TVドラマ『ゴシップガール』で主役を演じたブレイク・ライヴリーが演じ、主人公のクセのある父親をクリス・クーパーが余裕で演じてます。脇役が充実してますね~花屋の主人、ピート・ポスルスウェイト(一度見たら忘れられないお顔)は最近亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
主役のベンちゃん?う~ん、いつまでも青年だね。でも育ちが良いのでとことんワルにはなれない(見えない)ので、ちょっと演技は固いかな。
公式HP→http://wwws.warnerbros.co.jp/thetown/index.html