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ハーバード白熱教室@東京大学***マイケル・サンデル教授

2010年12月26日 | 有名人

 NHKを見ていたらなにやら面白そうな講義があっていた。

大勢の学生を前にして白人の男性が壇上を左右に歩きまわり軽快に話を進めていく。

途中から見始めたので話がわからなかったけれど、どうも海で遭難した4人がいて食べるものもなくいつ死んでしまってもおかしくない状態に陥ってしまった。その時に3人の命を助けるために体が弱っている少年を殺して、その肉を食べてしまう行為に対して学生はどう思うかを考えさせるというものだった。

一人の学生は、一人の命の代償よりは3人の命の方が重いと考え3人には家族がいてその人たちの幸せの為に1人を犠牲にすることは致し方ないと発言する。

また一人の学生は体が弱っている少年が皆を助けるために自分が犠牲になってもいいというのなら殺人は許されると発言する。

またある一人は少年が結婚したら子供も生まれるので数の論理には矛盾があると主張する。

 

議題が変わりイチローとオバマ大統領の収入の話になる。

オバマ大統領の方が国の仕事をしているのに、イチローの収入の方が高いのはおかしいのではないかと話す。

しかし学生の一人は、イチローは皆に娯楽を与えているので相応の金額をもらっているのではないかと発言する。

 

日本の大学生は自分の主張を大勢人がいる前でも臆することなく発言していく。

それを聞いているとまだ学生なのにとても自己が確立されていて論理的に自分の思っていることを話すので感心してしまった。

色々な意見が出てサンデル教授がどういうふうな結論に持っていくのかが不思議だった。

 

最初の方に発言した学生が、海で遭難した4人のうちの一人を殺して肉を食べると主張したが、最後の方でサンデル教授が話を進めて彼は極悪人のままでは終わらせずいい人にしてしまった。

反対意見が出てもお互いを対立させないで話を進めていくことが出来て、サンデル教授はとても頭の回転が速くどんな意見にも対応できて興味深い人だと思った。

 

学生それぞれが持っている意見。

誰の発言が正しくて誰の発言が間違っているかは判断できない。

その人の育ってきた環境や価値観が違うから。

日本人は私も含めて感情的になりすぎて、偏った主張をしてしまうので冷静に話をしていくことが大切なのだと改めて感じた。

しかし話し合いが出来ないことも多々あるけれど・・・

次は1226日(日)18:00-19:00からで内容は「戦争責任を議論する」

 

 

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