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竜馬がゆく(5) ***司馬 遼太郎***

2009年02月28日 | 
○竜馬がゆく(八)巻より
【本文から抜粋】
「さればいっそ、屋敷を補強なさるよりも、別の場所に新築したほうが日本のためによろしかろう」
(状況)坂本竜馬が将軍徳川慶喜に、大政奉還させる為にまずは幕臣永井尚志に話した言葉。
(感想)時の君主の次を決めるよりも、政権を朝廷に返上したらどうかと思う今日この頃。
今だからこそ9月までの連立政権(自公民&他の野党)もありなのでは。
今の状況では自は選挙に負ける。
自公&他の野党は選挙に勝ちたいと思っている。
民は政権を執りたいと思っている。
それぞれの利害を一致させるために、総理大臣の地位と幾つかの大臣の座を民に与える。
他の野党にもポストを与える。
その代り定額給付金を含む、08年度補正予算関連法案を通過させることを了解してもらう。

参議院で否決されて衆議院で2/3で通らなかった場合だけど。
そうすることで国会の混乱を回避し、景気対策するという大義名分もいえるし、自の度量の大きさを世論にアピールできる。
定額給付金を通すことで自・公をたてることになる。
されどお互いに反駁している今の状態ではありえないだろう。
【政治もわからぬ無知な人の戯言でした】

【大連立政権についてのHP】
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20071104A/index.htm

○竜馬がゆく(八)巻より
【本文から抜粋】
「日本にとっていま最も有害なのは忠義ということであり、もっとも大事なのは愛国ということです」
(状況)坂本竜馬が将軍徳川慶喜に大政奉還させる為に、まずは幕臣永井尚志に話した言葉。
(一言)日本にとっていま最も有害なのは、選挙に勝ちたいということだけしか考えられない議員達であり、もっとも大事なのは国民の生活ということです。

○竜馬がゆく(八)巻より
【本文から抜粋】
「慎ノ字、おれは脳をやられている。もう、いかぬ」
それが、竜馬の最後のことばになった。言いおわると最後の息をつき、倒れ、なんの未練もなげに、その霊は天にむかって駆けのぼった。
天に意思がある。
としか、この若者の場合、おもえない。
天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。
(感想)本文に書いてあるように、天命がある人間は天命を全うするまで死なないし、天命を全うしたら天に帰るのかもしれない。そして天命のある人間はお互いに引き寄せ合うのかもしれない。

巻末に近付くにつれて、もっと続きが読みたいという気持ちにさせるし、もし竜馬が生きていたら世界の海援隊がどのように活躍していただろうという想像も禁じ得ない。
されど自分の生きたいように生き、本懐を遂げることが出来たのでここで死んでも悔いはなかっただろう。
幕末はたくさんの人間が事を成すために、命がけで東奔西走し根回しをしていたものだ。

坂本竜馬が今の日本を見たらどう思うだろう。
無私の人間が少なすぎて、役者が揃っていないように表面的には見えるけど、水面下では動いているのだろうか。
渡辺喜美議員、新党を結成して仲間を増やして欲しいな。

【松下 幸之助翁より】
☆政治家の良否が国の命運を左右し、国民の幸不幸を決める。
政治家自身もそのことを強く自覚するとともに、国民もまた、私心なく政治家を選挙しなければならない。

☆政党で選ぶより、国家国民のために働く人、政治をよくしようという真の志をもった人を選挙すべきだ。

☆現実の国難には、お互い国民は真剣に取り組んでいかなくてはならない。
ただ、とどのつまり、結論は大丈夫だという大きな安心感に立ってよい。
日本は非常に国運の強い国だからである。


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