孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

それは女の子です・・・

2015年05月04日 | 日記
英国のロイヤルベビーは女の子だったと、日本のマスメディアも一緒になって、無邪気にはしゃいだ報道を繰り広げているが、あの英国民のハチャメチャなはしゃぎぶりを見ていて、ちょっと引いてしまったのは私だけだろうか。

産院の出口にマスコミが押し寄せたり、赤ちゃんの名前まで賭け事の対象としてしまうのだから、何とも開けた王室ではないか。どこかの反日テレビ局が、日本の皇室もかくあるべきではないか、といった報道をするのでは、と心配したが、それはお目にかからなかった。

女の子だ、という場合、英語では It's a girl . というのが面白いと思った。男なら he 。 女なら she 。 生まれる瞬間は、まだ分からないから it ということなんだろうが、英語は主語を省きがちな日本語とは違う言語だと改めて認識させられた。

中学のとき電話をかける場合は、例えば「もしもし、山田です。」というのを英語では、「Hello, this is Yamada speaking .」というと習った。山田です、というのは、I am Yamada ではなく、 This is Yamada と言う。

授業では、その由来は説明されなかったが、後で本で読んで知った。つまり、遠く離れた人は、相手の声が受話器から聞こえてくる。受話器は、物体であり、人間の形をしている訳でもないので、「私は」ではなく、「これは」と言うのが自然だということだ。受話器が、「これは山田が話しています」となるわけだ。

だから、相手を確かめる場合も、「Are you Yamada ?」ではなく「Is this Yamada?」と、受話器という音が出る物に言うのだ。 「はい、山田です。」と電話で応える場合は、「Yes, this is Yamada .」だったり、「Yes, this is he. 」 女性なら、「Yes, this is she. 」と言えば、「はい、そうです。」という意味になる。

因みに、「もしもし」というのは、大正初期の流行り言葉で、電話言葉だけでなく、声をかけるときにも使われ始めたそうだ。昔の流行歌に、おまわりさんが、「♪もしもし、ベンチでささやく、お二人さん、早くお帰り、日が暮れる・・・♪」という歌詞で始る名曲があった。確か私が生まれた頃の歌で、死んだ親父がよく口ずさんでいた。


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