私がこれまで常識であると思っていたことが、実は大した根拠もないデマであったり、あるいは単なる非科学的なウワサであると分って、落胆することが多い。
これも、インターネットの恩恵で、いかにマスコミがただの扇動家のような存在であったか、あるいは企業の言い成りになっていたかが明白になるのだが、当事者たちはたとえ口先で謝罪したとしても、影ではぺロッと舌を出して肩をすぼめるだけのことだ。
どういうことかというと、その分野はもう様々で、一つ一つ挙げていったらキリがない。
ほんの一例を挙げれば、社会科で習う縄文時代・弥生時代の暮らしなどである。考えてみれば、そんな昔のことに時間を費やすより、幕末から近代の歴史をもう少し丁寧に教えるべきなのだろうが、学校の社会科では、このあたりに力を入れ過ぎていたような気もする。
つまり、縄の模様の土器を使用していた縄文時代は、狩猟・採集の暮らしで、その後に支那大陸や朝鮮半島から米作りの技術が伝わってきて、人々の暮らしが大きく変化した。土器も薄くなり、食生活も安定して人口も増えていったのが、弥生時代である。
今の学校ではどう習っているのか知らないが、科学の進歩で植物遺伝学とか分子生物学などが発達して、今では米ならばDNA解析により、日本のどの地域で採れた米なのか、あるいは原産地はどこの米なのかまでが解析可能である。
米作りというと、すぐに水田を思い浮かべるが、縄文土器に米粒がこびりついていることも発見されている。稲はガラス質の「プラントオパール」という細胞で覆われていて、この物質は稲が腐食しても焼かれても残留する。
これを解析すると、東南アジアで広く栽培されていた熱帯ジャポニカという品種の米だと分る。これは畑作や焼畑で作られていた品種で、大陸や半島には分布していない。
つまり、縄文時代に日本の九州あたりでは南から海上ルートで畑作の米が栽培され、縄文人たちもお米を食べていたことが分る。
ほんの一例を挙げただけだが、この古代日本の成り立ちを勉強し始めると、この他にも様々なことが最新科学の解析方法で明らかになっていき、興味が尽きる事はない。
よく、南朝鮮の人が技術や文化のほとんどは半島経由で日本に伝わっていったのであり、自分たちのお陰で今の日本があるのだ、と言いたげに調子に乗って嘘八百を並べ立てるが、こういうのも事実を暴くのがかわいそうなくらい、出鱈目のオンパレードだ。
塩分の採り過ぎは健康に良くないと言われて、今や厚生省がいう塩分摂取量は一日に6グラム以下となっている。そうなると製造業者は、こぞって減塩食品を作り始め、減塩醤油から減塩味噌、更には減塩梅干や減塩たくあんなどがスーパーで売られる始末だ。
保存食のはずが、開封後は冷蔵庫に入れて。速やかに食べ終えろ、などという表示をみると、先ごろ他界した阿藤快敵ならずとも、『なんだかな~~』と言いたくなる。
そもそも人間の体の7割は水分で、これは生理的食塩水といって、0.09%の濃度の食塩水なのだそうだ。点滴などでも使用される生理食塩水は、水1リットルに塩9グラムを溶かせば作ることができる。
健康な人は、おしっこや汗として一日に大体2リットル以上は対外にこの水分を出している。もちろん暑い日や、運動をすればこれ以上になるわけだ。
私が中学で運動部に入ってしごかれた時代は、喉がからからに渇いても水は飲むなと強く言われたものだった。しかし、今では渇きを覚える前に水を飲め、水分を補給しろと指導するそうだ。
さて、普通に生活していても人間の体からは、約2リットルの生理食塩水が対外に排出するということは、9x2=18グラムの塩分が対外に出てしまうということだ。
厚生省は、塩分は一日に6グラム以下だけ摂るようにと勧める。
この事実に疑問を感じない人は、すでに認知機能がいかれた人だろう。すぐに病院に行って薬をもらった方がいい。
人間の体は、気温が上がる春先や、運動をして体温が上がると、汗を出してその気化熱で持って体温を下げようとするようにできている。しかし、人間の体の司令塔である脳味噌は、塩分が体には欠かせないものだと心得ている。
そこで脳味噌は、汗で塩分が対外に出すぎることを抑制して少々暑くても汗を出さないよう調整し始める。汗が出ないと体温は上昇していき、いわゆる『熱中症』になってしまうわけだ。最近は、夏になると毎日のように熱中症のニュースが報じられる。
ここで私はふたたび、『なんだかな~~』と言いたくなるのである。
一口に塩分と言っても、それは塩化ナトリウムのことで、食卓に置かれた『食卓塩』という精製塩は、99%がこの塩化ナトリウムで1%は湿気で詰まってしまうのを防ぐために炭酸マグネシウムという物質を混ぜている。
よくある精製塩
実はこの食卓塩が曲者で、砂糖に対して人口甘味料があるように、昔から日本人が使ってきた塩に対して人工的に作ったしょっぱいだけの化合物が安価な精製塩なのである。
海水から作る荒塩(粗塩)と何が異なるかというと、その成分である。アラ塩には、塩化ナトリウムは80~90%で、子の他に塩化マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルと呼ばれる物質で出来ている。このミネラルが人間の体には重要なのである。
アラ塩(見本1)
アラ塩(見本2)
手間ひまかけて作るだけに、単価は食卓塩に比べて高いのだが、試してみる価値は極めて高いし、もしかすると病みつきになるかもしれない。人によっては替えた途端に、便秘がスーっと解消されるそうだ。
私も最近それまで医者に言われるがままに飲み続けていた薬を、思うことあってピタッと止めたので、利尿効果のあるカリウムを食品から摂取しようと、玉露に凝り始めたところだった。
しかし、粗塩には商品によってカリウムの含有量が非常に多いものがあり、大喜びしている。
だからと言って、何でもかんでも粗塩を使いまくればいいってモンじゃないことは、改めて言うまでもないことでしょう。
これも、インターネットの恩恵で、いかにマスコミがただの扇動家のような存在であったか、あるいは企業の言い成りになっていたかが明白になるのだが、当事者たちはたとえ口先で謝罪したとしても、影ではぺロッと舌を出して肩をすぼめるだけのことだ。
どういうことかというと、その分野はもう様々で、一つ一つ挙げていったらキリがない。
ほんの一例を挙げれば、社会科で習う縄文時代・弥生時代の暮らしなどである。考えてみれば、そんな昔のことに時間を費やすより、幕末から近代の歴史をもう少し丁寧に教えるべきなのだろうが、学校の社会科では、このあたりに力を入れ過ぎていたような気もする。
つまり、縄の模様の土器を使用していた縄文時代は、狩猟・採集の暮らしで、その後に支那大陸や朝鮮半島から米作りの技術が伝わってきて、人々の暮らしが大きく変化した。土器も薄くなり、食生活も安定して人口も増えていったのが、弥生時代である。
今の学校ではどう習っているのか知らないが、科学の進歩で植物遺伝学とか分子生物学などが発達して、今では米ならばDNA解析により、日本のどの地域で採れた米なのか、あるいは原産地はどこの米なのかまでが解析可能である。
米作りというと、すぐに水田を思い浮かべるが、縄文土器に米粒がこびりついていることも発見されている。稲はガラス質の「プラントオパール」という細胞で覆われていて、この物質は稲が腐食しても焼かれても残留する。
これを解析すると、東南アジアで広く栽培されていた熱帯ジャポニカという品種の米だと分る。これは畑作や焼畑で作られていた品種で、大陸や半島には分布していない。
つまり、縄文時代に日本の九州あたりでは南から海上ルートで畑作の米が栽培され、縄文人たちもお米を食べていたことが分る。
ほんの一例を挙げただけだが、この古代日本の成り立ちを勉強し始めると、この他にも様々なことが最新科学の解析方法で明らかになっていき、興味が尽きる事はない。
よく、南朝鮮の人が技術や文化のほとんどは半島経由で日本に伝わっていったのであり、自分たちのお陰で今の日本があるのだ、と言いたげに調子に乗って嘘八百を並べ立てるが、こういうのも事実を暴くのがかわいそうなくらい、出鱈目のオンパレードだ。
塩分の採り過ぎは健康に良くないと言われて、今や厚生省がいう塩分摂取量は一日に6グラム以下となっている。そうなると製造業者は、こぞって減塩食品を作り始め、減塩醤油から減塩味噌、更には減塩梅干や減塩たくあんなどがスーパーで売られる始末だ。
保存食のはずが、開封後は冷蔵庫に入れて。速やかに食べ終えろ、などという表示をみると、先ごろ他界した阿藤快敵ならずとも、『なんだかな~~』と言いたくなる。
そもそも人間の体の7割は水分で、これは生理的食塩水といって、0.09%の濃度の食塩水なのだそうだ。点滴などでも使用される生理食塩水は、水1リットルに塩9グラムを溶かせば作ることができる。
健康な人は、おしっこや汗として一日に大体2リットル以上は対外にこの水分を出している。もちろん暑い日や、運動をすればこれ以上になるわけだ。
私が中学で運動部に入ってしごかれた時代は、喉がからからに渇いても水は飲むなと強く言われたものだった。しかし、今では渇きを覚える前に水を飲め、水分を補給しろと指導するそうだ。
さて、普通に生活していても人間の体からは、約2リットルの生理食塩水が対外に排出するということは、9x2=18グラムの塩分が対外に出てしまうということだ。
厚生省は、塩分は一日に6グラム以下だけ摂るようにと勧める。
この事実に疑問を感じない人は、すでに認知機能がいかれた人だろう。すぐに病院に行って薬をもらった方がいい。
人間の体は、気温が上がる春先や、運動をして体温が上がると、汗を出してその気化熱で持って体温を下げようとするようにできている。しかし、人間の体の司令塔である脳味噌は、塩分が体には欠かせないものだと心得ている。
そこで脳味噌は、汗で塩分が対外に出すぎることを抑制して少々暑くても汗を出さないよう調整し始める。汗が出ないと体温は上昇していき、いわゆる『熱中症』になってしまうわけだ。最近は、夏になると毎日のように熱中症のニュースが報じられる。
ここで私はふたたび、『なんだかな~~』と言いたくなるのである。
一口に塩分と言っても、それは塩化ナトリウムのことで、食卓に置かれた『食卓塩』という精製塩は、99%がこの塩化ナトリウムで1%は湿気で詰まってしまうのを防ぐために炭酸マグネシウムという物質を混ぜている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/90/ae7edf6e6cc08d6024fd2bdd26a494e8.jpg)
実はこの食卓塩が曲者で、砂糖に対して人口甘味料があるように、昔から日本人が使ってきた塩に対して人工的に作ったしょっぱいだけの化合物が安価な精製塩なのである。
海水から作る荒塩(粗塩)と何が異なるかというと、その成分である。アラ塩には、塩化ナトリウムは80~90%で、子の他に塩化マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルと呼ばれる物質で出来ている。このミネラルが人間の体には重要なのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/d7/b93f43c1917ba332df7fcbaad30f6970.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/b3/ddf6e5709fecd6958a5bc9ac54bcfba2.jpg)
手間ひまかけて作るだけに、単価は食卓塩に比べて高いのだが、試してみる価値は極めて高いし、もしかすると病みつきになるかもしれない。人によっては替えた途端に、便秘がスーっと解消されるそうだ。
私も最近それまで医者に言われるがままに飲み続けていた薬を、思うことあってピタッと止めたので、利尿効果のあるカリウムを食品から摂取しようと、玉露に凝り始めたところだった。
しかし、粗塩には商品によってカリウムの含有量が非常に多いものがあり、大喜びしている。
だからと言って、何でもかんでも粗塩を使いまくればいいってモンじゃないことは、改めて言うまでもないことでしょう。