孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

かっこよく終えて欲しい

2017年05月25日 | テレビ・ラジオ
アメリカで野球をする日本人選手は、大リーグの営業ツールとしては欠かせないものなのかもしれないが、それでもチームの足を引っ張るような存在となっては、使い物にはならないだろう。

イチローは、野球選手としての魅力に加えて、どことなく野武士然とした風貌が、彼らアメリカの野球ファンたちに気に入られている要素の一つなのかも知れない。

  野球≠個人競技

代打での出番ではいい成績が出せない、とかいろいろ理由付けは出来るのだろうが、要するに野球ファンの期待に沿う成績が残せないのでは、ここは辞め時だろう。

50歳まで続けたい。野球を辞めたら、後は死ぬだけだ、などと言えば言うだけファンを失望させるだけだと思う。

私は、もはや野球という競技には全く関心が無くなったが、ことイチローに関しては、韓国チームとの試合の時の言動などで、日本男児としての「男気」を感じさせてくれて、それ以来陰ながら応援してきた。

ただ、ひとつだけ。これは最近の職業運動家に見られる風潮といってもいいのだろうが、能力が衰えても情熱は冷め切れず、辞めて他のことをする当ても無いので選手として居残る。

これだけは、いただけない。

20年近くアメリカに住んでいながら、いまだに記者会見では通訳を横に座らせている。

  通訳付会見

言いたい事が100%伝わるように、ということなのかもしれないが、それなら文字にして表現すればいいことだ。会見なのだから、下手でもいいから自分の口から彼らの言葉で答えてやる方が自然だろうし、ファンもそれを望んでいるはずだ。

いつの頃からか、アマチュアのオリンピックに出る運動選手や、はたまた高校野球の選手までもが、「応援してくれる皆さんに、勇気と感動を伝えられれば・・・」とか、「夢は諦めなければ叶えられる、ということを見せたい。」など口走るようになった。

スポーツしか能がなくて、ヨイヨイになってもヨロヨロとグラウンドに出て行ってニュースに登場するのを見て、今の子供たちは夢を膨らませるのだろうか?

イチローには残された数十年を野球以外の道で過ごしてほしいものだが、無理なのか?