孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

さすがの、菅さん!

2017年05月13日 | 政治ネタ
本田技研の創業者、本田宗一郎にまつわるエピソードはいろいろある。
その真偽はともかく、どれも面白いが、私が好きなのは本田が工場を、三重県鈴鹿市に建設することになった時のエピソードである。

鈴鹿市側から本田市とする市名変更の申し出をされたが、宗一郎は「伝統ある地名を個人名に変えるなんてとんでもない」と丁重に断ったのは有名な話で、愛知県のライバルメーカーとの対比で見ると、実に「らしくて」私は好きだ。

本田技研の成長の過程で欠かすことの出来ない存在が、経営を担当した藤沢武夫であった。「名番頭」と検索すれば、この人の名前が出てくるほど、世に知れた仲であり、特に宗一郎と揃って引退した時の決断と、その爽やかさは、実に見事であった。

今、「名番頭」あるいは「名参謀」というと、私は真っ先にこの方を挙げたいと常々考えていた。安倍総理の支持率の高さは、この人あってのもの、と言っても言い過ぎではないかもしれない。

昨日の内閣官房長官・定例記者会見でのこと。

手を挙げたフリーランスの女性記者を菅官房長官が指名した。

  左は手話通訳者

菅長官は、いつもの通り、機嫌がいいのか悪いのかよく分らない表情で、女性記者の質問に耳を傾けていた。

その質問とは、「昨日、ベストマザー賞のプレゼンテーターとして出席した、民進党代表のレンホー氏が、子育てについて『ありがとうとごめんなさいを言わせるように、それが重要だ。』と発言していました。・・

・・・菅長官にもお子さんがいらっしゃると思いますが、子育てについては何が重要だと思いますか?」

質問を聞いた菅長官は、小さく小首をかしげてから、、、

  約0.8秒小首をかしげ



眼が開いているのか閉じているのかよく分らない、いつもの飄々とした表情と語り口でこう即答したのだった。




「あのう、私はね、嘘をついちゃダメだと、ずうっと言ってましたね。」



 山田く~~ん!


解説するまでも無いだろう。会見の席上にいた人だけでなく、この中継を観た人は誰もが「あの顔」を思い浮かべて、声には出さずとも「うまい!!」と心の中で叫んだに違いない。

常々、彼女には「ハキハキと嘘をつく馬の骨」というレッテル貼りをしている私などは、これを観た時、自分の右ひざを叩き過ぎて少し腫れてしまった。

 国籍はどうなった?

地上波のテレビ局は、こういう胸のすく会見を国民に伝えて、少しは日本を明るくして欲しいものである。





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