孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

ヤラセの臭いが漂う番組

2016年06月26日 | テレビ・ラジオ
ある番組が当たると、他局もすぐ真似をして似たような番組を作りたがるものである。

日本人の外国コンプレックスもあって、ここ数年日本を訪れる外国人を追っかけたり、逆に海外の意外なところで生活している日本人を訪ねて、その経緯をインタビューしたりするような番組が横行しているようだ。

先日も盆栽を習得したくて来日し、日本人に弟子入りしている外国の青年を紹介してる番組があったが、まず私はその青年が生活費をどうやって賄っているのかということに興味があった。何か定職があり、その余暇に盆栽を習っているというようではなかった。

番組では何から何まで伝えられないのだろうが、何か都合が悪いことがあって、それを意図的に伝えないようなことすると、わずかでも胡散臭さを感じてしまうものだ。

さらに、お笑い芸人たちを雛壇に座らせて、わざとらしく驚かせたり、感動の押売りのような演出をすると、胡散臭さは一気に増幅する。

海外の辺鄙な街で現地の人と結婚して所帯をもっている日本女性などを訪ねる番組は、視聴率が稼げるためか、各局いくつか存在するようだ。



どうやってそういう日本人の情報を集めるのか不思議に思っていたのだが、中には基督教系の怪しい宗教に入信して、その教義に基いて、どこの馬の骨とも分からぬ外国人と結婚することになり、日本を離れているケースがいくつか番組になっていたと知ると、好奇心は一気にしぼんでしまう。

私の学生時代、同じ下宿にいた同級生が、1年の夏休みを境にその宗教にのめり込み、やがて下宿を出て、民家を借りて他の信者達と共同生活をはじめたことがあった。

私が米国から戻り、3~4年ぶりで彼と再会したとき、彼はすでに結婚していた。千葉県の片田舎にある小さな教会を任されているということだったが、そのとき遠慮がちに奥さんとはどうやって知り合ったのか聞いたところ、「神様が選んでくれた」ようなことを言っていた。

本人が好きでやっていることなら、他人は文句を言う筋合いはないだろうが、親御さんはきっと残念な思いをしているだろう。

意外性を伴う驚きや感動を押売りするような番組を作る側は、仮に悪意はないにしても、結果的に少しでも違和感や嫌悪感を視聴者に感じさせるようでは、これはあってはならない。

嫌なら、そういう番組を観なければいいのであって、こんな風にテレビという媒体は信用を失っていき、テレビを見る人の数は減少していくようだ。



ヤラセの臭いが漂う番組

2016年06月26日 | テレビ・ラジオ
ある番組が当たると、他局もすぐ真似をして似たような番組を作りたがるものである。

日本人の外国コンプレックスもあって、ここ数年日本を訪れる外国人を追っかけたり、逆に海外の意外なところで生活している日本人を訪ねて、その経緯をインタビューしたりするような番組が横行しているようだ。

先日も盆栽を習得したくて来日し、日本人に弟子入りしている外国の青年を紹介してる番組があったが、まず私はその青年が生活費をどうやって賄っているのかということに興味があった。何か定職があり、その余暇に盆栽を習っているというようではなかった。

番組では何から何まで伝えられないのだろうが、何か都合が悪いことがあって、それを意図的に伝えないようなことすると、わずかでも胡散臭さを感じてしまうものだ。

さらに、お笑い芸人たちを雛壇に座らせて、わざとらしく驚かせたり、感動の押売りのような演出をすると、胡散臭さは一気に増幅する。

海外の辺鄙な街で現地の人と結婚して所帯をもっている日本女性などを訪ねる番組は、視聴率が稼げるためか、各局いくつか存在するようだ。



どうやってそういう日本人の情報を集めるのか不思議に思っていたのだが、中には基督教系の怪しい宗教に入信して、その教義に基いて、どこの馬の骨とも分からぬ外国人と結婚することになり、日本を離れているケースがいくつか番組になっていたと知ると、好奇心は一気にしぼんでしまう。

私の学生時代、同じ下宿にいた同級生が、1年の夏休みを境にその宗教にのめり込み、やがて下宿を出て、民家を借りて他の信者達と共同生活をはじめたことがあった。

私が米国から戻り、3~4年ぶりで彼と再会したとき、彼はすでに結婚していた。千葉県の片田舎にある小さな教会を任されているということだったが、そのとき遠慮がちに奥さんとはどうやって知り合ったのか聞いたところ、「神様が選んでくれた」ようなことを言っていた。

本人が好きでやっていることなら、他人は文句を言う筋合いはないだろうが、親御さんはきっと残念な思いをしているだろう。

意外性を伴う驚きや感動を押売りするような番組を作る側は、仮に悪意はないにしても、結果的に少しでも違和感や嫌悪感を視聴者に感じさせるようでは、これはあってはならない。

嫌なら、そういう番組を観なければいいのであって、こんな風にテレビという媒体は信用を失っていき、テレビを見る人の数は減少していくようだ。