孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

親日家が多い台北。

2016年06月22日 | 旅行
以前、海外で日本人だとすぐ分かるのは、買い物をするときだ、と聞いたことがあった。

つまり、日本人は何かを買ってお金を払うときでも、「ありがとう」を言うから、と言うからだそうだ。普通、代金をもらう方がいう言葉なのに、日本人は代金を払いながら「サンキュー」とか「シェイシェイ」とか言うから、他の国の客とは違うと言うのだ。

確かに、私も言う方だ。コンビニで新聞を買って15ドル(50円)払うときでも、「サンキュー」と言っていた。

それは、何だか黙って代金を払って、黙って商品を受け取るだけでは、買い物をした気分になれないからではないか。

これまでの三度の台湾旅行では、一度もタクシーを利用しなかった。しかし、今回はあちこちこまめに移動したので、ついタクシーを便利に利用してしまった。最近、長く歩くと膝が痛むのももう一つの理由である。

全部で6回ほどタクシーを使って移動したが、その中の3人のタクシードライバーから、「日本人ですか?」と片言の日本語で聞かれた。

「そうです。」と答えてから、世間話でもと思って話し始めると、ニコニコしているだけで特に受け答えがない。日本語はそれほど流暢に話せるわけでもなかったのだと、すぐ分かる。



しかし、それでも「日本人ですか?」と話しかけられるのはいい気分だ。これがもし、「韓国人ですか?」などと聞かれたと想像してみよう。

恐らく、その後数日間は、吐き気がするような嫌な気分になることはまず間違いない。そして、なぜ韓国人に間違えられたのだろう、と猛省することになる。

台湾は多分世界一の親日国だと思うが、台湾人全員が日本好きだということは無いから、そこを間違えてはいけない。

支那共産党よりの人達はかなりの割合で存在するのだ。しかも、台北市はその割合が高いそうだ。

そういう目で日本人観光客を見ている台北市民がいることを、日本人はよく認識して行動することが重要だ。

背伸びをする必要はないが、背中に日の丸を背負っている感じでいれば間違いない。

親日派の台湾の方々をがっかりさせてはいけない。

売れればいいんだ、売れれば。

2016年06月22日 | 社会観察
昨年の秋、台湾に行く際に利用した近くのローカル空港の売店の片隅に、電気炊飯器が数種類棚に並んでいるのを見つけた。



あるはずもないところで、あるはずもない物を目にすると、一瞬体が固まってしまうものだが、この頃は支那の観光客の爆買いのニュースが何度も報道されていたので、すぐにこれらの炊飯器は支那人たちをターゲットにしているんだな、と理解できたものだった。

友人達との飲み会でこの話をしたら、「ホントですか?!」と大笑いしてバカ受けしたものだった。

そして、先週の台湾旅行でのことだった。時間がなかったので、ロビーの売店を見て廻ることは出来なかったが、搭乗口に入ってから時間があったので、売店で機内に持ち込む飲み物を購入したついでに、どんなものが売られているか眺める時間があった。

 北海道の「白い恋人」

いまだに人気は根強い「白い恋人」は、北海道のお土産である。4~5年前カミさんと流氷を見に北海道旅行をしたときは、「白い恋人」が品薄のため、同行した観光客達はドライブインだろうが、ホテルの売店だろうが、売っていればその都度買っていたものだった。



じゃがポックルは、今月初めに職場で配られたので私も食べたばかりだった。職場結婚したカップルが、新婚旅行に行った北海道のお土産だったようで、おいしくいただいた。

歯ごたえのあるお菓子で、いくら食べても後を引くおいしさである。

なぜか、私のビジネスバッグにはこの「じゃがポックル」のキーホルダーが付いているのだが、どこで買ったのかすでに記憶に無い。

これらの人気ある北海道土産も、多分支那人観光客目当てで並んでいるのだろうが、静岡の空港で、これぞ北海道土産というお菓子が売られているのを目にすると、なんとなく、違和感が鬱積してきて胸焼けしたような気分になった。

よく言えば、「商魂たくましい」のだろうが、私はどちらかと言うと、醜い「商人(あきんど)魂」という言葉がぴったりする感じを持った。

あまりにも、さもしい根性ではないか。

何も、北海道のお土産を茶畑の真ん中にある静岡空港で売らなくてもいいだろうに。

売れそうなものなら、何でも並べろ。こういう根性は「サービス精神」というよりは、「卑しいあきんど魂」という方が適している気がする。

何でもかんでも、経済効果を口にするのが流行りのようだが、そのために日本人の心から「節操」というものが溶け出していくようで、私は悲しくなるのである。