孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

よくまあ、ベラベラと ・・・

2016年06月10日 | 芸能関連
つい先だって、誰だったかお笑い芸能人が、乳癌になった、乳癌になったとテレビで騒いでいたようだったが、昨日も今度は歌舞伎役者が、自分の奥さんが乳癌を患っていた、とマイクを持って延々と会見していた。



暇だったので、少し見ていたが、よくまああれだけベラベラ喋れるものだと感心した。今まで、言いたくて言いたくて溜まらなかったのが、ようやくその機会を得たので、思う存分喋ったようだった。プライバシーの切り売りも芸人の芸のうちなのだろうが、言い換えればこれも営業活動の範疇に入るのかもしれない。

この手の芸能人の不幸な話は、女性週刊誌が大好きなようで、薬局においてある女性週刊誌などをパラパラ見ると、もう目を背けたくなるような悲惨な記事がこれでもかと特集してあったりして、「ああ、他人の不幸は蜜の味なんだろうなあ・・」と、いつも思ってしまうのだった。

近所で、何か悲惨な事件が起きたり、近所の中年女性が万引きなどで捕まったりすると、テレビ局の新米記者が現場に駆けつけて、「近所の人の声」を「取材」する。

そんな時も、近所のおばさんたちは、大抵堰を切ったようにベラベラよく喋るものだ。もう、こういう時の為に普段から観察を怠らなかったんじゃないかと思いたくなるほど、嬉々としてよく喋って見せてくれる。

歌舞伎役者の喋りも、そういう、「不幸ネタ」が大好きな女性たちへの大サービスだったんじゃないか、と思いながら私は途中でチャンネルを変えた。

なんだ、親子だったのか・・

2016年06月10日 | 社会観察
CEOとは、日本語で「最高経営責任者 (Chief Executive Officer)」のことで、通常組織のトップである会長や社長が兼任するのだそうだ。要するに、会社の重要案件を決める権限を持っている立場の肩書きである。

COOとは、日本語で「最高執行責任者(Chief Operating Officer)」といい、CEOに次ぐ社長や副社長などが兼任する、現場を仕切る総責任者の肩書きといっていいだろう。

単に、「取締役」とか「専務取締役」、「常務取締役」などという肩書きより、少しやっていることが理解できそうな肩書きであることは確かだ。

この肩書きが流行りだした頃、勤め先の下請け工場の若社長の名刺に「CEO」と印刷されていたのを見て、何だか微笑ましく感じた経験がある。

その会社は、北関東の田舎にある小さくて、小汚い金属加工の工場で、その若社長は、北関東独特の野暮ったいイントネーションで、ベラベラまくし立てる方だったからだったので、何だか行の「CEO」という肩書きが少しハイカラすぎる感じだったからかもしれない。

「小さなクルマ、大きな不信」というキャッチフレーズがお似合となった感のある、軽自動車メーカー・スズキ自動車のスズキ・オサム会長が、不祥事の責任を取るそうだ。

 会長の左右に副社長・社長

『スズキは8日、法令違反の方法で燃費試験用データを計測していた問題の責任を明確にするため、鈴木修会長(86)が兼務していた最高経営責任者(CEO)の職を返上し、技術担当の本田治副社長(66)が辞任する人事を発表した。鈴木氏は16年間続けてきたCEO職は手離すが、代表取締役会長の職にはとどまる。』

スズキのオサム会長がCEOを辞めるが、会長職はそのまま。しかし、技術担当のホンダ・オサム副社長はクビにする、という発表だった。

スズキのオサムは会長のまま。ホンダのオサムはクビ・・・ということだ。



謝罪会見でも86歳の会長のとなりで、盛んに言い訳を言っていたのが社長でCOOの鈴木俊宏氏で、これが会長の息子さんだそうだ。

要するに、親子は安泰で、技術担当の副社長をクビにしたということだった。

人事でも責任を明確化する、と言うことだったので、「ほぅ・・スズキもケジメをつけたのか・・・。」と感心しかけたのだが、その中身を見てかなりがっかりさせられた。

静岡の会社だけに、見事な「お茶の濁し方」ではないか。

あれだけ、テレビカメラの前で頭を垂れていたが、ゾエと同じで腹の中ではアッカンベーをしていたんじゃないか?

反省だけなら、猿でもできる。



消費者は、忘れっぽいから、三月も経てば数字も回復するのだろうか・・?