まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

振り向けば ダムの朝日に 冬椿

2016年12月23日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は冬型の気圧配置のため寒気の影響で概ね曇り、雨の降っている所があった。気温は13.4度から10.0度と下がってきた。湿度は82%から68%、風は6mから8mの西の風が強かった。明日の24日は、引き続き冬型の気圧配置で、概ね曇るらしい。

 

 朝方は強い雨が降っていて、今日は犬の散歩はお休みだな・・・と思っていたが、やがてに雨は上がり、空が明るくなってきた。

 

 それでは・・・ということで、県営大川ダムを一周する南回りコースのウォーキングに出た。やはり歩くと体の調子がいい。

 

 107段だか109段だかの階段を昇る。何度数えても数が同じにならない。数えるたんびに数が変わる。まさか、階段が変化しているはずもない。

 

 山手側にある管理道路を南に向かって歩いていく。今の時期、物音一つしない。

 

 この奇岩が「千婆ケ岳」。ある婆さんが、もらい子をしたら実子が生まれたという。そこで、もらい子を、この岳の上から投げ落としたら実子だった・・・という民話が残っている。

 

 一方では、あるお侍さんがここを通りかかったら、盗賊が現れた。その時、お侍さんの刀の柄から千羽の鶴が羽ばたきだしたという。その物音に盗賊は恐れおののいて逃げてしまって、お侍さんは無事だったという民話も残っている。だから、この橋を「千羽鶴橋」と名付けられている。でも、先の奇岩は、「千羽ケ岳」とは書かない。

 

 お昼からは曇ってきて・・・

 

 またしても雨になったが、夕方からはまた、晴れてきた。

 

 明日のマジックショーの準備はあらかた終わったので、月末の歴史講演会の仕上げをやってみた。

 

 四国遍路逆打ちと衛門三郎の物語である。いろんなお話があって、いろんな説があって、どうすればわかりやすくなるかを考えていた。

 

 そしてそこから我々は何を学び、何を教えられるのかも考えていた。

 

 時間はもう少しあるなぁ・・・。などと。

 

 今日の掲示板はこれ。「尊いもの 大切なものは 目に見えない」というもの。 最近「法話」等でよく取り上げている童謡詩人金子みすゞさんに「星とたんぽぽ」という詩がある。みすゞさんが星とたんぽぽに託して語ろうとしたこの詩の力点は、おそらく最後の2行、「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ」にあると思われるのだが、私は実はもう1つのある言葉を思い出していた。それはフランスの作家サン=テグジュペリ(1900~1944)の童話『星の王子さま』の中に何度か現れる「大切なことは目に見えない 肝心なものは心の目で見ないと見えないよ」という1節である。その「目には見えない大切なもの」を見失って、見えないものは無いものだと早合点して、私たち日本人、殊に戦後の日本人は「目に見える幸せ」=モノ・カネばかりを追い求めてきたのではないだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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