まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

返り咲く つつじの花の 柔らかさ

2016年12月10日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は冬型の気圧配置となっており、概ね曇りから晴れ間も見えて居たりだった。気温は8.9度から11.6度、湿度は74%から78%、風は2mから4mの西北西の風が少しばかり。明日の11日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日も穏やかな初冬という雰囲気。空気は冷たいようで、マスク姿に手袋をつけて散歩に出た。昨日は北に向かって歩いたので、今日は南方面に向かうことにした。

 

  わが家から旧道を南に歩いて行って、大川ダムに着く。そこからダムの管理道に入り、流入口で折り返し、県道を北上するというコースである。

 

 これが、私たちが通学に使っていた旧道である。この道路もダムで行き止まりになってしまう。この右手に、最初の「砕石(われいし)ダム」があった。その当時は大きなダムだなぁと思って居たが、その何百倍ものダムが出来たときにはたまげたものだった。

 

 この百何段かの階段を昇ってダムの堰堤上に出る。階段には落ち葉が積もっていて歩きにくいし、ときおり、蜘蛛の巣が残っていて帽子なんかにまとわりつく。

 

 堰堤の高さは36m、長さは124m、総貯水容量は76万立方m。最初は、地域の名前をとって、「砕石(われいし)ダム」と予定されていたが、「ダムが砕けて石になる・・・」という、よくないイメージが流れて、町の名前で「大川ダム」に変更されたという曰く付きのダムである。

 

 今は管理もされていない様子で、竹や樹木が倒れたり、土砂崩れがあったりで、車が通ることはできなくなっている。その落ち葉を踏みしめて歩いて行く。

 

 ダムの水源近くから見た大川ダム。穏やかな水面である。

 

 流入口にある橋の親柱である。千羽鶴、折り鶴をイメージしている。その昔、旅人が歩いて居ると盗賊が現れた。その時に、刀の柄から千羽の鶴が現れて、旅人を助けたとかの伝説のある地である。

 

 また、近くには「千羽が嶽=千婆ヶ岳」と呼ばれる奇岩もある。でも、もう、そんな話を覚えている人も少なくなった。

 

 午後からはホームページの更新作業や・・・

 

 おへんろつかさの公式ホームページの更新作業をやっていた。

 

 それとか、会計処理もわが家と自治会のものとを整理しておく。

 

 そんな几帳面なほうじゃないので、できることからコツコツと・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「本当のものがわからないと 本当でないものを本当にする」という安田理深先生の言葉から。いつもの赤松先生のお寺の掲示板にあったもの。自分がどこまで知ってるかを識別していないと、自分では知ってる範囲が全てで本当と思うと自認してしまうもの。大切なことは知っていることと、知らない事を分別する力、つまり知識だと思うのだ。本当のこと、これは「真実」とか「真理」ということを指すのではないだろうか。それが探索できないと、当然、自らが下す判断は誤りとなることが多くなり、自ずと良い結果は出ないくなる。問題とすべきことは、「本当でないものを本当にする」ということではないだろうか。私たちは、仕事や生活の中で、常に真実とは何か、真理とは何かということをしっかり学ぶ必要があると言うことだ。今回のダムにまつわる話とか、地元に伝わる民話とかを思い出しながら、そんなことを考えたことであった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>