グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

鳥はしたたか 不忍池にて

2010年12月04日 18時18分31秒 | バードウォッチング
今日はビオトープ管理士資格試験の口述試験のため東京へ。
試験が終わった後、上野恩賜公園を少し散歩。

不忍池


オナガガモとキンクロハジロ

都会の鳥は人を恐れない。散歩途中のおじいさんが投げるスナック菓子を争って食べていました (^^;)
野生動物の中でも鳥は一番、“したたか”という感じがします。“賢い”と言い換えてもよいでしょう。
ヒトとの間に「緊張関係」があれば、ヒトの姿を認めただけですぐに飛び去りますが、自分に危害が及ばないと思えばヒトの接近をゆるします。
鳥はその場所の特性を判断し、行動を柔軟に変化させて生活しています。

「害鳥」対策においても、ヒトと鳥の間に緊張関係を維持することは重要です。
ヒトに慣れた鳥は、ヒトが一定の距離に近づくまで農作物や川の魚をゆうゆうと食うことができますが、ヒトが怖い存在と認識している場合はヒトの姿に怯え、のんびりと餌を食うことができません。鳥に来てもらいたくない場所では、ここはコワイ場所だということを学習させることが大切です。

カワウの採食場所の決定プロセス 日本生態学会第56回全国大会 (2009年3月) 講演要旨

キンクロハジロ




上空で旋回していた猛禽 チョウゲンボウでしょうか?


イチョウはだいぶ散っていましたが、カエデの紅葉がきれいでした。