グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

コアジサシ

2009年07月15日 22時07分53秒 | バードウォッチング
コアジサシは、本州以南に夏鳥として渡ってくるカモメ科の鳥。
砂浜や河川の中州などで繁殖しますが、近年、生息数が減少しており、環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類」に、また『種の保存法』に基づく「国際希少野生動植物種」に指定されています。
減少の原因としては、繁殖適地の減少、カラスなどによる卵・ヒナの捕食、オフロード車が繁殖地を走り回ることによって巣を踏みつぶしたり営巣地が放棄される等があげられています。

前橋市あたりにもコアジサシは渡来し、利根川の中州で営巣しています。
利根川に近い私の職場にも先月から毎日のようにコアジサシが姿を見せています。

コアジサシの餌は魚。
上空を飛びながら魚を見つけると、ホバリングしながら狙いを定め、ダイビングして捕らえます。



コアジサシを漢字で書くと「小鰺刺」。もちろん捕らえる魚はアジだけではありませんが、その補食行動から付けられた名前でしょうね。
また、「鮎鷹」という別名もあるそうです。
鮎鷹と言えば、昔こんな話を聞きました。
「コアジサシは利根川を遡上するアユを追って、やって来る。だから、コアジサシが来たら、この辺にもアユが上ってきた証拠だよ」
科学的根拠のある話かどうかは分かりませんが、前橋付近ではコアジサシの渡来時期とアユの遡上時期は重なるし、なるほどなぁと思いました。





                                    

今日も群馬は暑かった・・・
前橋の最高気温は37.6℃、全国第2位。ちなみに全国トップも群馬県の館林で37.7℃。

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