虫さん魚さん

サラリーマンの昆虫採取とフィッシング日記

琵琶湖バスフィッシング“無泊3日弾丸ツアー” 続編

2010-07-26 18:51:53 | バスフィッシング
午前7時。
ボートを出してから2時間以上が経過し、やっとの思いで“ファーストフィッシュ”をキャッチします。

ん~! 「とりあえず魚はいる!」
当たり前ですが実際にキャッチ出来てはじめて、そう思えるのです。

私だけでなく、メンバー全員が“なんとなく安堵の雰囲気”
「お~…どのルアーで出たの?」、「おめでとう! 写真撮ろうよ!」などなど…
シ~ン…としていたボートの上がちょっとだけ慌ただしくなり、「ヨ~シ! これから釣るぞ~!」的なモードに再び突入します。


こんなにでっかいルアーを使えるのも琵琶湖ならでは…
果たして、こいつの出番は来るのでしょうか?

しばらくしてポイントを移動。
雄琴沖の通称「ディープホール」と呼ばれる琵琶湖での一級ポイントに移動します。


ポイントには既に8艇ほどのボートが入っており、このポイントの実績と人気の高さを物語っています。
関東では沖目のポイントに、これだけのボートが集まることは珍しい。
ここでも「どう釣るべきなのか?」理屈ではわかっていても、目に見えないポイントを釣ることに慣れていない私達は、少々迷いながらの釣りを開始。
※ウィードが沢山あった頃の大昔の「河口湖」を思い出します!

魚群探知機が示す水深は5m程度。
水深部から水面付近まで縦に伸びるウィードが目でも確認できます。
全員重めのシンカーにワームをセットし、ウィードの空いた隙間に落とし込んでいきます。

ここでも最初のアタリは私に来ました!
「グン・ググ~ン!」手に伝わる強いアタリ! 一秒ほどラインを送り込んで強くアワセますが、“スパン”という軽い音とともに抜けてしまいました。
ラインを見ると結び目から抜けています。
20lbの太いラインを結ぶのが久しぶりだったせいか、結び方が甘く、解れてしまった様子。
良い手ごたえだっただけに…残念! 「あまいなぁ~?」自分に“渇”

その後、アタリは無く無情に時間だけが経過。

再びポイントを移動。
ディープホールから1km程北のボートが10艇ほど集まっている沖目のポイントに入ります。
見た目はディープホールに似ている沖目のポイント。基本的に同じ釣り方で、行ってみます。

すると、ボートの周りを大き目のトンボ(ヤンマ)がグルグルと旋回しているじゃないですか。
虫好きの私は、こっちの方が気になり、竿を置いて暫らく観察モードに…
そいつは、池の立木などにお尻を上げてとまる習性のある「ウチワヤンマ」でした。

友人の竿にとまろうとしています。
そして、ボートのヘリにとまりました。 「ごめん! ちょっと動かないで...」
みんな釣りに集中しているのに、一人だけ違うモードに突入し、撮影開始…

「何なに…?」という友人に“ウチワヤンマ”というトンボが旋回していることを説明すると、「へ~」とか「うぉ~」とかちょっとだけ和やかな雰囲気に…
全員動かずに、じっとしていると、段々と私達に寄ってきます。
すると友人のラバージグにとまりました。
こんなの珍しいでしょ…? ※ピントが甘いところが惜しい…(コジー君どう?)


トンボ観察を終え、釣りに戻ります。
周りのボートでも小ぶりのバスですが、数本釣上げているのが確認できました。

ここで、私が2本目をキャッチ! ノンキーパーサイズでしたが、久しぶりにバスの顔を見ました。


この後、「コツン・コツン」とバスなのかブルーギルなのか?小さなアタリが出ますが、フッキングに繋がらず、一度気分転換とトイレ休憩のため桟橋に戻ることにします。
※釣れない時に一度竿を置いて、桟橋に戻ると良い気分転換になり、頭の中を落ち着かせることが出来ます。続けたいモードを抑えて一度ボートを降りると、結構リラックス出来るんですよ…!

再びボートを出し、今度は私が気になっていた「名鉄マリーナ沖のオダ周り」を攻めてみます。

再開して数投。友人T氏に良いアタリが来たようです。

35cm前後のキーパーサイズ。
本気でロクマルを狙いに来ているT氏。サイズ的に満足できるバスではありませんが「この一本で落ち着いた…」とほっとした様子。

こうしたオダ周り。霞ヶ浦などで慣れているせいか、目に見えるポイントの方が、関東の私達には釣りやすかったし、頭の中でしっかり釣り方がイメージ出来ました。


T氏の釣り上げたバスを見て、「お~…写真撮らせてください」と声をかけながらシェイクしていると私にもアタリが…!
さっきよりちょっとだけ引きが強い。

琵琶湖のバスとしては、まだまだですが、これは、まぁまぁのサイズです。


メジャーを当てるとジャスト40cm。 ん~?ちょっと怪しいといったところ。
お腹がパンパンに張ったグッドシェイプのバスでした!


そして、この後にドラマは訪れます!  <続く>

琵琶湖バスフィッシング“無泊3日弾丸ツアー” 出発編

2010-07-26 07:31:06 | バスフィッシング
琵琶湖バスフィッシング 無泊3日の弾丸ツアー。

いよいよ出発の日がやってきました!

今回の釣行メンバーは、バスボート2艇のオーナーでもあり、本企画発起人のキャプテンI氏。
ローカル・アマチュアトーナメントの上位入賞常連T氏。
そして先々週の山中湖が、実に十数年ぶりのバスフィッシングとなった私の3人。

金曜日の夕方、仕事から猛ダッシュで家に戻ります。
I氏が夜7時にピックアップに来てくれ、荷物を積み込み、いざ出発!

私以外は本気でロクマル(60cm以上のブラックバス)を狙う本気バサー!
車の中では、既に“デプス奥村社長の琵琶湖釣行DVD”が回っていて、熱気ムンムンです。

ルートは、中央高速「調布IC」から琵琶湖までの走行距離約500km。
所要時間は途中の休憩を入れて8時間前後の長旅です。
今回、琵琶湖でお世話いただくボート屋さん「CAT’S BOAT CLUB」に早朝5時までに到着できればOKですので、時間的にはかなりの余裕。

とういことで、途中「談合坂SA」で夕食&作戦会議のため、休憩をすることに…。


琵琶湖の地図をテーブルに広げ、「さぁ…どこで釣ろうか?」、「最近この辺でロクマルが何本も出てるらしいよ」とか、まだ見ぬ憧れの琵琶湖に胸を膨らませながら、会話が弾みます。
バスフィッシングにブランクの空いた私には、ちょっとついていけない話題が飛び交います…!

作戦会議を終え? 生姜焼き定食で、腹ごしらえをして、いざ出発! 
次の休憩は、眠くなった時ということで…

私が運転を担当し、山梨・長野を超え「阿智SA」まで一気に車を走らせます。

「阿智SA」に立ち寄り、車を止めると、真っ先に目に入ったのは、奥にある明るい外灯。
虫も大好きな私は、思わず周辺を観察。

すると…やっぱりいました! 「カブト虫」
初めて訪れる地。こんなことも私のもうひとつの楽しみです。


ここからI氏に運転を交代し、琵琶湖へと向かいます。
名神高速「京都東IC」で高速を降りますが、ここで超ビックリだったのは高速料金。

八王子から何と“1,050円” ジャパネット高田もビックリの料金です!

大月から無料区間?があるとかなんとか聞いていましたが、システムが良くわからず、出たとこ勝負で来てみましたが1,050円には、ちょっとビックリですね~

そして早朝4時。夢にまでみたバサー憧れ聖地「琵琶湖」に到着。
ボートハウス「CAT’S BOAT CLUB」には全国から多くのバサー達が集まり、出船の時を待って準備しています。


今回私達が借りたボートは、「スキーターの18ftにヤマハの150ps」
ちなみにレンタル料金は、20,000円/1日(ガソリン代別)


ボートにタックルを積み込み、いよいよ釣行スタートです。 心臓“バックンバックン”


フォークで湖までボートを降ろしていただき、エンジン・オン!
大海原へと出ていきます。 が…私達が出船した場所は琵琶湖大橋を挟んで南側の通称「南湖」と呼ばれている琵琶湖で言うならば小さなワンドのような場所。
さすがに日本一大きな湖「琵琶湖」。その広さに圧倒されます。

目の前には取水塔?らしきストラクチャーも… ん~ 雰囲気抜群!

琵琶湖の朝焼け。天気にも恵まれ、最高の気分です!


エンジン全開で、I氏がポイントへ?とボートを走らせます。
が… しばらくすると、さんざん作戦会議を開いたにも関わらず、「こりゃ何処行きゃいいんだよ」と一言。
聞かれてもわかるはずがありません! 全員琵琶湖は初めてです。



とりあえず、分析家T氏のすすめで最南部「近江大橋」右側のシャローエリアを目指します。
橋の橋脚付近は“釣り禁止”と聞いていましたので、グッと気持ちを抑えて通過。


日が高くなってくると、こうした日陰に魚が集まってきそうだなぁ…?


最初のポイントに到着し、皆それぞれに色んなルアーを試してみます。
が…琵琶湖の水は想像以上にクリアで、しかもウィードが水面直下1m位の所にベットのように広がっています。


私は、ひたすら大型の“バズベイト”や“10cmクラスのフローティングミノー”などのトップで広範囲を探ってみますが、気配なし!
友達にもバイトすら無いようです。

「こりゃ どんなルアーで、どう釣るべきなのか?」
苦戦しそうな雰囲気がただよってきます…。
琵琶湖サイズのランカーどころか、ミニバスすら顔を出してくれません!

私は、1/4ozのジグヘッドに20年前の“4inchフラグラブ”をセットし、ウィードの隙間を攻めてみました。
20分位粘ったでしょうか? やっとファーストフィッシュが出ました。

琵琶湖での初バスです。35cm弱のサイズでしたが、サイズはともかく正直“うれしい一匹”でした。 そして、ホッとした一匹でもありました。

このあとも苦戦が続きますが…  <続く>