昆虫と魚の標本

サラリーマンの昆虫採取とフィッシング日記

琵琶湖の「ウチワヤンマ」

2017-09-06 19:06:11 | 昆虫採取
ブラックバスフィッシングのために訪れた晩夏の琵琶湖。

気温30度を超す灼熱の湖上で釣りをしている間、ボートの周りを旋回していた「ウチワヤンマ」。
琵琶湖大橋をバックにパチッ!

この日は何十匹見たでしようか・・・

竿を動かさずにジッとしていると、竿先に休憩しにやって来ます。


しまいには、交尾したまま・・・


飛翔するヤンマを捕まえるのは結構大変ですが、琵琶湖の「ウチワヤンマ」は全く警戒心がなく、手でも捕まえられそうです。

「かぶと虫」いっぱい獲れた!

2017-08-13 21:22:38 | 昆虫採取
郊外に住む後輩からのメール。

小学生の息子を持つ彼は、余程てんきが悪くない限り、毎週の様に「カブクワ採取」へと出掛けています。

8月に入り、いよいよ雑木林の主役が「カブト虫」に移りました。


それにしても、凄い数!

お盆休みを境に、数を減らしてしまう「カブトムシ」。
あっという間に見納めになってしまうんですね・・・

夏の大阪。 朝は「クマゼミ」の大合唱。

2017-07-21 21:11:29 | 昆虫採取
今週は大阪です。



夏の大阪は、朝になると「クマゼミ」の大群が大合唱。

透明の翅を持つ「クマゼミ」は大型で、「ミンミンゼミ」を二回り程大きくした感じ。

ところで、この「クマゼミ」。
もともとは温暖地域のセミで、関西以西に生息していましたが、近年、東京や横浜などでも稀に見ることがあります。

また、単なる温暖化によるものかと思うと、そう単純でもない様で、ある地域に局所的に発生したり、逆に居ない地域もあったりと謎に包まれた部分もあるようです。

夏ですね! 昆虫ショップ「ランバージャック」に行ってきました。

2017-07-20 20:35:41 | 昆虫採取
JR「東小金井駅」近く。
連雀通り沿いにある多摩地区最大級の昆虫ショップ「ランバージャック」。



昆虫以外にも、爬虫類や両生類から小動物まで、取り扱いも多岐に及んでいます。

私は主に、昆虫ゼリーや産卵木、菌糸ビンなどの飼育用品を買いに行きますが、世界中のカブトムシやクワガタの在庫も豊富で、眺めているだけでも飽きません。
特に多摩地区にお住まいの方は、知っておくと便利なお店ですよ!

家内が職場で捕まえてきた青い眼をした「ヤブヤンマ」

2017-07-19 18:46:29 | 昆虫採取
家内が職場で捕まえてきた大型のトンボ。
何と、建物の中に入ってきてしまったのだとか・・・

網でも捕まえるのが難しい「トンボ」を、何と手掴みで。


デッカイトンボは全て「オニヤンマ」だと思っている方って、実は意外と多かったりして・・・

この青く美しい眼を見てください!
お腹にも青い模様が入っているこのトンボの名前は「ヤブヤンマ」。

決して珍しい種ではありませんが、昼間は林の中で枝や葉にぶら下がって休み、夕方になると飛び回る黄昏飛翔性のトンボだけに、中々人目に触れるタイミングが無いのです。

それにしても、住宅地のど真ん中にも居るのですね。

そろそろ昆虫採集シーズンの到来です!

2017-06-29 20:03:57 | 昆虫採取
昨晩、昆虫採集に出掛けたという友人から写真を送ってもらいました。

自宅からも程近い所に、こんなに良いポイントがあるなんて、羨ましい限りです。

良く見ると、小型の「ノコギリクワガタ」のオスとメス2匹、さらには樹皮の間からお尻を出した黒い「ヒラタクワガタ?」のメスが居るのが分かります。

この日は「ノコギリクワガタ」がメインだったそうですが、ここに来て「カブトムシ」が、主役の座を奪っているそうです。

秋に見た超小型の「アブラゼミ」

2016-09-26 21:43:31 | 昆虫採取
夏に多く発生する「アブラゼミ」ですが、秋になっても稀に見ることがあります。

体長は55mm~60mm位が標準的なサイズですが、この「アブラゼミ」は、とにかく小さい。

夜にファミリーレストランの駐車場にいたのですが、サイズは40mmほど。


写真は、1円玉と比較したもの。   ほぼ原寸です。

カブトムシなども、お盆を過ぎた頃に見るものは、小型ばかりだったりしますが、ピーク時から少しズレた時期に発生する個体は小型が多いのでしょうか・・・

夏終盤 友人と「カブトムシ&クワガタ」採取

2016-08-28 18:56:21 | 昆虫採取
お盆休みを過ぎたあたりから、めっきり減ってしまった雑木林の「カブトムシ」と「クワガタ」。

そんな8月末の終盤戦に、友人と友人の子供と一緒に雑木林へと出掛けました。


まぁ、居なくてもいいや!
と、半ば散歩のつもりで行ってみましたが、まだ居ましたね!

見た目には空振かなぁ…という感じでしたが、細かく観察すると、樹皮の陰からお尻を出した「コクワガタ」を発見。


さらに、もう一匹。


また、木の上の方をチェックしていると、樹液の周りに小型の「ノコギリクワガタ」の姿も…
木を蹴り、落ちてきたそいつもゲット!


別の木を蹴ってみると、「ボトッ!」と、もう1匹追加。


また、別のポイントで「カブトムシ」のメスも発見!


同じ木の裏側に、もう一匹。


このあと、数匹の「コクワガタ」をキャッチし、気が付けば10匹程を捕まえることが出来ました。


友人の子供も嬉しそうに、採った「カブトムシ」と「クワガタ」を虫カゴに入れています。

時期的にも、ちょっと渋い採取となりましたが、とても楽しい時間でした。

夏が来た! 「カブトムシ」だ!

2016-06-19 19:27:37 | 昆虫採取
いよいよ夏がやってきましたね。

群馬県に住む友人から、今年初の「野外カブトムシ」採取レポートが届きました。


どうやらご夫婦のようですね。

オプションの「コクワガタ」も…


雑木林も夏らしくなってきたようです。

ところで、群馬県には“関東の水がめ”がいくつかありますが、例年にもないカラ梅雨で大丈夫でしょうか…

もうすぐ夏ですね 「コクワガタ」登場!

2016-05-27 20:51:13 | 昆虫採取
ここのところ夏を思わせる暖かい日が続き、夏の虫たちも少しずつ活動を始めたようです。

今年初めて見るクワガタ。
「コクワガタ」ですね!


足がまだ上手く動かせないところを見ると、越冬組ではなく、今年羽化したばかりの個体だと思います。


来月になると、「ミヤマクワガタ」や「ノコギリクワガタ」も、本格的に活動し始めると思いますが、今年は童心に返って採取に出掛けたいなぁ…

久しぶりに見ました「オオルリボシヤンマ」

2015-10-03 07:58:13 | 昆虫採取
先日、久しぶりに昆虫採取の楽しさを思い出した私は、9月のシルバーウィークに都内某所へ「オオルリボシヤンマ」の採取に出掛けてきました。

居ましたね!


これが「オオルリボシヤンマ」です。

ヤンマというと大きくて“黒ボディに黄色のライン、そして緑色の複眼”というイメージですが、「オオルリボシヤンマ」は水色が美しいボディに青い複眼。

「マルタンヤンマ」と並んで本当に美しいヤンマです。

※2008年に別の場所で採取した「マルタンヤンマ」のオス。

東京にも、こんなに美しい「ヤンマ」が居るんですよ!

お盆休みは「カブトムシ」を取りに行こう!

2015-08-08 17:48:30 | 昆虫採取
お友達からメールをいただきました。

息子と出掛けた「カブトムシ」採取の様子です。

いるところには、いますねぇ…


「カブトムシ」は、夜行性なので基本的に昼間は、あまり活動しません。

採取のコツは、昼間の間に樹液が出ているクヌギかコナラを見つけておき、夜になったら、その木をチェックすること。※クヌギやコナラは樹皮のゴツゴツした木で、葉の周りがチクチクした鋸歯形をしています。


また、樹液が大量に出ている木は、強い酸味の効いた酢のような鼻につく臭いを放っていますので、目以外に、鼻を使って探してみることも忘れずに…

昼間にチェックした時に、カナブンや蝶などが集まり、樹液を吸っているような木であれば、かなり可能性は高いと思います。

但し、夜の雑木林は暗いだけでなく、ヘビなどの小動物がいたり、予期せぬ怪我などをしてしまうこともありますので、決して一人では行かず、複数人で出掛けるようにしましょう!

息子が学校帰りに見た夏の光景

2015-08-01 18:32:28 | 昆虫採取
息子が学校帰りに見つけた夏の光景です。

先日、セミの記事をブログに書きましたが、近所の子供は、まさにこんな光景を見たかったのだと思います。
あの後、お会いしていませんが、果たして「セミの羽化シーン」に出会えたのでしょうか…?


この写真は、数年前に私が偶然撮影したもの。


そして、学校の近くでコンクリートの上を歩いていたというカブトムシのメス。


一体何が目的で、35度もある日中に、このようなところを歩いているのか…

この夏、久しぶりに大学生になった息子とカブトムシを取りに行く約束をしましたが、今年もまた、秘密の場所に樹液を吸いに来ているかなぁ…
いい親父が、何故かワクワクしてきました。

今年は昨年にも増してセミが少ないような…

2015-07-29 18:25:14 | 昆虫採取
昨晩、近所の子供がお母さんと一緒に懐中電灯を持って、出かけようとしていました。

思わず、「カブトムシですか?」と声をかけると、これからセミの羽化を観察しに行くのだそうです。

ところが、もうすぐ8月だというのに、あまりセミの鳴き声を聞きません。
例年であれば、ニイニイゼミやヒグラシ、そしてアブラゼミも姿を現し、騒がしくなる頃ですが、我が家の周りではまだわずかに鳴いている程度。


友人からメールで送られてきたセミの写真を見て、ふとそんなことを思ってしまいました。


ちなみに、アメリカでは13年・17年の周期でセミの大量発生が起きるのだとか…
数千・数万のセミが1本の木に集まり、鳴く声はジェット機にも負けない凄まじいものなんだそうです。

自然界には不思議なことが沢山ありますね!

南西諸島に生息する「マルバネクワガタ」って知っていますか?

2014-12-21 17:24:17 | 昆虫採取
「マルバネクワガタ」って知っていますか?

日本国内に生息している大型のクワガタですが、沖縄など南西諸島にしか生息していないことから、日本のクワガタでありながら、意外と知らない人も多いのでは…?

「マルバネクワガタ」の仲間は日本の南西諸島を北限に、東アジアからインドに渡って分布しています。

日本に生息している「マルバネクワガタ」は沖縄本島に生息する「オキナワ マルバネクワガタ」や奄美大島・徳之島に生息している「アマミ マルバネクワガタ」など、6種類の「マルバネクワガタ」がいるそうです。

大きいものでは60mm~70mmと比較的大型のクワガタで、ズングリとした体が特長。
どれも良く似ており、私には違いが良く分からないほどです。

写真は今年の11月に石垣島で撮影された「ヤエヤマ マルバネクワガタ」で、近年数が減少しているとのこと。


私も過去に9回も沖縄・石垣島を訪れましたが、一度も「マルバネクワガタ」を見たことはありませんでした。

日本に生息するほぼ全種が絶滅危惧種および準絶滅危惧種に指定されており、採取禁止になっている島もあります。

沖縄を含む南西諸島では、私が訪れていた9年の間にも、どんどん原生林が切り開かれていき「マルバネクワガタ」の生息地が年々失われていることもうなずけます。

サンゴ礁はもちろん、こうした貴重な虫が生き続けられる環境も同時に守っていきたいものです。