「ぱっぱらぱなし」には、しない話です。
去年の12月、先週と、生徒たち8人が、ピティナのピアノステップに参加しました。
発表会以外の外部のステージですから、もちろん強制ではありません。
パーセンテージからしたら、ごく一部の人が、「人前で弾く機会」を多く持ちたいな、と
言うことで参加しました。
演奏する時に、生徒があらかじめ書いたコメントをスタッフの方が読んでくださいます。
60字という少ない字数なので、けっこう書くのに、苦労する子もいます。
「何を書けば良いの?」と聞かれる子には、一緒に考えながら書いてもらいます。
2回目以降の参加の人や、少し学年が上の人には、
「一般的なコメント=◎回目のステップがんばります!」とか
「塾も部活もやっての参加なので、大変でした」。。。みたいにいろいろな人にあてはまるコメントじゃなくて、
「練習で何が難しかった?」とか
「どこを工夫したかった?」などと、生徒と会話しながら、ピンポイントで何か
アドバイスして欲しいことを書こうか、と持っていくことが多いです。
先週は中学生ばかり3人参加したので、それぞれが自分で
「◎○に気をつけたつもりです」「◎×を上手になるためには、どういう練習が良いでしょうか?」と、
いうようなピンポイントコメントを書いていました。
その答えに講師の先生が書いて下さったことが、さらに具体的で詳しかったので、
本人も、おうちの人もびっくり感動していました。
もちろん、わたしだって、同じような事を言ってるんですけれど・・・・
「ピアノのお母さん(おばあちゃんかな)のような存在の私が毎週言う同じ事」より
「見知らぬ先生が書いてくださるたった一回の一言」って、威力があります。
また、私とは、全く別の視点からのアドバイスもありますし。
(と、自分の責任放棄しちゃいけませんけど)
12月の時もそうでしたけど、参加直後のレッスンは、その講評を一緒に読み、
生徒に理解しにくい所は言葉を変えて、説明し、そして、それをもういちど頭で整理して、
最後の仕上げに演奏してもらいます。
ステップの緊張感から、解放されれいるし、講評の一言も、かみ砕けているし、
これで、ほんとうの「◎」です!
発表会の時も同じで、
発表会の曲は、次のレッスンで必ずもう一度弾いてもらっています。
怖くて暗譜では、弾けなかった中学生も、ここでは、出来るだけ暗譜で弾いて
仕上げにしています。
このやり方は、けっこう気にいってます。