先月、石川県で流しそうめんを食べた93人が食中毒に罹り、さらに市役所には約500人の相談者がいることが分かった。
調査の結果、原因はカンピロバクターという細菌であった。
カンピロバクター(東京都福祉保健局)
この流しそうめんは大滝を見ながら行われ、水は山からの湧水を使用して、既に30年も行われている夏の名物だという。
湧水は500m以上を細い管で現場まで運ばれており、100m程は地上に出ている状態だった。
取水口の辺りはイノシシなどの野生動物が生存していることが分かったことから、今回の食中毒は野生動物の糞便が湧水に混入した結果ではないかと考えられているようである。
7月のブログに書いたように我が国における細菌による食中毒はカンピロバクターによるものが一番多い。
最も身近なものとしては、以前にも書いたようにニワトリである。
ニワトリの刺身を食べて食中毒になるケースが最も多い。
スーパーで売られている鶏肉にも存在していると考えて用心した方が良い。
今回のように湧水が原因になる場合は、湧水の近くに養鶏場があり、鶏の糞便が混入していたとのケースもある。
当市にも湧水を汲めるところがある。
毎日多くの人達がこの清水を汲みに来る。
以前、私もよく汲みに行きコーヒーに使用していたことがあるが、生で飲むことはせず、必ず加熱してから使用していた。
以前、何処の湧水だったか忘れたが、「生で飲むときは自己責任で」と書かれていたのを思い出した。
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