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日日是好日

退職後の日々を写真で記録

庵地焼のコーヒーカップ

2015-03-25 11:10:21 | 日記
平成27年3月25日(水)晴れ

毎日コーヒーを楽しんでいる。マグカップにコーヒーを入れ飲んでいたが、量が多いためかよく飲み残しがあり、無駄をしていた。
先日、家内が新しいコーヒーカップを何処からか出してきた。庵地焼であることは直ぐに分かった。



庵地焼は五泉の隣の阿賀野市にある窯で三姉妹によって創られている黒と茶を基調とする落ちついた色合いの焼物である。10年ほど前に窯を訪れ、二姉妹にお会いしたことがある。

家内が出してきたコーヒーカップは5組あり、結婚したとき平等寺の方丈様からお祝いに頂いたものだという。すっかり忘れていた。42年前のことである。
平等寺の高橋宝善方丈様は初めて坐禅を教えてくれた方で、大変お世話になった。この方丈様にお会いしなかったら、得度してはいなかったであろう。
せっかく頂いたものだ、しまっておくのは勿体ない。早速、このコーヒーカップを使うことにした。大きさもちょうど良く、今までのように飲み残すこともなくなった。
このカップで飲むと少量のせいか同じコーヒーでも美味しくなったように思える。因みにいつも飲んでいるコーヒーはスターバックスのコロンビアである。苦味がちょうど良い。

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寅さんとカッコウ

2015-03-22 20:04:56 | 日記
平成27年3月22日(日)晴れ

昨夜BSで「男はつらいよ 寅次郎わすれな草」が放映された。11作目の寅さんで、40年以上前に、ロケ地が網走だったので映画館で観た。
テレビであるが、改めて観ると新しい発見があるものである。ロケ地が網走の卯原内(うばらない)だったのだ。卯原内は私が中学二年生まで暮らした所である。
寅さんは卯原内の牧場で働くことになったが、三日でダウンしてしまうのだが、この牧場のシーンになると緑の草原と青空が映り、そしてカッコウの鳴き声が聞こえてくる。
これを聞いて思い出した。子供の頃、卯原内では良くカッコウが鳴いていたことを。カッコウの鳴き声はなんとなく心を穏やかにしてくれる。今でも卯原内ではカッコウの鳴き声が聞こえるのだろうか。新潟に来てからは滅多にカッコウの鳴き声は聞くことができない。

映画では網走の各地でロケをしていたが、浜に立ちオホーツク海と帽子岩を見ている寅さんが印象的であった。



ある有名な女性作家が「寅さんのような人が身内にいたら困る」と言ったそうだが、それにしてもこの寅さんのシリーズがこんなにも長く続いたのはなぜであろうか。身内ではない第三者として他の家族のもめごとは蜜の味だのだろうか。いやそうではなく、寅さんが時折語る愛語のせいであろう。自分のことより他の人を思いやる寅さんにしらずしらずホットしているのではないだろうか。
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十牛図

2015-03-11 21:32:02 | 座禅
先日(2月26日)山形県鶴岡の湯野浜温泉の「亀や」を訪れ部屋に案内されたとき、入るなり床の間にかけられた掛け軸が目に入った。



すぐに、この掛け軸の絵は「十牛図」の一つとそっくりだと思った。
「十牛図」とは禅による修行の過程を十枚の絵で示したもので、中国・宋時代の廓庵禅師の創案といわれている。我々の真の自己を牛にたとえて童子と共に十枚の絵に描かれている。



この写真は「十牛図」(上田閑照ら 筑摩書房 1984)に載っている第六図のものである。
掛け軸の絵は笛を吹いていないが、第六図と同様に童子と牛が描かれていることから、十牛図を意識して描かれたものであろう。

我が家にも「十牛図」の第六図を意識して造られたと思われるブロンズ像の置物がある。



この置物は家内の今は亡き母親が坐禅をしていたとき、ある方から頂いたもので、今は我が家に来ている。
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