日日是好日

退職後の日々を写真で記録

鶴岡へ

2015-02-28 10:31:54 | 日記

家内の慰労を兼ねて山形県の鶴岡へ出かけた。山形県は新潟県の隣だかなかなか行く機会がなかったが、2月26日の朝に出発した。
1.くらげの水族館   最近、話題になっている「くらげの水族館」に先ず行ってみた。正式の名前は「加茂水族館」という。以前にテレビでこの水族館を知り、一度見てみたいと思っていた。 水族館の駐車場に着くと、既に多くの車が駐車しており、見ると、仙台、新潟、宇都宮など県外のナンバーが多く、人気のほどが分かる。

新潟の水族館のマリンピアに比べるとこの水族館は特に大きなものではないが、なんといってもくらげの展示の多さは世界一である。それで「くらげの水族館」と呼ばれている。
くらげには癒しの効果がある事が知られている。私の孫も1歳でアンパンマンと同じようにマリンピアでくらげに興味を示したほどである。
40~50種類のくらげが展示されているが、いくつかのくらげの写真を紹介しよう。

ゆっくりした心臓の鼓動のように傘を動かしている。これが癒しに繋がっているのだろう。











くらげ展示の最後には直径5mの円形水槽が設置されており約1万匹のミズクラゲが展示されている。


2.藤沢周平記念館 水族館を出て鶴岡公園へ行くと鶴岡出身の藤沢周平の記念館があり、入ってみた。

入ると最初に全作品の初版本が展示されている。最初中学校の教師をしていたのを初めて知った。
藤沢周平の本は1冊しか読んだことはないが、映画化されたものは「蝉しぐれ」と「たそがれ清兵衛」を観たことがある。
藤沢周平というと在職中にお世話になった今は亡きK研究所のO先生を思い出す。先生は藤沢周平の小説が大好きで、細菌学者であったが自叙伝を書くほどだった。

3.湯野浜温泉 「亀や」 宿はネットで近くの湯野浜温泉の「亀や」を予約しておいた。ネットで予約するときはいつもそのホテルが気にいるかどうか、行くまで少々気になるものである。しかし部屋に案内されてそんな不安も一掃された。特別企画とはいえ一番安いコースを選択したにも係わらず高層階(10階)の目の前が日本海の部屋に案内された。料理も美味しくいただいた。庄内を巡る小さな旅「亀やの巡り鉢」と題した庄内で良く食べられる料理を少量ずつ載せられた鉢が付いていた。

温泉はナトリウム・カルシウム塩化物泉で少しツルツルの温泉。臭いはないがとても温まる。

4.羽黒山 翌日はせっかくの山形県なので羽黒山まで足を延ばしてみた。温泉から車で一時間ほどであったが、羽黒山山頂へ行くすこし前に国宝の五重塔があり見ることにした。しかし場所が分からず近くの施設で聞いたところ歩いて15分ほどの所とのこと。案内板があったが雪で隠れており見逃していた。長い石段を下り、熊が出そうな杉林の雪道を歩き、ようやく五重塔にたどり着いた。なぜこんな所にぽつんと建てられたのだろうか。

羽黒山山頂の手前でなぜか有料道路になり400円を徴収される。山頂の神社も他の施設も雪の中だった。

鶴岡市内で山形の蕎麦を頂いてから帰路についた。

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一過性全健忘

2015-02-18 14:26:53 | 日記
一過性全健忘(イッカセイゼンケンボウ)をご存知だろうか。一時的に記憶を失う病気である。それを今年の1月7日に体験してしまった。
正常に戻り始めたのは夕方の5時頃だった。その日の朝、メールとブログのチェックしたところまでの記憶は微かにあるが、その後の記憶は全く無くなっていた。
私の意識が正常になったと感じた家内は今日一日に起きた事を語り始めた。
その日の朝、私がトイレから出てきてからそれは始まった。「今日は何月何日?」の質問を何度も繰り返すのと、話がかみ合わないことから家内は私の異常に気付いたようである。最初、認知症になったのではないかと考えたようである。我が家には93歳の認知症の私の母が同居しており、やはり同じ質問を何度も繰り返すのを知っていたからである。
家内は直ぐに脳神経外科のある市内の病院に電話してからタクシーを呼び、抵抗する私をその病院へ連れて行った。
病院で測定した血圧は230と非常に高かった。私を診察した医師は先ずMRIにて脳の検査を行ったが特に異常は見つからず、入院して検査を行うことを家内に勧めた。それを聞いた私は入院することにかなり抵抗したらしい。その後、別の医師が来て「おそらく一過性全健忘だろうから自宅で様子を見ることにしよう」と言ってくれて帰宅できた。この医師は私が勤務していた会社の一人を知っており、その人が私の部下だったことから話がはずんだ。家内はこれは認知症とか脳梗塞の前兆なのかを医師に尋ねたところ、それとは無関係との回答をもらった。一週間後に様子を見るためにまた病院に来るように言われて診察室を出ると、私は以前お世話になったO医師を見つけ話しかけた。その後タクシーで帰宅した。
以上、家内が語ったことは、私がタクシーに乗って病院へ行ったことも、血圧を測定したことも、医師の診察を受けたことも、そこでO医師にあって話をしたことも全く記憶に残っていない。

一過性全健忘をネットで調べてみた。
・突発的に健忘状態(記憶喪失)が起きる。
・記憶を失っている間の行動は平常通りだが、それを後で思い出せない。
・私がそうだったように周囲の人に同じ質問を繰り返すことから家族や身近な人が異常に気付くケースが多い。
・40~80歳に発症することが多い。
・発作は1~8時間続くことが多く、頻度は1回がほとんどで、再発する割合は約10%と少ない。
・原因は不明だが脳の記憶に関係する「海馬」の機能が一時的に低下するために発症すると考えられる。
・一般的に、症状が出てもすぐに良くなるため、経過観察を行い、特別な治療は不要である。

一過性全健忘の原因は不明とのことだが、発症する2日前に人間ドックと脳ドックを受けた。脳ドックはMR検査でMRIとMRAの両方の検査を約30分間受けたが、この際の磁場が影響したとは考えられないのだろうか。
血圧が230と今までに経験したことの無い高いものであったが、その日の早朝に測定したときは142とやはりいつもよりは高かった。この高い血圧は原因だろうか結果であろうか。
あの日以来、時々数時間前のことを思い出してみて、今は一過性全健忘ではないのを確認する癖がついてしまった。
コメント (4)
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