平成26年6月27日(金) 晴れ
北海道での摂心から帰ってくると、我が家の玄関の真上の屋根のひさしにツバメの巣が出来上がっていた。久しぶりの巣造りである。
我が家に初めてツバメが巣を作ったのは10年前の平成16年前のことである。この年には4月に南の玄関上の軒下と反対の北側の軒下にも巣を造った。更に6月には東側の軒下にも巣ができて、それぞれ子供が巣立っていった。
その後7年連続してツバメは我が家に巣を造ったが平成22年にカラスが巣を襲い卵を食べてしまい、翌年から3年間、ツバメは巣造りをしなくなった。そして今年の巣造りである。
その巣の持ち主と思われるツバメが玄関前の電線に止まって毛づくろいをしていた。
朝になると4時前から14羽ほどのツバメが巣の前の電線に止まって大合唱していた。しかし私は大変な事をしてしまった。
巣はできているのに卵を抱いている風がないので、24日の夕方、長い棒の先端にカメラを付けて巣の中を写してみようを思い、棒を伸ばしたところ、棒が巣に当たり、巣が落ちてしまったのである。折角造りあげたツバメの新居を私は破壊してしまったのだ。後悔したがどうにもならない。再度の巣造りを願うばかりであった。
翌日の朝、いつものようにツバメはやってきたが、新居が無くなっているのに気付き、それを報告するのに戻っていった。私は心の中でツバメたちに詫びるしかなかった。
25日、26日は玄関前の電線には何羽かのツバメが来ていたが、今朝は全く姿を現さなかった。
しかし今日のお昼前に私が書斎の机に向かっていたとき窓の外の電線に少しの泥と藁をくわえたツバメが止まっているのを見つけた。もしや新たに巣造りを始めたのではないかと思い外に出てみたところ、やはり北側の軒下に巣造りを始めていた。
これが私が迷惑をかけたツバメの夫婦である。これからはそっと見守ることにしよう。