今朝のNHKのニュースで、今年のスギ花粉は過去10年間で最も多いと報道していた。スギ花粉の量をNHKが報道するということは、それだけ花粉症の人が多いことからニュースとしての価値があるからであろう。
確かに私の知人でも花粉症の人は多い。私の娘も孫も酷くはないようであるが花粉症である。
しかし花粉症の人達は若い人達に多いように見える。自分と同年齢以上の人達にはあまり花粉症の人はいないようである。私も妻も花粉症ではない。
以前に「笑うカイチュウ」という本を読んだことがある。
著者は東京医科歯科大の藤田紘一郎教授で、その中で寄生虫が居なくなったので花粉症が増えたとの論を展開した。その後、彼は多くの書物や講演で自説を述べている。私も彼が新潟で行われた講演を一度聞いたことがある。
ある講演が論文「人と微生物との共生」としてネットで見ることができるので興味ある方は見てみてください。
載っている図を見ると、確かに寄生虫の減少と共にアレルギー患者が増えているように見える。
彼は寄生虫が花粉症を抑制しているとのことで、自分でもサナダムシの卵を飲み名前を付けて自分のお腹に飼っていたことがある。
花粉症のようなアレルギーはIgE抗体が原因になあるが、この抗体は寄生虫に対する抗体であったことは確かのようであるが、この説に反対する人もいる。
私も小学生の頃、学校で虫下しをもらい回虫を駆除した経験がある。
一度でも寄生虫を経験すれば花粉症にならないのだろうか。
「花粉症ならぬといえど虫飼えぬ」