日日是好日

退職後の日々を写真で記録

花粉症と寄生虫

2023-02-28 09:56:36 | 微生物
今朝のNHKのニュースで、今年のスギ花粉は過去10年間で最も多いと報道していた。スギ花粉の量をNHKが報道するということは、それだけ花粉症の人が多いことからニュースとしての価値があるからであろう。
確かに私の知人でも花粉症の人は多い。私の娘も孫も酷くはないようであるが花粉症である。
しかし花粉症の人達は若い人達に多いように見える。自分と同年齢以上の人達にはあまり花粉症の人はいないようである。私も妻も花粉症ではない。

以前に「笑うカイチュウ」という本を読んだことがある。


著者は東京医科歯科大の藤田紘一郎教授で、その中で寄生虫が居なくなったので花粉症が増えたとの論を展開した。その後、彼は多くの書物や講演で自説を述べている。私も彼が新潟で行われた講演を一度聞いたことがある。
ある講演が論文「人と微生物との共生」としてネットで見ることができるので興味ある方は見てみてください。
載っている図を見ると、確かに寄生虫の減少と共にアレルギー患者が増えているように見える。

彼は寄生虫が花粉症を抑制しているとのことで、自分でもサナダムシの卵を飲み名前を付けて自分のお腹に飼っていたことがある。

花粉症のようなアレルギーはIgE抗体が原因になあるが、この抗体は寄生虫に対する抗体であったことは確かのようであるが、この説に反対する人もいる。
私も小学生の頃、学校で虫下しをもらい回虫を駆除した経験がある。
一度でも寄生虫を経験すれば花粉症にならないのだろうか。


「花粉症ならぬといえど虫飼えぬ」


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春はまだ

2023-02-27 08:54:44 | 日記
昨日の午後に久しぶりにウオーキングに出たが、50分ほどするとアラレが降りだした。その後さらに風が加わり田圃のわきの道は遮るものもなく雪まみれになってしまった。


春はまだまだのようである。
皆さんのように野鳥や花を撮りながらウオーキングしてみたいと思うが、しばらく無理そうである。

故郷の網走はもっと寒いだろうと思い検索してみると網走のライブカメラがあることが分かった。
今朝の8時の気温が-9.3℃で、積雪深は37cm。
海には流氷は見えなかったが、沖の方を見ると白い線が見えるので、これが流氷であろう。
流氷が去れば、網走にも春がやって来る。


「流氷去れば故郷の春近し」

 2/26の歩数:5,769歩


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卵が無い

2023-02-26 09:18:24 | 微生物
昨日、スーパーに買い物に行くと、いつもは卵が並んでいるコーナーが伽藍洞で下の方に温泉卵の小さなパックが置かれているだけだった。
鳥インフルエンザ発生による鶏の処分のため卵が不足しているニュースは見たことがあるが、どうやら身近になってきたようである。
そこで、今シーズンはどれだけ発生しているのか農林水産省のホームページを見てみた。


2月25日時点で25道県で76事例発生し、約1,478万羽が殺処分された。
これは全鶏の8%に相当するらしい。今シーズンは明らかに例年より多いようである。
新潟県でも昨年の11月に発生し、現在まで3事例が報告されている。
物価の優等生と呼ばれていた卵も品不足で値が上がっているようであるが、多くのものが高騰しているので、卵だけが元の値段に戻ることはないだろう。


「野鳥にも入国審査義務付けに」
「ウイルスが卵の値段押し上げる」


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良寛・花の歌(2)

2023-02-25 09:19:52 | 良寛
自然を愛した良寛は花を詠んだ歌も多い。
先日、載せれなかった花の歌を追記する。

子どもらよいざ出でゆかむ伊夜日子(いやひこ)の岡の菫の花にほひ見に
(こどもたちよ、さあ出かけていって、弥彦の岡で菫の花の美しく咲いているありさまを見よう*)


(ネットより)

鉢之子に菫たんぽぽこきまぜて三世の仏にたてまつりてな
(鉢之子に菫や蒲公英(たんぽぽ)をまぜ入れに盛って、三世の仏たちに捧げて供養しよう*)


山吹の花のさかりは過ぎにけり古里びとを待つとせし間に
(山吹の花の盛りはすぎてしまった、ふるさと人にさ、その盛りを見せたいと待ちこがれている間に*)


(ネットより)

みあへするものこそなけれ小瓶なる蓮の花を見つつしのばせ
(なんのご馳走するものもありません、せめて瓶に挿した蓮の花でもながめ、これをせめてものわたしのもてなしと思って我慢して下さい*)


この宮のみ坂に見れば藤なみの花のさかりになりにけるかも
(この宮の坂に立って眺めると、藤の花のさかりになったなあ*)
                        *:吉野秀雄


「良寛は花と一つに咲き誇る」


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また平等寺へ

2023-02-24 09:07:34 | 日記
昨日の当地の最高気温は8℃で、今日は9℃の予報で、周りの雪もほぼ融けた。
まもなく3月、どうやら春も近づき、白鳥たちもそろそろ北へ帰るときが来たようである。
白鳥で思い出したが、先日の地元のテレビで、瓢湖でミコアイサが撮影されたとのニュースが流れていた。ニュースになるくらいなので、やはり珍しい野鳥なのだろう。彼たちも白鳥と共に北帰行か。

昨日は天気も良かったので、またまた平等寺へ行ってみた。



まだまだ雪が残り、薬師堂の階段は凍りついていたが青空と雪の対比が綺麗だった。



お寺の前の雪が融けるにはまだ時間がかかりそうである。
このお寺の住職は代々尼僧さんであったが、今は誰もいなく薬師堂が国の重要文化財であることから、市が管理しているようである。
主の居ないお寺は雪のため一層閉ざされた感がある。
かっては多くの人が出入りして活気のあったのにと思うが、考えてみれば、もう50年も前のことである。
「昔は良かった」と嘆くのは老人になったということか。


「雪も融け白鳥たちも北帰行」
「主なくもすくっと立つは薬師堂」


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