日日是好日

退職後の日々を写真で記録

R5ツバメ日記(8) 交尾する

2023-05-03 08:23:31 | ツバメ
今朝も二羽のツバメは5時過ぎにやって来た。
今日は二階の窓の手摺に並んで止っている。


そこへ、カップルになれなかった別の雄のツバメが襲いかかって来た。
(突然だったので写真は撮ることができなかった)
二羽のツバメは、その侵入者を追い払いうため、直ぐに飛び立って視界から消えてしまった。
まもなくして戻った二羽のツバメは交尾を始めた。


敵はカラスだけではない、同じツバメの雄同士も雌をめぐって争いをする。
先ほど襲ってきた雄のツバメは再びやって来るかもしれない。
動物はいかに自分の遺伝子を多く残すかである。そこで交尾に至ったのだろう。
この後、この雄は他の雄がやって来ないように見張りをしなけてばならない。
それは雌が卵を産み終えるまで続く。



(おまけ)


昨日の夕方の月。


「この月の何処に住むっていうのかい」


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R5ツバメ日記(7)

2023-05-02 09:12:03 | ツバメ
今年、二羽のツバメがやって来て半月ほどになる。
例年であれば卵を産み抱卵が始まている頃である。
しかし今年の二羽はまだ産卵していないどころか、新居の修理さえしていない。
相性が合わなく何れ婚約解消かと思われるほどである。

8年ほど前に我が家に来たツバメのカップルの雄が後からきた別の雄ツバメとの戦いに敗れ、雌を連れ去られたことがあった。連れ去られたというより雌が後から来た雄を選んだということだろう。
ツバメの世界も、もてる男ともてない男がいるらしい。尾の長い雄が強く健康で、もてると言われている。
その時、残された雄は2、3日一人ぼっちでいたが、その後別の雌を連れて帰ってきた。

今年の二羽にそのような事件が起きないことを願う。
今朝の二羽のツバメである。


並んで電線に止り、決して仲が悪いようではない。
しかし、よく見ると雄はまだ若く昨年誕生したツバメのようであり、尾もそれほど長くはない。
雌も同様なのかもしれない。
交尾もまだのようである。気長に待つことにしよう。


「ツバメらも失恋を経て成長す」


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R5ツバメ日記(6) ツバメ共同体

2023-04-29 09:16:46 | ツバメ
妻が「静かだね」と言う。
例年であればツバメの鳴き声で目を覚ますのに、今年は全く静かである。
しかし今朝、5時頃にカーテンを開けると、何とツバメの夫婦は来ていた。
だが鳴かないで電線に止まっているだけである。
刺激を与えないように玄関からそっと出て撮った写真である。そのため、どうしても逆光になってしまう。



昨日も同様に朝早く来たが鳴かない。そして日中は何処かへ行ってしまう。

今年のツバメ夫婦は例年の夫婦と違っているが、もう一つ例年と異なることに気がついた。
以前は我が家に来たツバメ以外のツバメも飛び交っていたが、今年は全く見かけない。
我が家の裏の家の物置にも毎年ツバメが来て巣を造っていたが、昨年から来なくなった。

長年、ツバメを観察していると、近くに巣を造ったツバメ同士で共同体を作っているように見えるときがある。
というのは、我が家の巣に天敵が現れたとき、ヒナが誕生したとき、ヒナが巣立ちするときなどに、何処からともなく多くのツバメが集まって来ることがあった。
以前のブログで探してみると令和2年のブログにヒナが誕生したときに多くのツバメが集まって来たことを書いていた。
多くのツバメが次々に巣に近づき中を覗き込んで乱舞する。明らかにヒナの誕生を全身で喜んでいることが伝わってくる。
これは巣立ちの時も同様である。1羽のヒナが巣から飛びだすと次々に続くが、必ず最後の小さな1羽のヒナがなかなか飛びだせない。そのような時にやはり何処からともなく多くのツバメたちが集まり喜びと励ましの飛びを見せてくれたことがある。
さらに我が家を去る日には玄関前の電線に全員こちらを向いて並び別れを告げるが、この時も両親、ヒナたち以外のツバメが並ぶことがある。
これらの様子を見ていると、ツバメ同士で助け合う共同体が出来ていると思うのである。
秋には何千キロもの旅をしなければならない。その時も助け合いながら飛ぶのであろう。


「隣りとは助け合いますツバメたち」

 4/28の歩数:4090歩


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R5ツバメ日記(5) 天敵について

2023-04-26 09:51:25 | ツバメ
今朝は小雨模様で出勤は遅くなったが、ラジオ体操の歌と共にやって来た。
しかし、まだ大きな動きがないので、今日は過去に経験した天敵による事件について書こうと思う。

初めて我が家にツバメがやって来てから19年になるが、この間に何度か天敵による事件が発生した。

1.カラス
ツバメの天敵で最も知られているのはカラスであろう。
カラスが現れるとツバメ夫婦は大声を出してカラスに向かって接近戦を挑み、追い払うこともあるが、身体の大きさでかなわない時もある。
平成22年(2010年)、巣をカラスに襲われ、卵を食べられてしまったことがあった。食べられた卵の殻が垣根の上などに落ちていた。



この事件の翌年はツバメは来ることはなかった。

2.ムクドリ
ムクドリの巣造りとツバメの巣造りは同時期である。
2016年は非常にムクドリが多く、向いの家に巣を造っていた。
この年はツバメとヒヨドリが縄張り争いを繰り広げているようにみえた。
下の写真はツバメ夫婦(左)とヒヨドリ夫婦(右)のにらみ合い?
直接は見なかったがヒヨドリによりツバメの巣が破壊されたと考えている。


3.ツバメの長男
ずいぶん前のことだが、生まれたての数羽のヒナが巣の下の地面に落ちているのを見つけた。
そこで落ちたヒナを何とか巣に戻してやると、再び落ちて死んでいた。
そこでネットで調べてみると、落ちたヒナは巣に戻さず、別の入れ物に入れて近くに置くと親はそれにも餌を与えることが書かれていた。
落ちる原因は最初に孵化したヒナがその後に生まれたヒナを頭にのせて巣の外に放り出すためと分かった。自分が親からのエサを独占するためである。
ツバメの雌は5~6個の卵を一日一個づつ産卵するが三個ほどになるまで抱卵しない。ヒナの成長に大きな差が出ないようにするためである。
しかし最初に孵化した長男のヒナは他のヒナより大きく、時にはこのように弟妹を巣の外に放り出すことがある。
昨年も同様な事件が発生した。
以前に経験していたので、昨年は巣に戻さず人工の巣を用意してカーポートの屋根の下につる下げた。
一羽は死亡したが本来の巣の長男と人工巣で育った3羽のヒナは無事巣立ちした。



4.ヘビ
我が家の近くでヘビを見かけることはなかったが、一度だけ屋根の雨水を排水する管を登り巣に近づくヘビを見かけたことがある。
急いで棒で落として難を逃れた。それ以来ヘビが現れたことはない。


「他の命で生きているツバメたち」
「人間の天敵かコロナウイルス」






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R5 ツバメ日記(4) 巣造り

2023-04-24 09:18:51 | ツバメ
夜は何処で過ごしているか分からないが、今朝も5時半過ぎに二羽してやって来た。
相変わらず、巣の補修はしそうもないので、このままの巣を使用しそうである。
そこで、今日は過去の写真で巣造りや補修の様子をまとめてみた。

巣造りの場所は人の出入りが多い所で、雨が当たらない場所を選ぶ。
人の姿が見えない場所には巣を造らない。これらは人が天敵から守ってくれるとの考えからであろう。
ツバメの巣造りの材料は藁と泥と唾液である。

藁は枯れたものを道端や田圃から集める。



泥は近くの田圃に行き咥えてくる。



泥と藁を混ぜ合わせて、唾液で椀型に固める。



完成。


完成までは5~6日間ほどかかるが、補修であれば2日ほどで終える。
その後、乾燥させてから雌は枯れたイネ科植物の茎や葉、羽毛などを内側に敷いて卵を産むための産座を作る。

このようにして造られた巣はよほどのことがなければ10年は補修して使われる。
それにしてもツバメの唾液の何が糊の役目をしているのだろうか。


「ツバメのスイートホーム土壁法」




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