日日是好日

退職後の日々を写真で記録

R5ツバメ日記(11)父ツバメ

2023-05-14 08:46:12 | ツバメ
抱卵が始まって一週間ほどになる。
抱卵は母ツバメが日中も夜中も行っている。
夕方になると父ツバメは何処かのねぐらに帰って行くが、翌朝再び戻って来る。
以前の父ツバメは毎日、日が昇り始めた4時頃にやって来て、頻りに鳴いていた。その鳴き声で目を覚ましたものである。


ところが、今年の父ツバメは明るくなっても、なかなかやって来ない。
今朝も見かけたのは6時半ころである。しかも鳴き声を上げることはない。



日中も声を上げることも少なく、これも今までの父ツバメとは大きく違っている点である。しかも日中も姿を消して何処かへいってしまう。
父ツバメは母ツバメが抱卵している時は、巣が見える所に居て、天敵を監視しなければならない。
今ほども、巣に近い電柱に二羽のカラスがやって来たが、父ツバメはいない。
仕方がない。私が手を叩いて音を立て追い払った。カラスは巣の存在には気がついていないであろう。
まだ父ツバメの姿はない。いったい何処へ行っているのだい。


「我に似て子育て任す父ツバメ」


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R5ツバメ日記(10) 抱卵

2023-05-08 09:05:19 | ツバメ
昨日から梅雨のような雨がしとしとと音もなく降り続いている。
気温も上がらず今日の最高気温は12℃の予報で少し寒い。
その様な雨の中、雄ツバメは電線に止まり敵が来ないか見張りをしている。
昨日もほぼ一日、このような状態で雨の中にいた。


雌ツバメは計算では、今日は4個目の卵を産んだと思われる。
今朝はツバメを刺激しないように、二階の窓のカーテンの間からカメラのレンズだけを出して巣の状態を撮ってみた。
頭が少し見えるだけであるが、ほとんど動かないことから抱卵が始まったように見える。


時折、位置を変えている様子も見られる。


抱卵が始まって15~16日で孵化が始まるので今月の23日か24日にヒナが誕生することになる。
今年も元気なヒナが誕生することを願っている。


「妻を守って夫ツバメ雨の中」


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R5 ツバメ日記(9) 産卵

2023-05-05 09:13:20 | ツバメ
今朝ツバメの様子を見ようとカーテンをそっと開けると、雄ツバメだけが電線に止まっていて、雌の姿は見えない。
しかし、今日の雄ツバメは凛々しく見えるのは気のせいだろうか。



巣の状態を見ると、何と雌ツバメは巣の中ではないか。


どうやら産卵が始まったようである。今日は「こどもの日」である。
昨日は午後から客が来たのでツバメの観察ができなかったが、この間に産座を作り産卵の準備をしたのだろう。
今朝、気がついたが巣の下には産座を作るのに運んだと思われる藁が落ちていた。


ツバメたちは産卵の前に、巣に乾燥した藁や羽毛を敷いて産座を作る。
その後、一日一個の卵を朝に産む。
雌ツバメは最初の卵を産んでも温めない。これから産む卵と誕生に差ができ、巣立ちにも差がつくためである。4個目あたりから温めるようである。
最初の卵を産んだ雌と雄ツバメは何処かへ行ってしまった。

今朝の雄ツバメが凛々しく見えたのは父親になったためだろうか。
今年のツバメは今までのツバメと少々違っていたが、やっと産卵までこぎつけた。今後を楽しみにしている。



昨日の客
昨日の午後から妻の亡くなった弟の長女は千葉県から二人の子供をつれて、新潟市に住む長男とやって来た。


「知ってたかこどもの日ツバメ産卵」


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R5ツバメ日記(8) 交尾する

2023-05-03 08:23:31 | ツバメ
今朝も二羽のツバメは5時過ぎにやって来た。
今日は二階の窓の手摺に並んで止っている。


そこへ、カップルになれなかった別の雄のツバメが襲いかかって来た。
(突然だったので写真は撮ることができなかった)
二羽のツバメは、その侵入者を追い払いうため、直ぐに飛び立って視界から消えてしまった。
まもなくして戻った二羽のツバメは交尾を始めた。


敵はカラスだけではない、同じツバメの雄同士も雌をめぐって争いをする。
先ほど襲ってきた雄のツバメは再びやって来るかもしれない。
動物はいかに自分の遺伝子を多く残すかである。そこで交尾に至ったのだろう。
この後、この雄は他の雄がやって来ないように見張りをしなけてばならない。
それは雌が卵を産み終えるまで続く。



(おまけ)


昨日の夕方の月。


「この月の何処に住むっていうのかい」


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R5ツバメ日記(7)

2023-05-02 09:12:03 | ツバメ
今年、二羽のツバメがやって来て半月ほどになる。
例年であれば卵を産み抱卵が始まている頃である。
しかし今年の二羽はまだ産卵していないどころか、新居の修理さえしていない。
相性が合わなく何れ婚約解消かと思われるほどである。

8年ほど前に我が家に来たツバメのカップルの雄が後からきた別の雄ツバメとの戦いに敗れ、雌を連れ去られたことがあった。連れ去られたというより雌が後から来た雄を選んだということだろう。
ツバメの世界も、もてる男ともてない男がいるらしい。尾の長い雄が強く健康で、もてると言われている。
その時、残された雄は2、3日一人ぼっちでいたが、その後別の雌を連れて帰ってきた。

今年の二羽にそのような事件が起きないことを願う。
今朝の二羽のツバメである。


並んで電線に止り、決して仲が悪いようではない。
しかし、よく見ると雄はまだ若く昨年誕生したツバメのようであり、尾もそれほど長くはない。
雌も同様なのかもしれない。
交尾もまだのようである。気長に待つことにしよう。


「ツバメらも失恋を経て成長す」


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