バブル崩壊の前後の頃だったでしょうか。
フリーターと言う言葉が流行りました。
日本経済が、最盛期の頃で、日本全体の経済の安定を頼りに、組織にとらわれず、自分の
好きな様な生き方をして、今しかない人生を大事にして生きなさいと、いう様な意味だったで
しょうか。
こんな宣伝文句に踊らされて、転職したり、脱サラしたりして、社会の落ちこぼれとなり、
今では、世の中の厄介者になって生きている人(フリーター)が多数います。
さて、タイトルを読んで、すぐに意味がお分かりの方は、相当、ハングルにお詳しい方です。
これは、韓国英語をカタカナで発音したものです。
ジャパニーズイングリッシュでの発音をカタカナで書くと、フリーランサー。
キングズイングリッシュでは、Free lancer です。
Freelance:動詞では、何処にも属さないで働く、形容詞では、無所属の、自由契約の。
森進一などは、歌手としてのフリーランサーと言う事になります。
プリレンソは、本来の意味からいえば、フリーライターの様な物書き、有名人を追いかけて
秘密の特ダネ写真を撮り、写真週刊誌に売り込むパパラッチなどを指すのですが、
時代とともに、プリレンソの解釈も変わってきています。
韓国社会では、知名度の高い会社や、名刺の肩書は、社会から認知される、重要な要素な
のですが、これらの、既成の価値観にとらわれず、組織に所属せず、束縛されず、自分だけ
の専門性を信じて生きていこうとする、新しいプリレンソ達の考え方は、韓国社会の中に、
少しづつ受け入れられはじめました。
それでは、プリデンソはどんな意味でしょうか。
ジャパニーズイングリッシュで発音すると、フリーダンサー。
キングズイングリッシュでは、こんな単語が有るかどうかはしりませんが、Freedancer.
リストラや肩たたきの心配は無用で、上司のご機嫌をうかがう必要もなく、それでいて、高収
入を得ているプリレンソにたいして、口先だけの甘い言葉に振り回されたり、自分の能力を
勘違いして、勝手に踊りまくっている愚かな人種を、プリデンソと言うのだそうです。
プリレンソにはなっても、プリデンソにはなりたくないものです。
↓関連記事
http://mcnj.blog.ocn.ne.jp/blogmcnj/2005/03/post_1.html#comments
釜山太宗台。
まだ、夏前と言うのに、蒸し暑い毎日ですね。
食欲も細るばかりですが、素麺ばかりでは、本格的な夏が来る前に、バテてしまいそうです。
たまには、うな丼でも食べて、暑い夏に備えたいものです。
こんな時、韓国人達が食べるものは、もちろん、あれですね。
サムゲタン。
ところで、タイトルをご覧ください。
ヤグル モグダ。(薬を食べる。)
そうです。韓国では、薬を飲むではなく、薬を食べると言うのです。
体質の弱い所を補い、健康を保つ食べ物を、補薬(ポヤク)と言います。
韓国人は、病気でなくても、良く、韓薬局へ行って、補薬を処方して貰って食べています。
代表的な補薬「サムゲタン」は、ケーソン(開城)が都のころ、王様が、補薬としてたべていた
料理に始まると言われます。
サムゲタンは、代表的な夏バテ防止の補薬であり、強壮薬でもありました。
サムゲタンは、本来、料理では無く、薬であったわけですね。
夏バテ防止の滋養強壮薬には、サムゲタンの他に、補身湯(ポシンタン)、チュオッタン
(ドジョウのすり身スープ)、ユッケジャン(辛い牛肉、野菜のスープ)などもあります。
また、黒ヤギ(フギョムソ)の肉を、甘く煮詰めて固めた飴が、虚弱体質の人に効果があると
言われて、女性を中心に、良く用いられております。
これらの補薬は、どれも、熱いものばかりですね。
暑いときに、熱いものを沢山食べて大汗をかく、サウナの様に、新陳代謝をよくして、健康を
保つ、イヨルチヨル(以熱治熱)、これが、韓国流の夏の乗り切り方です。
さあ、皆さん、今年は、補薬を沢山食べて、暑い夏を乗り切りましょう。
ブログのお友達のAkiさんから嬉しい贈り物です。
伏見の銘酒、蔵纏の大吟醸です。
mcnjの大好物を贈っていただきました。
Akiさん、どうも有難うございました。
さて、贈り物と言えば、韓国人は、贈り物(ソンムル)の好きな国民です。
日本の様に、歳暮、中元と言った、年中行事の様なものではなく、日頃世話になっている人と
か、親しい友人、家族などには、何かの機会が有れば、簡単なもので、感謝の気持ちを伝え
ます。
子供の誕生日や、入学、結婚、入隊など、大事な節目には、ちょっとはりこんで、金の指輪、
金の鍵などを贈ります。
人生の財産を持たせると言う意味です。
スンホン、ジュンギ、チフンなどは、きっと大きな金の指輪をして、活躍していることでしょう。
15年ほど前の経済危機、(IMF)時に、国民が、競って金製品を政府に渡して国を救った話
は有名ですね。
金ほどの金目のものでなくても、感謝の気持ちを伝えることもよくあります。
身の回り品が喜ばれるので、ネクタイ、指輪、ネックレス、下着などが良く贈り物にされます。
これらは、必ずしも、恋人から贈られるとはかぎりません。
新しいネクタイをしているから、恋人か、奥さんからの贈り物と考えるのは、早とちりです。
誰からでも、貰うチャンスはあります。
息子が就職して、初めての給料で両親の為に買うのは、下着です。
買いに行く前に、母親のサイズを調べるのは大変です。
下着の贈り物は、親子関係だけでなく、普通の付き合いでも、よく行われます。
御世話になった先生に下着を贈る時は、ご主人だけではなく、奥さんにもそろえて贈ります。
日本人は、贈り物の中身よりも、デパートの包装紙を選ぶといいますね。
韓国でも、ロッテとかシンセゲで買う人もいますが、日本程、包装紙にはこだわりません。
下着は、ソコッ(中に着る衣類)と言います。
ソコッの専門店は、あちこちにあり、安く、品揃えも豊富なので、人気があります。
食事に招待されたときには、手ぶら(ピンソン)で行くのはちょっと気が引けて居心地が悪い
ので、簡単な物をぶら下げて行き、大いに飲み食いして帰ります。
煙草1カートンとか、ジュース1箱などです。
今日は、韓国のプレゼント文化について書いて見ました。