韓国の散歩道 母の日のプレゼント

韓国人の花好きは有名です。恐らく日本人以上に花が好きだと思われます。街中いたるところに花屋が見られます。薬屋、カラオケ、喫茶店(茶房：タバン）も多い方ですが、花屋もこれらに負けず劣らず多いようです。韓国人達は、友人、知人、取引先等の、開店、開業、新築、新車購入などの祝い事の際には、よく花を贈る習慣があります。
母の日の一番の贈り物も花です。母の日が近づくと花屋の店先には沢山の花が並べられます。一番の売れ筋は、５００円の花束です。今年も５月７日の夜遅くまで、最後の追い込みを掛ける花屋さん達の呼び声が響き渡りました。

韓国の散歩道 明洞（ミョンドン）

ソウルの地下鉄４号線の明洞駅を降りて地上に出ると、そこは、明洞の入り口です。明洞はソウルで一番の繁華街。東京で言えば、銀座か六本木と言うところでしょう。一流ブランドの品物を並べる店や、若い女性のファッションに敏感な店が軒を並べて客の入りを待っています。南大門、東大門市場と違って、ここではほとんどが本物です。地下鉄の電車が停まるたびに、大勢の人たちが流れ込み、楽しい一時を過ごしてまた去っていきます。

韓国の散歩道 乱打（ナンタ）

ソウルの中心部、市庁舎の前、徳寿宮を回って静かな小径をたどって行ったところに、ナンタの常設劇場がある。
文字通り、包丁でまな板を乱打しながら野菜を切るナンタの舞台は、世界中で人気を博す。台詞も無く、たわいも無いストーリーが続くだけであるが、軽妙なリズムと激しい踊りが時間の経つのを忘れさせてくれる。スペシャル席に座るとキャベツの微塵切りのシャワーを浴びること必至である。

韓国の散歩道 慶福宮

韓国の最も代表的な歴史建造物はソウルにある韓国慶福宮（キョンボッグン）である。韓国を訪れた観光客で慶福宮を見ずに帰る人はまず居ない筈である。
慶福宮は李朝歴代の王の宮殿であった。１３９５年李成桂により創建された。建物はたびたび火災により消失したが、その都度再建され今日に至っている。
光化門、勤政殿、慶会楼など代表的建造物は国宝に指定され、大切に保存されている。

韓国の散歩道 １

韓国の路地を歩いていて振り返ると、そこでは必ずと言っていい程教会の尖塔が目に入る。韓国は３０％がクリスチャンの国である。日曜日の朝、多くの善男善女がミサに訪れ、祈りをささげた後帰りを急ぐ。それぞれの顔を見ると皆すがすがしさに溢れている。
韓国は本来仏教の国で、仏教徒が大半である。盆(旧盆）、正月(旧正月）には、先祖の霊を弔う儀式の為に、親族一同が寄り集まり祭祀を執り行うのが恒例である。勿論クリスチャンであろうとこの儀式には参加しなければならない。男性のクリスチャンの場合は、１００％と言っていい程、墓前にひざまずく拝礼をするが、女性の場合はそうでもないらしい。百人に数人は、拝礼を拒否することもあると言う。だが圧倒的多数の女性クリスチャンは、夫の作法に従う様である。愛は信仰に勝ると言うべきであろうか。